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太陽が眩しすぎて

卒業アルバムの集合写真は
いつもしかめっ面だった。
眉間にゴルゴ13みたいなシワを寄せて一人だけ目つきが悪い。

太陽が異常に眩しい。
そういうたちらしい。

その瞬間に合わせて
笑顔をつくろうと頑張ってみても
いつもタイミングがずれてしまう。

実はわたし眩しさに弱くて…と言い訳したいけれど、そんなこと他人にはどうでもいい話。

一生残る記念写真なのに。
感じ悪いなぁ。
残念に思うけれど仕方がない。


〇〇に睨まれた

クラスの男子にいわれたことは
一度や二度じゃない。

太陽が眩しかっただけなのに

当時は落ち込んでいた。
そんなお年頃。

炎天下の球技は
いつも目測を誤った。
ほんとはもう少し出来るんだけど。


もう随分前の土曜日の朝
ラジオでたまたま
ナイツのちゃきちゃき大放送
聴いていたら、

ナイツの塙さんが、
ものすごい眩しがり屋なので、
外ではいつもサングラスをかけています、という話をしていた。

あら!塙さん
お仲間ですね。

同病相憐れむじゃないけれど
悩みが共有できると
ちょっと荷物が軽くなるような
不思議な親近感が湧いてくる。


今年もまた

一番眩しい季節がやって来る。