APEXがシーズン20という名の「APEX2」となり奇跡の大復活を遂げました。

過去にないレベルのシステムチェンジ、そしてもちろんこれが大本命、「ランクマッチの大改善」に涙が出そうです。

シーズン20がなぜおもしろいのか。

アーマーを”拾う”から”育てる”時代

アーマーキャッシュを集める

今シーズンからアーマーは一切拾えなくなり、アーマーキャッシュを集めることで成長するシステムに変更。
初動のアーマーガチャ、LV2・3アーマーを先に拾ったもん勝ちという運要素がなくなりました。
アーマーを育てる方法は多岐にわたります。

• 敵にダメージを与える

• 野生生物・試練などのマップギミックをクリアする

• ダウンした味方を蘇生、ビーコン蘇生する

• 進化キャッシュを拾う

• アサルト・サポートのパークボックスを開ける

• スキャン・リングコンソールを起動する

アーマーコア

「じゃあアーマースワップができなくなるの！？」と思った人もいるでしょうがご安心ください。「アーマーコア」というアイテムに切り替わり、デスボックスから拾うと今までどおりアーマーを即座に回復することができます。

では自分がLv2、アーマーコアがLv3の場合どうなるのか。一時的にLv3アーマーになります。しかし再びダメージを受けると元のLv2の分しか回復できません。
結局、正式なLv3アーマーにするには自分でキャッシュを集めて進化させないといけません。

アーマーシステムが変わることで必要な立ち回り

戦闘・非戦闘の両面でアーマーキャッシュを稼げるので、とてもバランスがいいです。前シーズンでは「安置外耐久」という消極的なプレイを繰り返すプレイヤーがいることが問題でした。
また高順位だけを狙い、装備を最低限揃えて、あとはひたすら安置内を逃げ回る立ち回りも今シーズンからはきびしいです。

このシステム変更で「チャンピオンを取るための積極的な立ち回り」が求められるようになりました。かといってひたすらキルムーブをするわけではなく、「攻めるときは攻め、退くときは退き、次のファイトに備える」とバランスよく動くことがより一層重要になりました。
アーマー周りの良いところを残しつつ新しいシステムに生まれ変わりました。

レジェンドアップグレードでスキル強化

積極的な立ち回りが求められるもう一つの理由、”レジェンドアップグレード”でスキル強化ができるからです。
アーマーレベルが2・3に強化するタイミングで2種類の強化から1つを選択します。パターンとしてはパッシブ・スキル・アルティメットのどれかがゲーム中に強化できます。

現状、コースティックやマッドマギーのような攻撃スキルを持っているレジェンドが軒並み強い印象です。

攻撃範囲や追加効果といった「目に見えてわかりやすい強化」ができるのでファイトでの影響力が高いです。

ランクマッチが帰ってきた

レートマッチ・LP・振り分け戦の廃止

ランクマッチがつまらなくなった諸悪の根源がすべて消え去りました。
あまりにも不透明かつ不可解なLPに嫌気がさしたプレイヤーはさぞ多いでしょう。

キル・アシストポイント復活

キル・アシストポイントの最低保証が10ポイントに戻りました。以前のランクマではチームの評価を重視し、個人の評価は一切されません。
嫌な言い方ですが「いくら自分が頑張っても、足をひっぱる味方と組まされたら終わり」な状態でした。

RPが一番近いプレイヤーとマッチングする

かつて「降格保護」があった時代、同じティアでもプレイヤーの実力は玉石混合、天と地ほどの差がありました。
にもかかわらず、「あなたたちは同じティアだから似たような実力だよね？」といって適当にチームを組まされていたのです。
「もうすぐ上のティアに昇格できるぞ！」っていうときに同じティアに上がったばかりのルーキー、もしくは降格保護をいいことに身勝手な動きをする”無敵の人”と組まされたらどうなりますか？その試合で良い結果を出せるわけがありません。

降格保護はかなり前になくなり、今シーズンからランクマッチの基本である「敵も味方も実力が同じプレイヤー同士で戦う」ことがようやくできるようになりました。そのかわりマッチング時間が少し長くなりましたが質の良いマッチングには代えられません。

ふたたびAPEX一強の時代に戻る？

これでまた、APEXがゲーム界隈のメインストリームに戻れるか、といったらそうでもないと思っています。
今、スト6で「格ゲー再ブーム」真っ盛りですし、ほかのジャンルでもヒットしているゲームがどんどん出てきています。

シーズン20はあくまで「マイナスを0に戻して再スタート」したものだと思います。ここからさらに盛り上がるにはティアの刷新、ソロとフルパの差別化のような未だ片付いていない課題に取り組む必要があります。
ですが「今まで離れていたみんな、APEXに戻ってきたほうがいいぞ！」と心から言えます。

ほんとうによかった。APEXが帰ってきた。