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脳から考える子育てその21 現代の子供の課題?周辺視野が狭い?周辺視野とは

皆さんこんにちは。

そして、お疲れ様です。

脳とカラダの整体院の堤です。


さて、今日のテーマは周辺視野について考えてみます。

先日、少年サッカーコーチと話ししていた時のこと、
「今の子とかって真横をすれ違っても全く気付かないんですよね。」
という話をしていた。


これには、周辺視野の機能が低下していることと、そもそも周りに意識を向けないという事が関係しているように思える。

現代の子供は、スマートフォンやテレビなどの電子機器に常に囲まれている影響で、周囲の状況や人々に対する注意力が低下していると言われています。

特に、非対面のコミュニケーションが増えていることから、周辺の視野が狭くなっているという指摘もあります。

この記事では、現代の子供の周辺視野の問題に焦点を当て、その背景や影響について考えてみます。

さらに、周辺視野を広げるための対策やエクササイズ、親ができることについても紹介します。

子供の健全な成長にとって重要な視点である周辺視野の問題について考えていきましょう!



周辺視野が低下する現代の環境要因?
周辺視野とは?
周辺視野のエクササイズ

の3つを書いていきます。

①周辺視野が低下する現代の環境要因


まず周辺視野を簡単に説明すると、

周辺視野とは、目の真ん中でしっかり見ている部分(中心視野)の外側に広がっている視界のことです。

例えば、皆さんがこの文章を読んでいるとき、目の中心で文字を見ていますが、その周りの机や部屋の様子などもぼんやりと捉えることができます。それが周辺視野です。

この周辺視野は、私たちが歩いたり、運動したりするときに大切で、目の中心で見ていないものでも、何か動くものや障害物があるとすぐに気づかせてくれます。

なので、周辺視野が広いと、より安全に、また快適に活動することができるんですね。


現代の子は、まず一つの要因は、
スマホやタブレットなど一部位に視点が集中して、周辺視野が狭くなっている事が多いです。

僕自身もあまり携帯を見過ぎたり、パソコンを見すぎたあとに、周辺視野のエクササイズをするとすごくやりにくくなります。

子供達のトレーニングを見てても、今日調子悪いね?って話聞くと、昨日の夜ずっと携帯見てましたとかっていう事が多々あります。


次に、二つ目の要因は、
これも一つ目の要因に紐づきますが、
周りを気にしないという事
です。
周りに興味が向かない。

これは、子供の塾の指導を何年もしてる先生も言ってましたが、基本的に他の事に興味がなくなっている子が多いと言っていました。


そして、チームラボの猪子さんという方が僕は好きなんですが、その人が言ってましたが、
「人は見てるものを認知してるわけでなくて、認知してるものを見ている」と。

たんぽぽの花というのを認知している事で、道で歩いてる時に、たんぽぽの花に気づくようになります。


これは、子供の頃から親御さん達が、周りに目を向けさせるか?などが大事だと思います。

この花綺麗だねぇ
とか
景色が綺麗だねぇ
とか
桜が綺麗だねぇ
とか
あそこに飛行機があるよ
とか
虫がいるよ
とか

なんか周りに意識を向ける声掛け、四季を感じさせる、そんな些細な事から大事なような思います。

てか、虫取り最強だと思うんすよね。


例えば、
電車に乗ってても、子供に携帯渡してひたすら動画を見せてるパターンと、外の景色とかを楽しませているパターンだと、かなり脳に与える刺激も違うし、視覚機能の向上にも差が出てくると思います。

車とかでも、最近では車にテレビが付いてる事が多いですが、テレビに集中してるのか?周りの景色などを楽しむのか?それだけでかなりの機能が変わってくるはずなんですよね。

ちなみにうちは車を2年くらい前に買いましたが、テレビはわざと付けませんでした。


三つ目の要因は
にっくきコロナ禍でしょう。

子供の発達していく大事な期間に、2〜3年ほど、他者と関わる機会が極端に少なくなった。

家を出ることも少なくなり、集まる事が少なくなり、修学旅行も無くなり、部活の活動もなくなりました。

オンラインでの授業が多くなり、マスクも常時付ける。

他者への興味が少なくなることや、視野が狭くなるのも当然の結果のようにも思えます。


実際にコロナ禍の子供は、発達も遅くなっているようです。


このコロナ禍のツケがどうなっていくのか?興味深いです。


というような環境要因もあり、現代の子は周辺視野が狭いんではないか?と思われます。


周辺視野について。どんな役割?

周辺視野について、もう少し詳しく説明していきましょう。

僕が普段トレーニングに周辺視野のトレーニングも組み込んだりしていますので、パフォーマンスアップにも良いですし、姿勢改善や、筋緊張を取る、視界をクリアにする、落ち着きを出す、不安を軽減させるという点でも良いです。


Peripheral perception 周辺知覚

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