夢に出てきた男の子は、わたしにそっくりだった。
就職希望の男の子。これからの自分自身と自分の生活に、わくわくした様子でやってきた。
入社試験の答案用紙を受け取りながら結果を告げられる。
【不合格】だった。
試験は80点以上が合格になるのだけど、彼の点数は65点。
すると、入社の夢が絶たれた男の子は突然泣き出した。
「イヤだ!ぼくはここで働きたいんだ!65点だって良いじゃないか、前回は0点だったんだ。こんなに点数が伸びたんだ!」
なんと彼は2回も試験を受けていたらしい。
泣きわめいて、駄々をこねて、暴れ回って、努力が身を結ばなかった彼は連れ去られていった。
という夢を見ました。
たしかに彼はめちゃめちゃ努力したのだと思います。
ひとつも正解できなかった前回の試験から、期間はわからないけど65点が取れるまでの努力はしたのだと思います。
でも届かなかった。
試験内容は割り算の計算問題でしたので、採点も〇か✕かのシンプルで明確なものでした。
この夢から目がさめた朝、わたしは夢の内容をじっくりと振り返ることにしました。
まず感じたのは、
涙を流して努力を認めろと訴える彼は、わたしの中にもいるかもしれない
ということです。
1人でなんでもやって、1日何時間でも職場にいて、
規定の労働時間と休憩・休日の義務や権利は、アルバイト達に【守らせる】ためにあって、わたしが【守る】ためには存在していない。
こんな状況で働き続けているわたしの努力は、だれがどこでどんな風に認めてくれるの?
そう思っていました。
でも、それって本当に【努力】でしょうか?
職場にいるだけなら誰でもできる。
長時間オペレーションをこなすことだってちょっと体力があれば誰でもできる。
アルバイトの時間管理をするのは当然。
不測の事態に対応するのは立場上あたりまえのこと。
わたしがやっていることは、努力なんかじゃない。
わたしがいま会社の中で置かれている場所での、最低限の業務にすぎないのだと思いました。
それを、さも自分が熱心に仕事に打ち込んでめちゃめちゃに頑張って努力しているような気になって
こんなに頑張ってるのに、休みもろくに取れずに人手不足を自分で埋めて
こんなに頑張ってるのは、いったい何のためなんだとか考えて
働くことがつらくなっていました。
泣きわめいて、駄々をこねて、暴れ回りたい気分でした。
あの夢にでてきた彼は、わたし自身だったと思います。
夢のなかで俯瞰していたわたしは、連れ去られる彼を哀れなやつだと感じていました。
最悪です。
わたしはいつの間にか、努力の方向を見失い認めてもらえないことで周りを妬む「哀れなやつ」になっていたのです。
変わらなきゃ。
働き方を、考え方を、周りを見る目を変えて
お店で働くスタッフだけじゃなく、
わたし自身も楽しく仕事ができなければ。
そのための休憩時間とでもいいましょうか。
内緒にしていたけど、今週は2日しか働きません。
南の方で夏休みです。
休んだからって何かがどうにかなって、すべてうまく進んでいくなんてありえないけど
わたしが休むことに協力してくれた人たちの時間と、
わたしが休むことで手に入れるハッピーな時間を、どちらも大切にできる気がします。
人の時間を無駄にするということは、その人を粗末に扱っているということ
TBSドラマ【空飛ぶ広報室】で、鷺坂室長が言っていました。
誰のことも、自分のことも、粗末にしたくないです。
だから休んで、また働きます。
最低限のことしかできなくても、自分にできることをできる限りやろうと思います。
1年後も同じことしかしていないような、そんな自分にならないために頑張ります。
支離滅裂なnoteになりました。
まとまらない頭のなかそのものです。
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