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5月16日の日記 阻害される頭

もう薄れつつある、「戻りきらないかもしれない」と思っていた時期の感覚。それを離さずに居たくて、まだ書いています。

今日は、手術を受けた日本医科大学で、久しぶりに診察を受けた日の日記です。

5月16日の日記 阻害される頭


「順調によくなってるけどまだ掛かるね。きっと戻るでしょう」って主治医の先生に言われた。
今まで不確実な予想は言わない先生で、最悪の可能性ばかり言われてきたので、意外だった。


見た目上は正常な今の頭は、何に阻害されているのだろう。

何をしようとしていたか、話そうとしていたか分からなくなる
自分が言おうとしている数字が信用できない。
出てくる言葉も信用できない。
他の人が話していることと混線する。全然整理されない。
いわんや2つのタスクを同時処理することなど不可能。

でも話すのが仕事。頭を使うのが仕事。
誤魔化したり、誤魔化すことすらできなかったりしながら。


その驚くべき、正常な自分との違い。

でもよく考えたら、誰もが違うルールで、違う基準に向かって戦っている。
もしかしてこれまでが恵まれてたんじゃない?

やらなきゃいけないことはたくさんある。やったほうがいいことはもっとある。でもやれることは少ない。


変わらないことは、「やれる量以上はやれない」ということ。
もともと俺は徹夜はできない。だからしない。してもなんともならないと知っているから。
だからリストアップは早めに。できないことをできないと言うことは早めに。今の自分がどれくらいできないかを、俺は一番知っているべきだ。


一番辛いことだとしても、できないことを把握しておくべきだ。

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