児童虐待や恐怖による支配をする大人は悪人じゃない?【2分で読めます】
「ああ,やっぱりそうなのか…」と思ったことがあったんです。
先日受けた「虐待予防研修」の資料から引用します。
施設における虐待の共通点(知的障害者施設の場合)
虐待が起きる理由の一つに,職員側に利用者への支援のスキルがない場合が多い。
現実に,子どもが嫌いだとか,憎んでいるとか,
傷つける目的で施設に勤め始めたとか,
そんな職員はいないわけです。
もちろん,保育園や学校の先生も同じです。
それでも,体罰や虐待は起きてしまう。
それでも,クラスに恐怖政治を敷いてしまう。
「あの先生怖いんだよ」と評判の先生とお話ししてみると,
意外と良い人だったり,やさしい笑顔も見られたりすることが多いのです。
子どもから恐れられている先生にも,
家族や恋人や友達がいるんです。
同僚とは仲良くやっているんです。
じゃあ,なぜ,体罰や虐待をしてしまうのでしょう?
じゃあ,なぜ,クラスに恐怖政治を敷いてしまうのでしょう?
その理由の一つは,スキルが無いこと。
言い換えれば,その先生は悪人ではなく「下手くそ」ということです。
下手くそだから,一番安易で即効性のある
虐待,暴力,恐怖によるコントロールに流れてしまうのです。
子どもの問題行動を解決するスキル
子どもの心理を理解するスキル
子どものモチベーションを上げるスキル
…スキルを挙げていくと切りがないのですが,
それらを一つ一つ身に付けて,磨いていくことが
虐待や恐怖政治をしなくても済む方法の一つです。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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