1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書【読書感想】
偉人や芸能人、芸術家、経営者、著名人などによって書かれた人生における気づき、生き方の話が書かれている本。1日1話365日分。
こういう話は100人いれば100通りのものがあり、千差万別なんだとつくづく思う。
気づきを得るタイミングも様々で、生死に関わる大変な時もあれば、静かに自己洞察している時に発見する時もあったりして面白い。
事が起こった時ただ流されるのではなく、皆さん深く思考されているんだなあと思う。
大成する人は、毎日チマチマと生きている私のような主婦とはさすがに違うのだ。
せっかくなので、私の心に響いた話のタイトルをいくつか紹介してみる。
・まず自分の中の感情に打ち克て…山崎直子(宇宙飛行士)
・「なぜ?」を5回繰り返せ…張富士夫(トヨタ自動車相談役)
・一流と二流を分けるもの…芳村思風(感性論哲学創始者)
・危機にはなんらかの予兆がある…小西浩文(無酸素登山家)
・賢慮型リーダー本田宗一郎…野中郁次郎(一橋大学名誉教授)
・サイゼリヤ飛躍の原点にある母の教え…正垣泰彦(サイゼリヤ会長)
・どんな1日でも「これで満足」と思う…山崎倉(マグロ漁師)
・伊能忠敬が初の実測日本全図を作れた理由…伊能洋(洋画家)
・リーダーは時速150キロで全力疾走せよ…安藤忠雄(建築家)
(*役職や職種はインタビューや対談時のものです。)
そして名だたる著名人を差し置いて一番印象的だったのは…
ブスの25箇条-宝塚歌劇団の伝説の教え…貴城けい(女優)
「ブスの25箇条」が書かれた紙が人知れず誰もが目にする場所に貼ってあったという。いつ、だれが、何のために貼ったのか、だれもわからなかったそうだ。
その25箇条とは
すごい。
さすが宝塚。
他の364日分のいい話が全部飛んでしまうくらいの破壊力。
なるほどと思う一文もあるが、偏りもある25箇条だ。
そこはかとなく上から目線の物言いにも圧を感じる。多様性も受け入れなさそう。クローズドな世界。目的が一芸を極めることにあるので、内部の競争もすごそうだ。
結局、私は宝塚歌劇団的に思いっきりブスでした。
精進します。
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