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トルコ語講座|第3回|名詞の単数と複数

トルコ語も多くのヨーロッパの言語と同じく単数と複数をはっきりと区別する言語です。英語は基本的に -s をつければ複数になりますが、トルコ語ではどうなのでしょうか。実は、トルコ語も英語と同じように名詞の後ろに語尾を付け足すことによって複数を表します。英語と同じだと思えば難しくないですね。以下、その公式です。

単数 → 複数
単語内の最後の母音が a, ı, o, u の時 → -lar

単語内の最後の母音が e, i, ö, ü の時 → -ler

例を使って見てみましょう。

doktor(医者) → doktorlar
e
v(家) → evler
kuş(鳥) → kuşlar

元の単語の最後の最後の母音がポイントだというのがお分かりでしょうか。
では、試しに問題です。göz(目)の複数形を言ってみてください。

元の単語の母音が ö なので語尾は -er ですね。ですから正解は gözler です。できましたか?

2種類の複数語尾 -lar, -ler が存在する理由は言いやすさからです。この言いやすさの法則を母音調和といいますが、トルコ語はこの母音調和が極めて顕著に現れる言語として有名です。以下の表をご覧ください。

トルコ語は一つの単語内に「細い母音」と「太い母音」が混在することは原則的にありません(但し例外もあり)。この母音調和の原則は今回勉強する複数語尾の -lar, -ler だけでなく、これから勉強していく他の語尾でも共通する原則ですので、ここでしっかり頭に入れて置いてください。

・・・・・

さて、今日の勉強はここまでです。
今日はトルコ語マスターの鍵とも言える母音調和の原則をご説明しました。今日も練習問題を用意したので、時間がある人はぜひ挑戦してみてください。

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練習問題 以下の単語を複数形にしてみましょう。

1 köpek (犬) →
2 deniz (海) →
3 koltuk (肘掛いす) →
4 mutfak (台所) →
5 kapı (扉) →
6 öğrenci (生徒) →
7 yüz (顔) →
8 ay (月) →
9 dakita (秒) →
10 göz (目) →
11 kurşunkalem (えんぴつ) →
12 defter (ノート) →
13 çanta (かばん) →
14 yol (道) →
15 bulut (雲) →
16 dağ (山)→
17 yıldız (星) →
18 köprü (橋) →
19 kutu (箱) →
20 dergi (雑誌) →


答え
1 köpekler / 2 denizler / 3 koltuklar / 4 mutfaklar / 5 kapılar / 6 öğrenciler / 7 yüzler / 8 aylar / 9 dakikalar / 10 gözler / 11 kurşunkalemler / 12 defterler / 13 çantalar / 14 yollar / 15 bulutlar / 16 dağlar / 17 yıldızlar / 18 köprüler / 19 kutular / 20 dergiler



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