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がんばれホタテと言わせてよ

C国の輸入禁止でピンチになったホタテ。
刺身でも煮ても焼いても美味しい貝の王様!
サザエなどより安いし味も負けていない!
食べ比べたことないけど。
養殖できるので安定しているのも魅力だよね。

なのに原発の影響でピンチになってる。
元はと言えば安全なはずの原発神話の崩壊。
今のところは科学的根拠を信じて食べるけど
ホタテにとったら大迷惑な話だよ。

そんなホタテにも別な使い方もある。
えー、ちょっと陶芸の知識から始めますけど
焼き物には釉薬を掛けたものが多いよね。
でも釉薬を掛けないで本焼きするものもあって
それを素焼きと言う人もいるんですが
素焼きとは800度辺りで焼くことを言います。

これは素焼きではなく焼き締めと言います。
釉薬をかけずただ焼くのですから
薪窯なら灰が掛かって景色もできるけど
電気窯では灰などの助けも何もないので
全くつまらなくなるわけなんです。



白い板状のものがホタテ

まず木炭を入れて焼くのを炭化焼成と言い
黒っぽくなったり金属色が出たりするんですよ。
他にも貝を使う手があって貝釉と言います。

以前貝を使わない方法がないか考えたんだよね。
素焼きの粘土板に塩水を染み込ませて
その上で焼いてみたんだけど、変化なし!
研究者じゃないのでこれで終わったんだけど
そうなると貝がいい働きをしていたことになる。



中央の作品の左に貝の跡がついています

それからは貝の力を信じ、居酒屋で食べた
ホタテやみそ汁に入れたシジミも取っておいて
使うことにしているんだ。
今回はホタテの貝殻を砕いて入れてみた。



粘土造りのサヤに入れて焼くんだけど
そのまま焼くと塩分で電熱線に影響が
出るかもしれないのでこうするんだよね。



左と中央が白い土、右は赤い土使用

焼けたものの共通点がわかるかな。
共通しているのは赤っぽい色だよね。
これを火色もしくは緋色と言います。



自然ないい色なのでよく使いますが
緋色を出す一番簡単な方法なんですよ。
ホタテのこんな使い方もあるということで
ホタテを食べよう!がんばれホタテ!

   💛    🇺🇦    💙


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