見出し画像

ネットとレシピ・基礎を学んでおくとより楽しい

インターネットが普及して、最も多くの人の役に立っているのが、料理レシピかと。便利便利。動画での紹介もあるしね…動画のようには美しくできないことが多いけど。
ネット上に山のようにレシピがあるので、 “迷って困る”ってことはありがち。あまりに、料理知識がないと、迷いすぎて疲れるってことになる。独学でも料理教室でもいいので、一応一通りなんとなくでも、学んでおいた方が、ネットで調べるときすごく役に立ちます。まったく基礎を知らないと、情報量の多さに溺れてしまう。料理レシピの情報が自分の頭の中で整理されず、散漫になる。
まだネットがない頃、「料理なんて本見ればわかるのに、わざわざ習いに行く気がわからない」って人がいたけれども。私は、日本料理教室に通っていました。…が、あまり人に言えない、未だに、上手とはとてもとても言えないレベルだから。
習いに行ったのは、魚をさばいてきれいなお刺身が作れるようになりたかったから。その夢はかなわず。ずーっとあいかわらずの不器用な包丁さばき。でも、どんなにへたくそでも、とにかく生魚は、骨と皮を除けば刺身で食べられるんだーとわかったことは大きいです。今では、生魚を恐れなくはなりました。
よく受験勉強では、1冊の問題集をしっかりやりきれと言われる。料理もそれと同じ。以前「ぼくらの頭脳の鍛え方」(立花隆・佐藤優)の感想でも書きましたが、 “教師にものを教わるときはまず迎合しろ、とりあえず、先生の主張を前提としろ”なのです。反証はそれから個々具体的に。ポパーの反証主義って言うのだそう…料理も…たぶんあらゆる勉強や習い事も…同じと思うのです。私はそう理解しています。
私は、同じ先生から、けっこう長い間月イチで日本料理を教わったことで、その先生の料理の流儀にどっぷり浸ることになりました。知らず知らず身についてきたものがたくさんある。それがあるから、他のレシピを見たときに、こういうやり方あるのか、これもいいかも、と、楽しめる。これ試してみようとか、このやり方いいなとか…。どのやり方を取捨選択するかの、目安が持てる。自分流のレシピにしていける。
自分に合う料理教室があったらそこで、あるいは独学…TV番組や気に入った本1冊作ってみるとか家族に教わるとか…で、料理の基本を知っておくと、ネットでレシピ検索するのも、より楽しくなる、というのが実感としてあります。
とはいえ、料理はおいしく楽しく作れればいいのです。これが絶対正解、というものはないのだから。
便利な料理レシピのネット情報、これからも大いに活用していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?