子どもは、褒めて欲しいんです。
「子どもが、スマフォやゲームばかりして困っています。」
保護者から聞く悩み事の一つですね。
それでは、果たして子どもってゲームが好きで好きでたまらないのでしょうか??
ボクはそうは思いません。
なぜなら、
「あれ?そう言えば、今日一日一度もスマフォ見てなかった!」
コレ、いなか塾期間中に子供からよく聞くセリフなんです。
薪割り、雪かき、鶏の世話、食事の準備、ドラム缶風呂炊き、、、
生きるために必要不可欠ないなか仕事って子供にすれば重労働なんですが、文句を言うどころかみんな楽しそうに熱中してやるんですよ。
そうなんです!
普段の生活の中でスマフォやゲーム以上に、ワクワクドキドキするコトが無い。
それって、子どもに責任はないですよね?
あるお母さんがこんな悩みを話してくれたことがあります。
「私、いつも子どもたちを叱ってばかりいるんです。昨日も勤めから帰って来たら、いつもの様に後片付けもせず散らかった部屋でソファーに寝転んだまんまスマフォでゲームをやっている姿を見るなりカッ!となって、これから夕食の準備で忙しいからあなた達は邪魔だからさっさと部屋に戻って!と怒鳴ってしまったんです。」
ボクはこんな風にアドバイスをしました。
子どもって本当は頼って欲しいんですよ〜。
頼られて、その期待に応えて、そして褒めて欲しいんですよ。
大好きなお母さんから褒めてもらえることで安心するんですよ。
「ここにいて良いんだ!」って。
だから、少しづつゆっくりで構わないので、頼ってみてはどうですか?
「お母さん今日とっても忙しくて疲れてるの〜〜、食事の準備手伝ってくれないかな??」
わかりますよ、子どもに手伝わせるより一人でやった方が段取りがいいってことは。
それなら、おかずを一品減らしてもいいじゃないですか?
大好きなお母さんと一緒に準備をする時間が、心を満たしてくれるでしょうから。
昔、通信制高校の生徒たちがいなか塾にやって来た時。
その中にある女子生徒がいましてね。
こちらから声をかけても頷くか首を横に振るかだけで、自分から言葉を発することが非常に苦手な子だったので、
ボクの方から事あるごとに彼女に声をかけるように心がけたんです。
「ありがとう、うまくなったね、助かったよ」
お茶碗一つ洗えただけでも、お皿を元の位置に片付けられただけでも、
「ありがとう、うまくなったね、助かったよ」って。
するとね、いなか塾3日目のお昼ご飯の支度をしている時に、
「おくでさん!私手が空きましたけど次何をすればいいですか?」って彼女の方から尋ねて来てくれたんです!
彼女が心を開いてくれた瞬間だったんです。
もしよかったら、こんな風に一日を振り返ってみてはどうですか?
今日、何度叱ったかな?
今日、何度頼れたかな?
今日、何度褒めれたかな?
叱った回数より頼って褒めた回数が上回れば、自然と子どもは伸びてゆくと思いますよ。
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