見出し画像

その決断は自分の心に正直なのか

自分自身、これまでたくさんの決断をしてきました。事の大小を問わなければ、人は毎日数えきれないほどの選択をしています。

特に、進路の選択という大きな決断は、自分の将来を大きく左右するものです。今回は、進路選択というテーマについて考えます。

僕自身の進路に関して振り返ると、小学校・中学校は地元の公立校、高校・大学は私学に通いました。高校は大学に内部進学が可能な学校でしたが、より高いレベルを求めて上京を選択しました。

習い事としては、小学校1年生のときに体操教室に通いましたが、周囲に馴染めず、怖れを感じて1年で辞めてしまいました。その後、小学校3年生から始めた少年野球は友だちも多くでき、大学卒業まで続けることができました。

この野球が僕の進路選択に大きな影響を及ぼしました。

中学校で硬式のクラブチームか、学校の部活動に入るかの選択では、尊敬する先輩が所属する学校の部活動を選びました。

高校の進学では、勉強重視の国公立の学校を志望していましたが、野球をもっと続けたいという思いから、スポーツも学業も充実している学校を選び、大学では野球を続けないつもりでしたが、日本トップクラスの学校に入学できたため、野球部へ入部しました。

ここまでの進路選択は自分自身にとっても、心が動く選択ができたと感じています。

ただし、進路選択という点で、1度だけ自分の心に正直になれなかったことがあります。

それは就職についてです。

大学3年生の時に、野球を継続するかしないかの判断で、自分の実力を考えてこの先はないと思い、一般就職を選びました。

心の奥底には野球を続けたいという想いがありましたが、職業の安定性や自分の「今」の実力を考え、現実を見て判断しました。

しかし、大学4年生の時にはリーグで表彰され、全国大会で結果を残し、世界大会に出場するなど、野球で大きな結果が出ました。その頃には就職先も確定しており、野球を継続する道は選びませんでした。

就職先は周りに誇れるような会社でしたが、自分の可能性を信じられなかったことや、本当の気持ちに理由をつけて自分を納得させたことについては心残りがないとは言い切れません。

学生時代の進路選択では、常に心に正直に挑戦するような選択をしてきましたが、それができなかったのです。

しかし、その選択があったからこその「今」があります。

たくさんの出会いが生まれ、今の人生を豊かにしてくれています。

そして、この選択から人生を豊かにするために僕が学んだことは、

「今の姿ではなく、将来のなりたい姿に繋がる選択をする」ことです。

選択は自分の心に正直に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?