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経年劣化

地元旭川は名前の通り川の街です。
石狩川とその支流にかかる橋が760もあるそうです。
自宅側にある新橋は木造からコンクリートに変わり
その開通式に小学校の鼓笛隊として臨みました。
その橋も老朽化で十数年前に掛け替えられました。

自宅も経年劣化によって外壁を張り替えたものの
木造のベランダは今や傾きがひどくなりました。
ミニチュア制作は目が命なので老眼鏡と拡大鏡で
対応できるうちは何とか頑張れそうですが
これも経年劣化の一つなんですよね。

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劣化に対抗するために古いものを新しく見せようと
化粧をしたりと、何かしら試すこともあるのですが
ミニチュアの世界では錆塗装やアンティック塗装など
古く見せる方法を使うことがよくあります。
これを陶芸にも応用できないかと思いつきました。

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前回は『ぬき』について実験してみたのですが、
今回はカフェカラーのクラッキング剤使用実験です。
クラッキング剤はアンティック風の塗装に使う
ひび割れを作ってくれる塗装用の液体です。

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焼き物に使えると貫入のようなヒビが入るかもしれません。
使ったクラッキング剤はトールペイント用です。
下地に焼き止めをしたもの2種と生を2種用意しました。

トールペイント用なので焼き止めと生の1個ずつに
滑りをよくするためにアクリル(A)の黄色を塗ってみました。

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これにクラッキング剤を塗り、その上に水色を
1度〜3度塗りして焼いてみた結果‥‥

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焼き止めをしてからクラッキング剤を塗り
その上から2度塗りしたものが最良の結果でした。
これでクラッキング剤も使えることが分かりました。
こんな簡単な方法で経年劣化のように見せることが
陶芸にも応用できるとはねぇ。

でも、実際に使ったらどうなるのでしょうか。ワラ

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