昔は動物が怖かったんだ・・・
こんにちは!けだまのいえです!
タイトルのとおり、わたしは子供のころ動物怖かったんです。
かれこれ30年以上前、幼稚園のときに園庭にちいさな動物園がやってくるイベントがありました。
おともだちと同じようにモルモットやうさぎと遊んだんです。
あんまり得意ではないけど、みんな遊んでるからわたしもやってみたんです。(触れないほど嫌いではなかったんでしょうね)
今でも覚えてる。帰りにおかあさんたちがお迎えにきたときに、わたしを見た数人のおかあさんが悲鳴をあげた。
アレルギーですごい顔になっていたんです。
そのまま病院に直行。その後のことは覚えていません。ただ、あのいつもニコニコ迎えにくる母や、友達のお母さんのびっくりした顔があまりに衝撃でした。
わたしの父は、幼少期に秋田犬を飼っていたらしい。母は、猫もうさぎも、そしてひよこをにわとりにするまで飼っていた。動物は好きな家系。
でもその件からわたしは動物が怖くなってしまったんです。
いや、動物と接するのが怖くなった。
幼稚園に入る前から入院を繰り返すような体であることを幼いながらに理解はしていたものの、まさか動物に触って悲鳴を浴びることになるとは思っていなかった。それがただただショックで、それから触れなくなってしまったんです。
小学校に入ってからは少しずつ体力もついて、ある程度普通に生活はできたのだけど、3年生のときにクラスで飼育したハムスターをゴールデンウィークで預かるために家に連れて帰った。
これは、好きでそうしたのか、係だったのか覚えていないけど、母は大反対しました。それでも今さら学校には戻せないし、友達に代わってもらうのはどうしてもいやだったから母の反対をおしきって預かったのです。
その時、わたしがこのハムスターをちゃんと面倒見なきゃいけない。もし死んでしまったらゴールデンウィーク明け学校に行けなくなっちゃうと思ったのを今でもすごく覚えていて、しっかり面倒みることを学びました。
無事に大きなアレルギーは出ず、生きて返すことができました。
これでわたしの中での動物に対する気持ちが変わりました。
わたしが触ってみんな悲鳴を上げるようなことにならないんだ!!
もともとすごく動物好きだったのかはわからないけど、あの時の移動動物園のときは、なんとなくみんなが触っているからかわいがっただけのわたしが、小さい命を守ることを知って、一気に動物好きが開花します。
今から30年近く前はそこまで犬やねこを飼っている人は多くはなかったように思います。だからあまり触れあえることはなかった。
中学生になって私立の中学に進学したので、今までのコミュニティとは違い、一都三県いろんなところから人が集まる場所に自分が入ると、ペットを飼っているおうちもたくさんあったことを知ります。
「わたしも犬がかいたーーーーーーーい!!!!」
でました。思春期特有、〇〇ちゃん家には犬がいるんだって。わたしもほしい。
13歳から一生懸命説得しました。でもその頃もまだ、数年に一度入院するような体で、ペットなんて絶対だめと言われていて、母と3年入院しなかったら飼おうと約束しました。
そして、3年たった梅雨の雨の日、我が家にわんこがやってきました!!!
3年を迎える前から父はこっそり探していて、知り合いのわんこが子供を産むことがわかったとき、真っ先に手を挙げたそうです笑
もうそのときのわんこは、天国に行ってしまって、会うことはできません。
わたし、あの子がいなくなって、そんなに泣かなかった。珍しい病気にかかってしまって、みんな付きっ切りで看病してた。歩けなくてかわいそうだった。こんなに苦しい思いをするなら、天国で走り回ったほうがいいんじゃないかって思うときもあった。だから、亡くなったとき、寂しさと一緒にほっとしたところがあったんです。
そう思ってしまった自分をなんて奴なんだと責めたときもありました。かわいい弟で、いろんなとこ一緒にいったじゃない。一緒に寝たじゃない。失恋して泣いていたら涙をなめてくれたじゃない。なんでほっとなんてするんだよ。。。
わたし、この記事を書いていてはじめて、ぼろぼろ泣けました。
あの子を迎える経緯から全部思い出すことができて、やっとわたしのなかでしっくりできたのかもしれない。
母が犬を迎えるときに何度も何度も言っていた。
「あなたより先に死んでしまうんだよ」
10代のわたしには気づけなかったその言葉の本当の意味を、彼を亡くした20代で理解し、自分でねこを飼った30代で噛みしめました。
もしうちのねこたちがしゃべることができたら、一言だけでいいから聞いてみたいことがあります。
「ごはんはおいしいかい?」
うちに来て幸せ?寒くない?嫌なことある?聞きたいことはたくさんあるけど、聞く勇気がないです。
せめてせめて、毎日のごはんを2ひきのねこたちが、おいしく食べれたらいいなと、今はそれだけを願っています。
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