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オフコースのオリジナルアルバムを勝手にレビューするシリーズVolume14:「オフコース・シングルス」

ここまで2人期から5人期までを振り返ってきたが、今回は4人期の4枚のアルバムに行く前に、5人期までのシングル集を紹介しておく。

3枚組のアルバムだ。ちなみにオフコースは非監修なのだが、三種類ある公式ベスト盤の「SELECTION」の選曲がどうも気に入らないので、こっちを選んだ次第。

序説

オフコースの、少なくとも1973年から1982年までのシングルが全て網羅されている。
従って、以下の1972年以前のシングルは収録されていない。

「群衆の中で/陽はまた昇る」
「夜明けを告げに/美しい世界」
「おさらば/悲しきあこがれ」

これらは「オフコース・レア・トラックス」に収録されている。

よほどのファンなら購入しても良いかもしれない。また、小田の極初期のオリジナル作品が聴けたりする。

では、全曲紹介していこう。なお、三枚組なので。

ディスク1

1:僕の贈りもの

小田和正と鈴木康博のコンビとして、杉田二郎の事務所(サブ・ミュージック)に所属しつつ再出発したオフコースの最初のシングル曲。
冒頭部分に出てくるコーラスは当時彼らがコマーシャルに曲を提供していた某食品メーカーの意向によるもので、彼らの意図したものではない。このため、ライヴではそのコーラスを含まないアレンジで演奏する。
アルバム版に比べて少し尺が短い上にミックスも多少異なっている。それ以外は変化はない感じ。
レコードジャケットは、グループとは無縁の女性が野菜の入った籠を持っている写真が使われている。ただ、このデザインのジャケットは初版のみで、価格改定による再発以降は、グループショットに改められた。
(作詞・作曲:小田和正)

2:めぐり逢う今

1のカップリング曲。これも1と同じ趣向のコーラスが冒頭に挿入されているが、幾分ピッチが高めになっている。
この曲は扱いがよくわからないのだが、基本的には共作と見て良いだろう。作詞は詩人の松山猛が行っている。
ライヴで演奏されたかどうかは不明。
(作詞:松山猛、作曲:オフコース)

3:もう歌は作れない

セカンドシングル。リリース時は「別れの情景・Ⅱ」が頭についていなかった。付加された理由は知る由もない。
価格改定で再発されなかった二枚のシングルのうちの一つ。1974年という年はあまりいい年ではなかったのかもしれない。
(作詞・作曲:小田和正)

4:はたちの頃

3のカップリング曲。アルバムに収録されたものと同じ。
(作詞:鈴木康博、作曲:鈴木康博・重実博)

5:忘れ雪

例の「忘れ雪」事件で大変有名になった曲。当時のディレクター・橋場正敏が、レコード会社の要請を受け、売らんがために用意した、とされている。橋場もレコード会社の社員である以上、仕方のない選択だった。
オフコースの連中は、これに対して、小田が「キリストは来ないだろう」、鈴木が「白い帽子」という作品を用意してきたが採用されなかった。
これらの曲は「秋ゆく街で」のコンサートにて演奏され、同名アルバムに収録された。歌っているのは小田。
演奏やアレンジに参加させてもらえなかったこともあり、ライヴでは一度も演奏されていない。
但し、このセッションで仕事をしたうち、村上秀一・川原直美は、後に「秋ゆく街で」のコンサートに参加している。
(作詞:松本隆、作曲:筒美京平)

6:水いらずの午後

5のカップリング曲。これもまた、オフコースは演奏やアレンジに参加させてもらえないという不遇を味わうこととなった。こちらのリードヴォーカルは鈴木。
エレキギターのソロを弾いているのは高中正義。また、ベースを後藤次利が弾いているという、なかなかファンキーなメンバーが演奏に参加している。
(作詞:松本隆、作曲:筒美京平)

7:眠れぬ夜

「忘れ雪」事件で橋場と喧嘩別れのような形になったが、次に組んだ若手のプロデューサー・武藤敏史とは馬が合った。
本作も、当初はもう少しスローな作風だったものを、武藤に押し切られてテンポアップした、という経緯がある。
しかし、それが功を奏してグループの代表曲にもなり、初期のスマッシュヒット作にもなった。
(作詞・作曲:小田和正)

8:昨日への手紙

7のカップリング曲。アルバム「ワインの匂い」に収録されたものと同一である。
曲は比較的あっさりできたらしい。これに対して作詞で難産し、最初は作詞家の山上路夫に依頼したが、あまりにも惨めな内容だったらしいので、鈴木が一念発起して書き上げている。
(作詞・作曲:鈴木康博)

9:ひとりで生きてゆければ

大間ジローが初めてオフコースのセッションに参加したうちの一つ。仕掛け人は武藤であり、武藤の口利きで実現している。
大間は「俺はロックンロール以外叩けない」と渋ったが、ザ・ジャネット時代からつきあいのあった武藤に押し切られ、参加することになった。
シングルのジャケットでは、当時喫煙をしていた小田がタバコをくゆらせる写真が掲載されている。
(作詞・作曲:小田和正)

10:あいつの残したものは

鈴木によって作られ、「ワインの匂い」に収録された「あれから君は」の後日談のようなイメージのある作品。
大間がオフコースと取り組んだ最初の作品でもある。良い作品ではあるがアルバムには未収録。
(作詞・作曲:鈴木康博)

11:めぐる季節

今度は松尾一彦が初めてオフコースのセッションに登場した作品。ただ、得意のギターではなく、ここではハーモニカを吹いている。一方、小田はフルートを吹いている。
またシングルのジャケットは、横浜のさるホテルのレストランにて撮影されたそうだが、その店は今日でも変わらぬ外観で営業しているのだという。
(作詞・作曲:小田和正)

12:ランナウェイ

鈴木の曲で、後年のライヴ盤では、もっとロック色の強いアレンジで収録された。
(作詞・作曲:鈴木康博)

13:こころは気紛れ

アルバム「SONG IS LOVE」に収録されたものではなく、武藤曰く「レコード会社的要求」の末にこのアレンジでの再録音を依頼したのだという。このため、シングルジャケットにも「新録音」の文字がある。
小田や鈴木がこの再録音を承諾したのは、徐々に増えていったメンバーを抱えつつ5人組としてやりたいとする決意があったため。
(作詞・作曲:小田和正)

14:あなたがいれば

一方こちらは後に「JUNKTION」に収録されるが、それに比べるとエレクトリックピアノのフレーズが異なり、中間部のギターソロがない。
鈴木のヴォーカルも後のものに比較して幾分ラフで、「JUNKTION」収録に際して再録音されたことが窺える。
(作詞・作曲:鈴木康博)

ディスク2

1:秋の気配

グループ名表記から中黒が取れた最初のシングル。
小田によると「女に振られた経験がない」故に書けたと言い、そんな経験があったらば、「あんな傲慢になるはずがない」らしい。
「SELECTION1973-78」には別ミックスが収録されている。
(作詞・作曲:小田和正)

2:恋人よそのままで

1のカップリング曲。この時代は小田のフルートが大活躍していて、この作品でも聴かれる。
(作詞・作曲:鈴木康博)

3:ロンド

鈴木の作品として恐らく唯一のオフコースに於けるシングルA面曲。日本テレビ系で放映されたドラマ「ひまわりの家」の主題歌。アルバムには収録されていない。
鈴木は元々「母のことを書くにはもっと年齢が増してから、と思っていたところに依頼が来たので、半ば仕方なしに書いた」ものだという。
また、本曲についても「これからオフコースには合わないから」と置いてけぼりにされた曲だったが、自分は好きだったと述べている。
(作詞・作曲:鈴木康博)

4:思い出を盗んで

小田の作品で「JUNKTION」収録。大間が相当にドラムスで頑張った曲であり、彼自身も思い出の曲に挙げている。
(作詞・作曲:小田和正)

5:やさしさにさようなら

小田の作品。時折「やさしさにさよなら」と誤記されるケースがあるが、正しくは「やさしさにさようなら」である。オリジナルアルバムには未収録ながら、シングルカットもされたため、ベスト盤などには収録される。
冒頭のコーラスから意表を突いた転調で本編に突入する。
(作詞・作曲:小田和正)

6:通り過ぎた夜

鈴木の作品で5のカップリング曲。「JUNKTION」収録の「INVITATION」に世界観が近い作品と言える。これもオリジナルアルバムには未収録。
(作詞・作曲:鈴木康博)

7:あなたのすべて

小田の作品で「FAIRWAY」収録。シングルのジャケットに、初めて5人全員の写真が小さいながらも写っている。
曲は大人しめながら、クラヴィネットが大活躍している。
(作詞・作曲:小田和正)

8:海を見つめて

鈴木の作品でアルバム未収録。少し前に発表された「潮の香り」や、この後に発表されていく「汐風のなかで」などに通じる作品と言える。
(作詞・作曲:鈴木康博)

9:愛を止めないで

1979年初頭にリリースされた曲で小田の作品。冒頭にシンセの長音部分がつくシングルヴァージョン。この部分がないのはビル・シュネーがリミックスしたヴァージョン。
ボストンの「The man I'll never be」を想起させる雰囲気はあるが、雰囲気が似ているだけでその他が似ているとは思わない。
後年になってもテレビドラマの主題歌になったり、コマーシャルに起用されたりと、人気は止まることを知らない。
また、後に「Three and Two」にも収録された。
(作詞・作曲:小田和正)

10:美しい思い出に

鈴木の作品で「FAIRWAY」に収録。彼自身によればトム・スコット的な路線を狙ったという。しかし、本人曰っく「精一杯背伸びをして作ったような感じ」なのだともいう。
(作詞・作曲:鈴木康博)

11:風に吹かれて

小田の作品。このシングル以降、5人のメンバーがジャケットに大きく写るようになった。この曲はオリジナルアルバム未収録だが「LIVE」でライヴ版が収録された。
また、シングルヴァージョンは、「SELECTION1978-81」収録のものとはミックス及びピッチが異なり、後者のヴァージョンが少しピッチが高い。
シングルヴァージョンは少々もっさりしたイメージがある。
(作詞・作曲:小田和正)

12:恋を抱きしめよう

鈴木の作品で「Three and Two」に収録。随分と目まぐるしく転調をする作品でもある。
(作詞・作曲:鈴木康博)

13:さよなら

1979年12月にリリースされた大ヒット曲。小田曰く「これまで以上に売れることを強く意識して書いた曲」だという。オリジナルアルバムには未収録。
一部の歌詞を間違えて録音したことを悔やんではいて、一時は別の解釈でセルカヴァーまでしたが、今は結局この歌詞でライヴにかけている。
(作詞・作曲:小田和正)

14:汐風のなかで

鈴木の作品で「Three and Two」に収録。小田も「LIVE」に於けるこの曲のMCで「大好きな一曲」と紹介しているほど。
(作詞・作曲:鈴木康博)

ディスク3

1:生まれ来る子供たちのために

1980年に出たシングル。「Three and Two」に収録。グループが盛り上がった時だからこそ出したかったらしい。
静かでヘヴィローテーションは期待できるわけでもないとしつつ、盛り上がった時期だからこそ、こういう日本について考えてみる機会を生み出したかったのかもしれない。
ジャケットはアルバムのようなハードケース仕様であり、この曲の歌詞は掲載された。
また、下半分にグループショットが掲載された。
(作詞・作曲:小田和正)

2:この海に誓って

1のカップリング曲だが、アルバムには未収録。1978年夏に録音されているという。時期としては「FAIRWAY」の制作時期だろう。
松尾の曲がオフコースの作品として世に出た最初期の例の一つ。但し、録音順で言えば「LIVE」に収録の「Chili's Song」の方が早い。
歌詞はレコードジャケットに未掲載なので、明らかになっていない。
(作詞:小田和正、作曲:松尾一彦)

3:Yes-No

1から約3ヶ月後に出たシングルであり、「さよなら」に比肩し得る大ヒットとなった。
シングルヴァージョンは5分20秒と最も長い。これはイントロに富樫要が演奏するフリューゲルホルンのフレーズが加わり、フェイドアウト部分も繰り返しが多いため。
アルバム「We are」に収録されたビル・シュネーによる編集を施したヴァージョンは、フリューゲルホルンがバッサリとカットされ、フェイドアウト部分も短めに編集されている関係で4分32秒にまで詰められた。
アルバムヴァージョンでは、この他の大きな違いとして、後半部に大間ジローのカウベルが聴かれる。
一方で、ベスト盤「SELECTION1978-81」で聴かれるのは、アルバムヴァージョンに、一旦は切ったフリューゲルホルンを再度つなげているだけ。そのおかげで長さは5分1秒となっている。
週刊新潮のコラムで批判的に書かれたこともある。また中間部でリズムを取るような行動も、かなり初期から見られたようだ。
(作詞・作曲:小田和正)

4:愛の終る時

鈴木の作品だが、オリジナルアルバムには未収録であり、スケールは5分22秒。
また、どういうわけかベスト盤「SELECTION1978-81」には収録されたが、この際に、ビル・シュネーがリミックスと編集を施し、結果的に11秒短くなった。
(作詞・作曲:鈴木康博)

5:時に愛は

アルバム「We are」収録曲。小田の作品。松尾と鈴木の両方のギターソロが聴けるという、ある意味お得な作品。
後に松本伊代が同名の曲を出しているが、全く関係がない。
(作詞・作曲:小田和正)

6:僕等の時代

こちらも小田の作品で、同じく「We are」に収録された。本来はこのようにジェイク・H・コンセプションによるサキソフォンの演奏が加わったアレンジである。
その一方、ライヴでは松尾のハーモニカで賄い、基本的にアコースティックセットだった。またヴォーカルも小田と鈴木と清水で分け合っている。
このようにこの時期は清水がヴォーカルを取るというのは珍しい事例あったこともあり、ウケていたようだ。
(作詞・作曲:小田和正)

7:I LOVE YOU

後に同名のアルバムにも収録されるが、それは元々「SELECTION 1978-81」のために再録音されたものらしい。但し、同作には結局シングルヴァージョンが収録されている。
レコーディング中に加藤和彦がスタジオを訪問してきた際に、何をしているのか訊かれて、シングルをレコーディングしていると答えたところ「売れてる時は何でもできて良いね」と言われたらしい。
間奏のダイアローグはFENの音声をつなぎ合わせたもので、特別に意味はない。
シングルの駅売りのポスターでは国会に於ける強行採決の写真が使用されたそうだが、「国会議員の顔が明確でなければ」という条件付きでOKが出たのだという。
(作詞・作曲:小田和正)

8:夜はふたりで

鈴木の作品。但し、歌詞を安部光俊が手伝っている。アルバムには未収録である。
ただ、鈴木は歌い出しの部分の歌詞が大嫌いだったらしい。メンバーに「良いと言われた」ことからリリースを了承したという。この部分を書いたのが鈴木なのか安部なのかは不明。
(作詞:安部光俊・鈴木康博、作曲:鈴木康博)

9:愛の中へ

アルバム「Over」の作品。小田の作曲。以前の「Yes-No」に近い雰囲気がある。
後に渡辺徹が同名の曲を出してヒットさせたが、もちろん全く関係がない。
(作詞・作曲:小田和正)

10:Christmas Day

元々これは1978年12月24日にFM東京で放送された番組「パイオニア・サウンド・アプローチ」で演奏されたものである。
それがこの期に及んで復活してきたのは、シングルのリリース時期のミーティングをした時に発案されたためのようだ。
結果、その際の録音をそのまま使うことになった。また、そうした経緯により、ビル・シュネーはエンジニアリングに参加していないと思われる。
小田と鈴木の共作。
(作詞・作曲:小田和正・鈴木康博)

11:言葉にできない

1982年2月にリリースされた。「Over」の収録曲。小田の作品。オフコースのシングル作品の中では最も尺が長い部類に入る曲。
この際の「Over」ツアーでは、この曲にかかる演出として、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンで知られる映画「ひまわり」のシーンを用いた演出がされた。そのためにわざわざ版権を一部だけ買ったという。
フェイドアウト寸前に「We are over thank you」とメッセージが流れることでも有名だ。
小田が後にセルフカヴァーしたものが、CMソングにも起用されている。
(作詞・作曲:小田和正)

12:君におくる歌

鈴木作で「Over」収録曲。歌詞は大間も手伝った。これも鈴木によるセルフカヴァーが存在する。
(作詞:鈴木康博・大間仁世、作曲:鈴木康博)

13:YES-YES-YES

1982年6月10日に緊急的にリリースされた小田の作品。しかし、この「シングルス」に収録されているものは、残念ながら厳密にはシングルヴァージョンではない。
本来、オリジナルシングルヴァージョンは4分2秒であり、このヴァージョンが収録されているアルバムは、現時点ではほぼ無い。
ビル・シュネーによる編集とリミックスが施されたヴァージョンが、アルバム「I LOVE YOU」に収録され、それはフェイドアウト部分が短縮されて、3分51秒程度になっている。
また、このヴァージョンの2番サビ以降で、武道館10日間公演最終日の客出し音楽に合わせた観客の大合唱がミックスされた別ヴァージョンも存在しており、そちらは「NEXT SOUND TRACK」に収録された。
録音からミックスまでリリースを緊急的にした関係で、非常に急ピッチで行われた。ミックスはメンバーで行っている。
途中に被さる女性の声は、たまたまスタジオに居合わせた女性ミュージシャンらしい。
(作詞・作曲:小田和正)

14:メインストリートをつっ走れ

鈴木作で「Over」収録曲。鈴木の他に大間と安部も作詞を手伝っている。そのせいでもないだろうが、歌詞の中に「俺」という一人称が登場する珍しい作品でもある。
なお、レコーディングは渡米直前まで行われたという。
(作詞:鈴木康博・大間仁世・安部光俊、作曲:鈴木康博)

アルバム全体の短評

まあ、短評もクソもない。元々グループ非監修のアルバムだし、それを考えると、どうこう言えるものでもない。
まあ、とは言え、少なくとも1973年以降のシングル曲が全てほぼ完全な形で再リリースされたのはすばらしい。
本来はそれ以前の3枚であるとか、ファンハウス時代のものも含めるべきなのだが、それは言っても詮ないこと。
とりあえず、およそ10年間の間に出されたシングルが総結集した、というだけでも涙ものだ。

さて、ここまでで鈴木康博を含んだオフコースの紹介は終える。この後は鈴木を欠くことになった4人期のオフコースの紹介となる。
但し、あくまでも主観的な見方に過ぎないが、オフコースは鈴木康博という人物を欠いたことが結果として負の方向に働いてしまったのではないか、とは思う。
もちろん、小田も鈴木も悪くない。清水や松尾や大間も悪くない。ただ、そうならざるを得なかったのかもしれない。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。