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#09 アランの幸福論

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今日は『幸せ』をテーマに
アランの『幸福論』についてお話します!

・もっと便利になる
・面倒なことがなくなる
・楽して生きる

このようなことと私たちの幸せは
何かが関係あるのでしょうか?

便利になったから幸せ
面倒がなくなったから幸せ
楽して生きていけるから幸せ

なんだかちょっと違う気がするんですよね。

ちなみにどの国も進めている経済成長、
これも幸福度とはあまり関係がないということが、50年も前から研究によって示されているようです。

そうなってくると、結局私たちは

・何のために毎日毎日頑張って働いているのか
・どうやったら幸せな働き方、生き方って実現できるか

考えれば考えるほど
よくわからなくなってきます💦

「本当の幸せって何なのよー!」

って叫びたくなりますね笑
そういった私たちの中にある本質的な問いに対して優しく答えてくれる作品があります。

それがアランの『幸福論』なのです!

実は「幸福論」と呼ばれる書籍は
この世の中にたくさん存在します。

その中でも世界中で翻訳され、古典として読み継がれている一級品の名作が3つあります。

ヒルティの幸福論
ラッセルの幸福論
そして、アランの幸福論


これらはよく世界三大幸福論と呼ばれています。
その中でもアランの幸福論というのは、
哲学というジャンルでありながら文学的で、
しかも美しく、
そして、とても読みやすいことで知られています。

初版発行から約100年経ちますが
全く色あせない幸福哲学の古典的名作なのです。


そして、この作品を

・精神
・仕事
・生活
・人間関係
・立ち回り

といった誰もが関係するような
5つのテーマに沿ってお伝えしていきます。


【アランって誰?】

まず本題に入る前に
アラン先生についてご紹介をさせていただきます。

アラン(Alain)こと「エミール=オーギュスト・シャルティエ」は、
フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、そしてモラリストです。

ペンネームのアランは、フランス中世の詩人、作家であるアラン・シャルティエ(英語版)に由来します。
1925年に著された『幸福論 (アラン)(フランス語版)』で名高いわけですが、
哲学者や評論家としても活動し、アンリ・ベルクソンやポール・ヴァレリーと並んで合理的ヒューマニズムの思想は20世紀前半フランスの思想に大きな影響を与えました。

体系化を嫌い、具体的な物を目の前にして語ろうとしたのがアランの手法で、理性主義の立場から芸術、道徳、教育などの様々な問題を論じました。

フランス文学者の桑原武夫は「アランの一生は優れた「教師」の一生であったと言えよう」と評しています。

また、アランの弟子で同国出身の小説家、評論家であるアンドレ・モーロワは
1949年にアランの伝記や教えをまとめた『アラン(Alain)』の中で、
アランを「現代のソクラテス」と評しています。

1906年の初め、アラン先生はルーアン新聞という地方紙に毎日原稿用紙2枚分の短い文章を書いていました。

今風に言えばコラムですね。
これをフランス語では「プロポ」と言うそうです。

アラン先生はその生涯に5000を超すとてつもない量のプロポを書いたことで知られています。

文学のプロポ美学のプロポ経済のプロポというようにテーマも多種多様にあります。

その中で、幸福に関する文学のプロポを書いたことで知られているのです。

そして、その幸福に関するプロポをまとめたもの、それが「幸福論」というわけであります。


では早速5つのテーマに沿って進めてまいります

【 精神 】

一つ目が「精神」ですが、
具体的には不安や恐怖といったネガティブ感情との付き合い方についてです。

誰もが悩む深くて難しいテーマです。
アラン先生は、ブケファロスというある一頭の馬に関する話をしてくれるのです。


紀元前の古代ギリシャのお話です。
主人公は王家に生まれた10代の若い男の子、
王子ですからいずれ王にならないといけません。

したがって幼少期からたくさんの家庭教師をつけられ、強く、賢く、勇敢な人格者となるよう徹底した教育を施されていました。

そんなある日のことです。
一人の商人がぜひ買ってほしい馬が一頭いると王様の元に現れます。

馬の名前はブケファロス。
光沢のある美しい毛並み、堂々たる肉体が織りなす曲線はまさに芸術品です。

ところがこのブケファロス、実はとんでもない荒馬で、先ほどから馬に慣れた者が何人も乗馬にチャレンジしますが、ことごとく落馬してしまいます。

「こんな荒馬乗れたものじゃない」
そんな捨てゼリフを吐き、皆が去っていく中、その場にいた王子が王様にこう切り出します。

「私ならできる。もし手名付けられたらあの馬を私に買ってください」

すると王様は少しからかうような調子で
「面白いじゃないか。ならば試してみるかい?」
そう言って息子の背中をそっと押します。

王子は興奮が収まらないブケファロスの目をじっと見つめ、ゆっくり近づいていきます。

一歩、また一歩、距離が縮まります。
このままではさすがに危ないのではないかと誰もが思ったその時です。

王子は瞬時に手綱を握り、
ブケファロスの鼻先を光り輝く太陽の方角に向けました。

すると先ほど暴れ回っていた巨体は
ピタッと、まるで石像のように静かに落ち着きを取り戻したのです。

「一体何が起こったんだ!?」
王様も周りにいる家来も、商人も、わけがわかりません。

そこで王子はこう言いました。

「この馬は自分の影に怯えているだけだ」

そう言って王子は誰も乗りこなせなかったブケファロスを見事乗りこなし生涯の友としました!


誰もがブケファロスはただの荒馬だと決めてかかっていたのに対し、王子はじっと観察し、なぜ暴れているのか原因を突き止めたのです。

つまり、恐怖や不安には必ず原因があるのです。

それがわからない限り、人はブケファロスのようにずっと怯え続けるしかないのです。

だから、まずはその恐怖や不安の原因、正体を明らかにする必要があるのです。


それにしても随分勇敢で賢い王子です!
彼はその後、二十歳という若さで王位を継承します。
そして壮大な夢と野望を胸に、
名馬ブケファロスと共に数多くの戦場を駆け抜け、生涯無敗というとんでもない伝説を残したということで知られています。

さあ
この名馬ブケファロスに命を預けた人物
もう誰だかお分かりでしょうか?

そう、アレクサンドロスです!

世界史を勉強された方は、教科書か資料集で
一度はこの絵を見たことがないでしょうか?

引用:朝日新聞DIGITAL
引用:PRESIDENT Online

アレクサンドロスといえば
もう“これ”というとても有名なモザイク画ですけど、この馬いますよね?

これがあのブケファロスです!
(らしいです)

この戦争から約10年後に行われた
ヒュダスペスカ藩の戦いという戦争の中で
ブケファロスは戦死してしまいます。

そして戦争に勝ったアレクサンドロスは、
その場所でブケファロスを丁寧に埋葬し、
彼の名前にちなんだ

アレクサンドリアブケファロス

という都市を作ったと言われています。

ネガティブ感情の原因を突き止めることの重要性は分かったその上で、
アラン先生は「情念」に囚われるな!と言われます。

情念というのは、理性ではもはや抑え込めない感情のことです。

なんかよくわからないけど

イライラする
気分が落ちる

みたいなやつですね。

そして情念には
人間の想像力をかきたてるという厄介な特徴があります。

例えば、
「あの人、先日は自分に冷たい態度を取っていたから自分のこと嫌いなのかもしれない」とか

「自分が頑張っていることに対して陰で嘲笑って痛い奴だと思われているかもしれない」とか

いろんな想像が出てきて、
そして先ほどのブケファロスのように怯えてしまうんです。

そこでアラン先生は、

「想像力の陰に怯えなくていい、
情念なんかに囚われるな、落ち着け!」


そう言われるわけです。

でもどうしたらいいのかわからない“それ”に対してアラン先生はこう言います。

「いいか、情念から解放されたければ考るな、行動しなさい!」


これは一体どういうことなのでしょうか。

行動で情念から解放されるって言われてもなかなかピンときませんね。

ただこれについては皆さんご経験があると思いますよ。
子供の時の運動会100m走を思い出してみてください!
(50m走とか何でもいいですよ)

順番待ちの時、どうだったでしょうか?
胸が張り裂けそうなほど緊張しましたよね?
でも「パーン」って鳴って走り始めたら
緊張感とか不安な気持ちとか、
そういうのはもう頭からなくなって
どこかに消えてしまった
ということってありませんでした?

なぜなら、
そんなことを考えている余裕がないからです!笑

あるのは目の前のゴールだけ!
走るしかないんです!

プレゼンだってそうです。
やる前はすごく緊張します。でも話し始めると、あの気持ち悪〜い緊張感が徐々に和らいできますよね。

なぜなら、
もう喋るしかないから!笑

ピアノの発表会でも、ダンスの発表会でもみんな同じです。
体さえ動いてしまえば、人はその瞬間
そのことしか集中できないです。

つまりアラン先生は、
この仕組みをうまく利用しなさいと言ってるんです。

頭を使って感情をコントロールするのではなくて、
身体活動あるいは自分自身の態度によって感情をコントロールする

ここが重要なポイントです!

ちなみにここで言ってるのは、
何も考えられないほど激しく体を動かしなさいといったものではありません。

普段の私たちの日常における表情とか仕草とか姿勢とか呼吸といった体の動きです。

不機嫌な人というのは不機嫌な表情、不機嫌な姿勢、不機嫌な話し方をしています。

であれば、
私たちがすべきはその反対の身体活動、
つまりお辞儀をしたり微笑んだり姿勢を良くしたりすればいい、
それだけの話なんです。

「いやちょっと待ってくれー⤴︎
そうは言っても現実として今の仕事が辛いんだよーーー
誰も注文してなかったけど『スマイル0円』とか言ってニコッとしてる場合じゃないんだーーー。。。」

そんな方もいらっしゃると思います。

【 仕事 】

そこで2つ目のテーマである仕事です。
具体的には幸せな労働者になるためにはどうすればいいのか。

・仕事にやりがいがない部下が、最近つまらなさそうに仕事をしている
・脱サラしてフリーで仕事をしているけど、
やっぱり就職しようかと迷っている

そういった人にアラン先生はこのように言われます。

「働くことは最も楽しいものであるが、
同時に最も辛いものでもある」


また

「自由に働くことは最も楽しいが、
その一方で奴隷のように働くとなると最も辛い」


私は今、自由に働くと言いましたが、
これは労働者自身が自分の持っている
知識と経験に基づいて調整することができる
仕事のことを指します。

自分で自分の仕事の出来具合を確かめながら、
「ああでもない、こうでもない」
と思考錯誤してみる、
それを楽しいと思える範囲でやっている限り、それは幸せなことである。

人は誰だって他人に言われた単調な仕事は嫌だと思う。
人は誰だって困難な仕事であっても
自分の好きなように考えたり作ったりやり直したりできる。

上司や監督が横から何か指示を出してきて、自分がやっている作業を中断させられたりしたらこれほど嫌なこと、辛いことはない。

イキイキと働ける人というのは、
自分の仕事を自分で支配することができ、
それを楽しめるもののことを言う。

あなたがもし幸せに働きたいのであれば、
他人の畑を耕してはいけない、
自分の畑を耕しなさい。


いかがでしょうか!?
仕事に対して幸福感を持てるかどうかは
自分で自分の仕事を支配できているという実感
これがないといけないよ、というわけですね。

じゃあ会社員だとダメかというと、
今の時代はもうそうじゃないですよね。
現時点で自分の持っている知識や経験を使って自分の裁量で調整できる仕事はいくらでも作れます。

例えば、
ブログやyoutubeで自分の仕事を調整できる仕事を作り
自分の好きなことやできることをどんどん発信してネットの世界に自分の畑を作って権威性を出してガンガン耕していくことができます。

自分の努力次第でいくらでも一発逆転で幸運な労働者になれる。
今はもうそういう時代になっているというわけです。

【 生活 】

3つ目のテーマ「生活」に移ります。
具体的には普段の生活の中でどうすれば
今よりももっと喜びに満ちた幸せな時間の過ごし方ができるのか、
これを見ていきたいと思います。

結論から言えば、
幸福になるためには傍観者じゃダメだということです。



例えば
ただ歌を聴いているだけで自分は歌わない
ただ絵を見ているだけで自分では描かない
ただ芝居を鑑賞しているだけで自分は演じない

これについてはきっぱり”ダメです“と言われています。

なぜかというと
そこで得られる「楽しみ」や「喜び」というのは
ほんの一瞬ですぐ消えてしまうからです。

そうじゃなくて、

自分で歌う
自分で生み出す
自分で演じる

アラン先生の言葉を借りれば
人間の喜びの一番深い部分は
まさにここにあるそうです!

そもそも人からもらった幸福というのは
すぐ消えてしまいます。

ランチをおごってもらった
プレゼントをもらった

その喜びは一瞬だけ、決して
長続きしないことを私たちは知っています。

だからアラン先生は
「人から与えられた幸福なんかこの世には存在しない」
そうおっしゃっているわけであります。

幸せを人に依存することなく、
自分で作り自分の行動によって生み出す、


そういう時間の過ごし方、使い方をしていれば
きっと人は幸せな感情に満ちた人生を送れるのだというわけであります!

【 人間関係 】

4つ目のテーマに移ります。
お題は「人間関係」!
これも非常に重要なテーマですね。

皆さんの周りにも
あいつだけは気に入らん
とか
けしからん
という人が少なからずいらっしゃるかもしれません。

ただアラン先生はこう言います。

「普通は誰だって、
自分の周りに一人や二人敵がいると思っている。
しかしそれは違う。
人間には自分自身以外、ほとんど敵は存在しないもの、そう思いなさい」

判断を誤ったり無駄な人間関係を持っている、
心配をしたり絶望したりする、
そして意気消沈するような言葉を自分で自分に言い聞かせている、

これは他の誰かじゃない、
自分自身でやっていることだ。

「最大の敵は常に自分」

そう思っておきなさい。


いかがでしょうか!?
人間関係というと、
あいつが!あいつが!ってなってしまいがちですが、

まず大前提として
自分が一番の敵なんだ!と心得る
これがスタート地点なんだよというわけであります

その上でアラン先生は
これだけは人に『やっちゃいけないよ』という行為について指摘をしています

それは何かというと

他人に同情をしたり
憐れみの気持ちを持つこと
 です。

意外ですよね。
でもアラン先生からすると、

人類の災いの一つだと断じるぐらい
ダメな行為だそうです。

先ほど情念についてお話をしましたよね!
制御することが難しく非常に厄介なやつでございますが、
これは人に伝染するという困った特徴があります!

例えば朝、店長の機嫌が悪いとバイトマネージャーの機嫌も悪くなる。
不機嫌なショップ店員さんに接客されると
こっちの機嫌が悪くなる。

誰だって経験があると思います。

つまり何が言いたいかというと、
悲しい
苦しい
イライラする
という情念であふれ返っている人に対して

憐れむんじゃない!
同情するんじゃない!


それは、あなたの情念が相手に移って
余計に苦しませてしまう
相手の情念も増大しちゃうからダメだよ
って言ってるんです。

じゃあ病床に伏している友人を見ても無視しろと言ってるのか、というと
そうではありません。

そういう時こそ
明るい友情を見せるんだ!
希望を与えるんだ!
そういうわけです。

他人の幸福を考えること!
これは非常に大事なことなんです。

アラン先生もそのように言われています。
ただ、
一番大事なのは自分自身が幸せになること!

これが自分にとっても相手にとっても最善なんです。

溺れてる人が溺れてる人を救えないように
お金のない人がお金のない人を経済的に救えないように
不幸な人やネガティブな情念に囚われた人が
他人を幸福にすることはできないんです。


その上でアラン先生は、

「何よりもまずはあなた自身が幸せになりなさい」
これは義務です。
幸せになること、さあ誓うのです」

こんな感じでグイグイ迫ってくるんです!

【 立ち回り 】

さあそしていよいよ最後のテーマ「立ち回り」に移りたいと思います。

このパートは幸福な人生を送るための絶対的なテーマです。

必ず抑えておきたい重要なポイントについて見ていきます。

それは何かというと
礼説礼儀作法です。

なんか古臭いなと一蹴されそうですが、
ここでの礼儀というのは、

すり鉢が壊れるぐらい上司にごまをすれ!
とか
誰かに媚びへつらいなさい!
とか

そういった下品なものではありません。

自然に身についた

・物腰
・ゆとり
・余裕


それがアラン先生の言われる礼儀作法であります。

ただ、
これがなぜ幸せと関係するのでしょうか?
ちょっとイメージが湧きませんね。

そこで思い出していただきたいのが
何度も出てきている「情念」です。

これは人間を不安にさせたりイライラさせたり不幸の元になるものでした。
そして情念は思考ではなく行動によって制御できる!というものです。

これが冒頭でアラン先生が言われていたことでしたよね。

つまり礼儀作法というのは
自らの行動、所作によって
自分自身の湧き立つ情念を抑え込む
守りの構えでもあるんです!


例えば
「あの若手社員はなんで俺に挨拶がないんだ!!
なめてんのか!?💢」
ってブツブツ言ってるお偉いさんとか
たまにいらっしゃいますよね〜

そうじゃなくて
あなたから笑顔で挨拶しに行ったらどうですか!?ってことです。

もしかしたら向こうは緊急タスクで
それどころじゃないだけかもしれませんよ。

そんなことより礼儀作法を自ら率先推翻されたらどうですか?
そしたらそんなにイライラという情念に支配されずに済みますよね!?

と言ってるわけです。

さらに礼節はビジネスシーンの中では究極の攻めの構えにも転じます。
ちゃんと

・お礼が言える
・挨拶ができる
・敬意を持って人に接することができる

こういう人は圧倒的に人から好かれますし、
人から話しかけられます。

したがって
情報量も多くなり、こなせる仕事の量も質も
そしてやりがいも幸福度も変わってくる。

しかもかかる費用は0円
さらにノーリスク
もう礼節ほどコスパの良い戦略はないかもしれません。

普段の生活や仕事の中でいつもよりちょこっと意識してみてはいかがでしょうか?


というわけで
精神、仕事、生活、人間関係、そして立ち回りという5つのテーマに分けてお伝えしてまいりました。

最後に三大幸福論の中で
なぜ今回最初にご紹介したのが
アラン先生だったのか、
それについて簡単に触れて終わりにしたいと思います。

理由はたくさんあるのですが、
一番の理由は
アラン先生という人の人間的魅力に惹かれたからです。

冒頭で紹介したアラン先生の代名詞となっているプロポという表現形式ですが、
実は今でこそ評価されていますが
当初は結構叩かれまくっていたそうです。


無秩序だ
薄っぺらい

そう言われたそうなんです。

しかしアラン先生は
「これが自分のやり方なんだ」と一切曲げなかった。
「誰に何を言われようがこれが私の生き方なのだ、やり方なのだ」と
一日も欠かさずプロポを書き続けた。

そのブレない行動が、情念を情熱に変え、
五千を越すたくさんのプロポを残すことができたのではないかと思います。

そして彼は
どんなに人間が賢くなろうが
知恵をつけようが
未来だけは予測できない

だから何も知らないはずの未来を決して恐れてはいけない
今を懸命に生きなさい

と力強く語っています。

そんなアラン先生の生涯の弟子であって
フランスの小説家アンドレ・モーロアは
アランこそ現代のソクラテスであったという言葉を残しています。

もしこれから気持ちが落ち込んだり
幸せが何なのかよくわからなくなってしまったりしたら、

ぜひこの「幸福論」を手に取って読んでみてください。
きっとこの作品があなたの不安と恐怖を消し、
自分らしい人生を見出す勇気を与えてくれると信じています!

この『幸福論』という作品は
世界で最も美しい本と評される
一つ一つの言葉がポエム、詩になっている
芸術性の高い古典として知られています。

アートな部分まではどうしても表現しきれませんが、
興味のある方は実際に幸福論を手に取っていただき
アラン先生のプロポの美しさにぜひ触れてみてください!

アラン先生の幸福論から引用して
私「ケイ」が推奨する
『ポジティブ思考』と『楽しく生きる』価値についてお届けして参りました。

私は2回もパワハラを受けて傷つきボロボロになってしまいましたが、
思考を変え、見方を変え、そして人生をより良いものへと変えてきました。
同じように悩んでいるあなた、
まずは私にメッセージで共有していただければと思います。
一緒に共感しましょう!
まずはそこからです!

❤️ボタン、よろしくお願いします🙇

長々と書きましたが、
読んでいただきありがとうございました!!

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