高人さんが猫になる話。後日談3日目
次の日は、体の負担を考えてチュン太の部屋で1日ゆっくりと過ごす事にした。
本を読んだり音楽を聞いたり。
昼下がりの暖かい陽気がリビングに差し込み心地よい眠気を誘う。
チュン太も隣で台本を読み込んでいる。ぴたりとくっ付いているので温かい。
「お前、仕事は大丈夫なのか?」
「はい。調整してもらってますから。俺も高人さんがお仕事の日からです。CMの撮影2本と雑誌インタビューと、ラジオゲストですね。」
「…多くないか?」
「そんな事ありませんよ。夜遅くなるかもですが、高人さんはちゃ