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ぱぱーっ

「ぱぱーっ」と、ちみすけが呼びかけるときは、だいたいパパを注意している。

ちみすけの父は、仕事で何日か続けて家を空けることが少なくない。
昨日は3泊4日ぶりに帰ってきた。

ちみすけは父がいない間、
寝る前には「ぱぱはー?」と聞き、
「パパはお仕事。水曜日に帰ってくるよ」といわれ、
朝起きるとまた「ぱぱはー?」
「パパはお仕事。水曜日に帰ってくるよ。今日は月曜日」などという会話を繰り返していたし、
水曜日の朝、母が「今日は水曜日だよ」というと、
「すいよーびは ぱぱがかえってくるひ!」と元気に答えていた。(繰り返しによりインプットされたらしい)
いざ夜、玄関の開く音がすると
「ぱぱだ!」と遊んでいたおもちゃをおいて玄関までパタパタ駆けていった。

パパが帰ってくるのを、確かに楽しみにしていたのである。

しかし、

帰宅したら息子が駆け寄ってきたのでうれしいパパが「ただいまー^ω^♡ぎゅーする?」といって両手を広げてもそこまでは近づかず、
パパの姿を確認するといそいそとリビングに戻り遊びを再開した。

ぎゅーしてもらえなかったパパもいそいそリビングにやってきて、
夕ご飯の準備を手伝ってくれた。

で、夕ご飯。
ちみは、ごはんにふりかけを要求し、ふりかけごはんのみ瞬時に完食。
母「ちみちゃん、お肉もたべたら?オクラもあるよ~みて、おほしさまのかたち!」
(父:オクラを食べさせようとスプーンをさわる)
ちみ「ぱぱーっ!それちみちゃんのオクラだからね、ぱぱはさわらないでー。」(と言いつつ結局一口も食べない)
(父:ちみにお肉を食べさせようとスプーンにもる)
ちみ「ぱぱーっ!ちみちゃんままとたべるからね、ぱぱはさわっちゃだめだよーっ」
てな感じでパパに厳しいちみすけ。

食後も、あそんでいるちみを父がマットに寝転んでみていると
ちみすけ「ぱぱーっ!そこちみちゃんのしんかんせんがあるからね、ぱぱそこにねないでねーっ」
父「ええ~じゃあパパどこで寝たらいい?」
ちみ「いす」
母(椅子で寝るの固そう…)

しばらくすると、
マグネットパネルのおもちゃでしんかんせんをつくり、こどもチャレンジの「いろりん」たちを乗せ終えたちみすけが、母の手をとり誘いに来た。

ちみ「ままといっしょに いろりんしんかんせん みにいく!」

この新幹線、もう何日連続かで作っており、毎日「わあ!しんかんせん?すごーいかっこいいね!ドア開けていいですか^^?お!ここにはあかりんがのってるんだ~☆ここには…」的なやりとりをしており、正直おなかいっぱいだったので、そういえば父はまだこれ見てないのでは?と思いパスすることに。

母「ねえねえ、でもこれ、ぱぱにまだ見せてないんじゃない?ぱぱ見たいって!」
父「なになに~?みせて~あけてもいいですか!」
ちみ「だめ!だめだよ~!ままとみるの!ぱぱはだめだよーっ!」
母「(エーぱぱでいいじゃーん…)わあ!しんかんせ‥‥(以下略)」

いろりんしんかんせんのお披露目に満足したちみは「♪しんかんせんでごーごごー!♪」とお気に入りの新幹線ソングを歌いだした。
父「GO~!GO!」(合いの手)
ちみ「ぱぱーっ!ぱぱはうたっちゃだめだよーっ!ちみちゃんとままがうたうの」
母(歌うことさえも禁じられている…)

と、パパがいないときには「ぱぱだいすきなの」とか言ってるくせに、実際本人を前にすると厳しいちみすけでした。

ちなみに父本人もちみすけに「ぱぱすき?」とよく聞きます。
今日はごはんをたべながら「ぱぱとおにくどっちがすき?」と聞いて
「おにく」
と玉砕していました。

きょうのご飯
・キャベツと豚肉の甘辛味噌蒸し(ぱぱに勝利したお肉)
・オクラのおかかあえ
・さつまいもの甘煮
・トマト
・ふりかけごはん
・(野菜を食べなかったのでビタミンをとらせるための)みかん

最終的にふりかけごはん完食(おかわり)
お肉ほぼ完食(キャベツはそぎおとされる)
さつまいも・みかん瞬殺
オクラとトマトは無視(でもお皿には確保しておきたい)

緑の野菜を食べてもらう術を模索中…

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