あなたを否定した人

最近個人的に精神的な不調あるいは精神的なものが原因と考えられる体調不良を訴える働き盛りと言っていい30歳代から50歳代くらいの人たちと話す機会が増えている。

近年はメディアなどでもメンタルの不調に関して盛んに取り上げられていることもありそのような人たちも自分で自覚していることも多く、カウンセリングや心療内科を受診したりしているケースもよく見るようになったように思う。

そのような流れからマスコミなどでも”好きなことをして生きていこう”とか”やりたい仕事をやって生きよう”というテーマを数多く見るようになった。実際そのようにして生き生きとした感じの人々が度々紹介され経験談などを読めることも多い。

もし自分でもそのようにできればもちろん今よりも幸せであろう。しかし実際にはそのためには現状を大きく変えなければならないことが理解できても実際にどうしたらいいのか、どれくらいの苦労をする必要があるのか、などを考えて二の足をふむという状態が続き、結局自分にはできないなという場合が多いのではないだろうか。

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