見出し画像

473 FOMC(2024年5月1日) 不透明

今の金融政策の目標ははっきりしている。2%の物価上昇だ。
投資家が知りたいのは、それが景気後退なくして達成(ソフトランディング)できるかだ。

(1)今の金融政策は引き締め的で、徐々に景気は軟化、物価が沈静化していけば、それに合わせ利下げを行い、景気の後退をおこさない。それがベスト。

(2)あまりに長期に物価の鎮静化が達成されなければ、トレンドからの乖離が進み、長期期待インフレ率も高まり手が付けられなくなる。そうなれば(なる前に)、FRBは追加利上げして景気を殺しにくるだろう。こうなれば、長短金利差は縮小するので、長期金利がどうなるかはわからない。よって、為替もわからない。わかるのは株価は大きく下げるということだ。

因みに、2%の物価目標は2012年に決められた。

投資家は、常に、上記の(1)と(2)のどちらに進んでいるか考える必要があり、FOMCなどでは、金融政策を決めるFRBの動向をチェックすることになる。

FRB議長 記者会見要旨 2024年5月1日

ここから先は

1,326字

私の記事は、一つのテーマを複数回に分けて書くことも多いので、単品販売は不向きと思っています。全ての記事がつながっているので、マガジン形式で販売しています。

当マガジンには2024年5月の全相場記事が入ります。定期購読ではないので自動更新されません。なお、Kecofinの投資情報は主に経済記事と…

技術的な理由で作成した全マガジン記事の倉庫です。購入はできますが、販売を目的としていません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?