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先生のお土産雨煎餅10日目(10回目)

1回どうしても落ち着かずにお休みした。
前回「金」を巻いて完成させたので、今日はいよいよ「銀「」の仕上げの一歩手前。前回銀を乗せた上に、もう一度生正味漆を塗る。
漆を乗せるという感覚の方が近い表現かもしれない。

生漆(きうるし中国産)は生正味漆(日本産)より強度が弱いが乾きが速い

銀は磨いてないとくすむので、よく使う食器は銀にしてみた。
前回も書いたけど金継ぎといいながら、「銀、スズ、漆」といろいろな種類があることを知る。そこで、欲張っていろいろやってみることにした。

今回の作業は「銀」、なるだけ細くした方がきれいになるので少し考えて集中してやる。
やはり回数を重ねないと何事も出来上がりが見えてこない。
たくさんすることで、途中どうしておいた方がいいということが見えてくるのかなと思う。

きものを着る時と一緒で一番初めから丁寧に重ねた時に出来上がりがきれいで納得のいくものになる。物事はなんでもそうなのかもしれない。最初が肝心でその上にだけ重なっていく。金継ぎもそうなのだと思った。

おやつは先生の長野のお土産の雨煎餅。触感と食感が初めての食べ物だった。ごちそうさまでした。作品は年内には出来上がりそうだ。
今年思い切って始めた世界、ご縁に本当に感謝しています。

ありがとう❤
2023.12.5


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