カクテルパーティー効果
最近、私が私自身のことについて驚いたことがある。
私はHSP(Highly Sensitive Parsonの略)の気質がある。
光や音や匂いに敏感である。
たとえば、曇りの日の太陽光や蛍光灯の下で長時間作業をすると(太陽光は外に出たらすぐに)、目が締め付けられるような痛みに襲われたり、大きい音やモノが落ちる音にすごく嫌悪感を懐いたり、強い匂いのある場所だと頭が痛くなったりする。
先日、昨年末にお付き合いすることになった女の子(現役の言語聴覚士)と話をしているとき、私のHSPについての話題になった。
その中で、私は不特定多数の人が同一空間で話や音を立てて作業をしている時の音が苦手という旨を伝えたところ、彼女さんから
「もしかしたらカクテルパーティー効果がないんじゃないの?」
と言われました。
カクテルパーティー効果とは、大人数が話をしていても自分に関係のある人の音声情報を無意識に選択して聞き取ることができる能力だ。
私の場合は、例えば大型商業施設に誰かと買い物に行くと、決まって一緒に買い物に行っている人の声が分からないのである。
だから、そのような場所で話をする時はめちゃくちゃ集中して話を聞かないと行けないので、すごく疲れてしまうのである。
また、遠くの誰かの会話もよく聞こえてしまう。
これは本当に辛い。
職場で仕事をする時や、カフェで勉強をする時はほとんど集中出来ない。知らない人の声が頭の中に入ってきてしまうからだ。
しかもその内容がマイナスな事だった時は、余計しんどくなる。
でも、この事は恋人に話さなければ分からなかったことである。
なぜなら、私の中では
「皆もめちゃくちゃ集中して聞いているんだな~。凄いなぁ…。」
としか思ってなかったからだ。
このような私の軽度の聴覚に関する発達障害は、恐らく治ることはない。
でもその代わりに視覚情報に関しては強い。写真がその例だ。
些細な陰影や色の変化に気付き易い。
上手にこの身体と付き合っていきたい。
ではまた。
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