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場をひらくということ

今日は、対面のOD勉強会でした。

ありがたいことに、就労継続支援C型事業所(就労にこだわらず、コミュニティに根ざした地域活動を目指す)の施設をお借りすることができています。

前回は、斎藤環さんの『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』の解説部分を読み合いました。感想や意見を言い合いながら読むと、学びが広がり理解が深まります。何度も読んでいるのに、自分一人では得られなかった気づきも多くありました。ともに勉強する仲間がいるって素敵ですね。

今回は、初めての方が半数。
なので前回の復習を、と思いましたが、なんとなくミニダイアローグをやってみようか、ということになりました。

チェックインで時間をゆっくり使ったこともあり、ダイアローグ自体は、話し手5分、リフレクティング5分、話し手5分 という、ほんとに「ミニ」になりました。グランドルールとして「対等」「話すと聴くを分ける」「多声性」「決論は出さなくていい」「相手も自分も傷つけない表現をする」を確認しあい、始めました。

15分という短い時間でしたが、とても穏やかな優しい時間でした。こういうときにいつも感じるのですが、誰かの話を皆でゆっくり聴かせていただくことは、どうしてこれほど癒しになるのでしょうか。

急がないよう、落ち着いた姿勢でその場にいれば、時間の長さは関係なく、ときの流れはゆっくりになる、ことにも気づきました。

感想として「このように枠の決まった場だと対話ができるが、実際の支援の場や家庭では難しい」という声が聴かれました。その通りなのですよね。

また、「こういう場がひらかれる、そのこと自体がありがたい」という言葉も。

場をひらくこと、ひらきつづけることがもっとも大切。

これからもこの会を大切にしていきたいと思います。


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