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私の大好きな日本の画家のトップスリーは、 
田中一村、神田日勝、そして葛飾北斎の娘です。
北斎の娘の応為の名前は、北斎はいつも彼女を
「おーい」と呼んでいたことから名付けたとか。
北斎もいっぱいニックネームを作っていたので
ひょっとするとこれ以外の名もあるのかも。

応為はNHKドラマに「眩~北斎の娘」が登場し、
この番組で多く人が知ったらしいのですが、
私はネットで吉原格子先之図を見たときでした。
その絵にレンブラントを重ね、日本にももの凄い
作家魂を持った女性がいたのだと確信しました。

今回の2人展で展示する額縁ハウスの制作にあたり
この吉原格子先之図を作ってみたいと思いました。
平面を立体にするのですから制約はあります。
室内と提灯などの照明の問題もあるでしょう。
でもまずはさっくんに店の骨組みを頼みました。

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できあがった骨格はイメージと違うところもあり、
修正点を何ヶ所かお願いしたのですが、
さっくんからはいつもとは違う思いがけない一言!
「面倒臭い!」

確かにほとんど絵と同じように作ってあったので
修正をしたくなかったのは充分理解できます。
でもハウスに仕上げるには別の要素も絡みます。
ここはさっくんの作家魂に訴えるしかありません。

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しばらくして修正したハウスが届きました。
文句のないできでした。
後は私の努力次第ということになりました。

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