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二拠点居住と単身赴任って違うの?そこに暮らしがあるかないか!後編(七尾×大阪)~11年目の二拠点居住働くところ住むところ~

そこに暮らしがあるかないか!(東京×大阪)
~11年目の二拠点居住働くところ住むところ~

の続き、七尾×大阪編。

なぜ七尾市?

大阪で独立後に、東京時代にお付き合いのあった七尾の知人から七尾で地方創生のプロジェクトが始まるに当たり、その責任者を公募するお知らせがあり。
是非、手を挙げてくれないかと。

応募した結果、応募した18人の中から公開審査を経て、選んでいただいた。

七尾市で二拠点生活になった理由は?今回も家族で行かなかったのはなぜ?

大阪でビジネスを始めており、近畿圏に顧客を抱えていたこと。
子どもも小学生であり、転校することのハードルもあった。
また七尾の仕事が週3日であったので、二拠点居住になった。

七尾市での仕事内容は?

七尾の産業支援として、地場の企業の事業承継や新規事業開発などを支援。

2021年2月より、七尾市で会社を共同設立。
▼能登DMC合同会社
noto-dmc.com

記憶に残っている仕事と言えば、
2018年5月に、23団体が協力体制を組み、事業承継オーケストラという承継を支援する仕組みを全国で初めて立ち上げた。

※【事業承継オーケストラ】とは
地元の事業承継関連の金融機関・経済団体・行政・士業で協力体制を作り、それぞれ単体で支援するのではなく、ゆるやかに連携し、あらゆる側面からフォローしていこうという取り組みのこと。

2018年から3年やってきて、成功事例が出てきたのはうれしい成果だ。(2021年3月現在)
しいたけ農家、牡蠣養殖等。

地域移住の専門誌、TURNSの2月20日発売号vol.45
特集「今、地方で働くということ。」特集を組んでいただいた。

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大阪×七尾での1週間のスケジュール

月 午前中に移動。(5時間)
火 七尾
水 七尾
木 七尾(午後や夕方に移動)5時間
金 大阪
土 大阪
日 大阪
※2020~2021年の緊急事態宣言期間は大阪に滞在。

七尾市での住まいは?

2017年10月~2018年3月(6か月)賃貸マンション

2018年4月~2021年現在は古民家

※なぜ古民家!?は後ほどのコラムで。

七尾での暮らし

東京との2拠点のときは、子どもたちが小さかったこともあるが、東京に家族が遊びに来ることはほとんどなかった。

しかし、七尾市で古民家を購入し、民泊を始めると、長期の休み期間には子供も妻も遊びに来て滞在するようになった。

子どもたちが大きくなってきて、七尾にやってきてそれぞれがのびのび過ごしている様子を見ると、七尾での「暮らし」が定着してきたように思う。

特に子供たちは祭りに参加するのを楽しみにしている。
七尾市というより、能登全体がお祭りが生活の中にある風土であるが、年々祭りの担い手が減り、その街その地域だけでは祭りが成り立たなくなってきている。
そういったお祭りに、観光客ではなく、担い手として参加するのを、楽しんでいるようだ。

私を含め家族みんなが、受け入れてくれる地域の温かさに、ほっとさせてもらっている。(写真は中学1年生の時の息子)

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東京では、仕事をするためにそこに住んでいるだけ。
そこに生活はなかった。
一方で、仕事だけではなく、人と地域につながる暮らしが七尾にはある。

東京でも七尾でも仕事内容や滞在頻度に大きく違いはない。
が、私自身の働き方・暮らし方をひっくるめた”その拠点での在り方”が違う。
東京では、仕事のために住む「単身赴任」。
七尾では、仕事もあるし暮らしもある「2拠点居住」。

その拠点で「住んでいる」のか「暮らしている」のかで、その意味合いは大きく違うと思う。

東京での生活と七尾での生活を振り返ってみると、当時のことなど思い出されて、いろんな思いが駆け巡るが、自分が歩いてきた道は今に繋がっているなあと感じる。

次は、さっそく質問いただいた、「家族の理解を得る」の内容で書いていこうと思っている。
乞うご期待!

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