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機材について

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主にカメラ、レンズなどの機材についての記事を掲載します。
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記事一覧

24mmという画角

※ここでの焦点距離はレンズ名称を除きフルサイズ換算で表記しています。 iPhoneなどスマホの常用レンズとしてお馴染みの24mm。 ただ、古くから「50mmが標準、35mmが準広角、28mmが広角、それよりワイドは超広角」と言われてたように、24mmは扱いの難しい部類のレンズに入るように思う。 大口径の24mmF1.4ならボケ表現も使えるけど、そうでなければスマホで撮るのと大差なくなりがちで、暴れるパースや切り取り表現にしにくさもあり、なかなかの玄人レンズ。 16-35

X-S20|トラベルカメラ(旅編)

X-S20特集、第三弾「旅編」 先日の金沢旅に"トラベルカメラ"ことX-S20を持参しました。 レンズはXC 15-45mm F3.5-5.6のみ。 いい写真を撮ろう!ではなく、旅の中で見かけた光景を残したい、そんな思いで撮影した「X-S20と旅した旅の記録」をご覧ください。 X-S20と旅した記録こうして旅を振り返ると「写真に残してよかったな」と感じるシーンばかり。 最初にも書いたように、いい写真を撮ろう!ではなく、旅の中で見かけた光景を残したい、X-S20はそんな気

10年前に書いたX100Sのファインダー機構について

本日、X100Ⅵが発表になりましたね。 初代X100から数えて6代目、13年掛けていろいろと進化してきましたが、写真を撮るという点に関しては、X100のファインダーこそ他の機種にはない魅力だと思います。 そして、10年ほど前にそれについて触れた記事があったなということで、今は閉鎖しているブログから文章を持ってきました。 あらためて読むと、我ながら素通しファインダーが好きなんだなと分かりますね。 ※今回はあまりに文章が稚拙なところがあったので、最小限の加筆修正をして掲載させ

X-S20|トラベルカメラ(撮影編)

こんにちは、キートンです。 さて、前回富士フイルムのX-S20というカメラについて書きました。 「小さくて軽いのに、全部入ってるカメラ」ということで、購入の経緯やどんなところが魅力的なのかを、私なりにまとめてみました。 ただ、カメラというのは使ってみてなんぼ、写してみてなんぼ、なので、今回は実際に私が撮影した写真とともに、X-S20を使った感想を書きたいと思います。 (2回でお送りするつもりでしたが、後日「旅編」も出すことになりそうです) 土日は人気の少ないビジネス街

X-S20|トラベルカメラ(説明編)

小さくて軽いのに、全部入っているカメラ、FUJIFILM X-S20。 ※今回は説明編、次回は撮影編となります。 買った経緯2023年5月にXsummitバンコクで発表されたX-S20、最初に見た時はエントリーモデルだし、動画やVlogに特化したイメージだったので自分向きじゃないなと感じた。 しかし、発売前にデモ機を触らせていただく機会があり、これは良いかも!と速攻予約を入れ初期ロットを確保した。 結果して、その行動は正解だったようで、その後予想以上の反響に供給不足・

Leica M10モノクローム再検証

こんにちは、キートンです。 先日の記事で、M10-DとM10-Mの比較について触れました。 今回はその続き。 前回、私にとってのM10-Mの魅力は、「高いディテール表現」と「極めて高い感度特性」という話をしました。 また記事の中で「通常の撮影においてはM10-Mの画像とM10-Dのモノクロ化画像では大きな差は感じない」というような意味合いのことを書きました。 正直、自分でそう書いておきながら、そこまで断定的に書いて良いのだろうか?もう少し丁寧に見てみると何か違う感想を持つ

【Leica】M10-Mはモノクロームの夢を見るか?

先日、X(旧Twitter)にてこんな投稿をした。 これは多分、ほとんど誰にもわからない「問い」。 私も同じ立場だったら当てる自信がない、というか当てようがないのでは?と思う。 では、この投稿の問いの目的は何だったのか、それを書いてみたいと思う。 (一応、最後にどっちがM10モノクロームなのか正解を書いておきますね) ◾️そもそもM10モノクロームとは何なのか?先日、Leica M10 Monochrome(以下、M10-M)を購入した。 その一番の特徴は、色のある写真は

28mmに嫉妬して、50mmを羨むレンズ

写真を始めた頃、こんな言葉を書いていた(原文ママ)。いま、あらためて読み返しても変わらない自分がいる。 28mmに嫉妬し、50mmを羨みながら、私は35mmレンズを愛用している。 ※35mmフルサイズ換算の焦点距離としてお読みください。