まだ終わっていない親の呪縛
なんらかの形で精神的な不調に悩み、社会生活や家族生活がかなり切羽詰まってきている人の話を聞く機会がしばしばある。
例えば”抑うつ”で休業中であったり、すでに結構な年月精神科や心療内科に通いながら現在は特に社会的な活動はしていないというケースもある。
そして本人もすでに自分の精神的不調を認めている段階まで行っているが、あまり状況が改善せず薬を処方されながら苦しんでいる、というパターンが多い。
このような人たちの話を聞いているとかなりの割合で兄弟姉妹もまた同じように精神的不調を訴えていたりするケースに出会う。