仕事辞めました

7月20日(木)午前中いっぱいをもって、約16年携わってきた仕事を辞めました。

と、いっても・・・
その日の午後から有休消化に突入で
実際7月末日まで会社には籍があるので
正確には辞めた事にはならないのかも?だけど
でも、もう仕事場に足を向けなくなるのだから
その日で辞めたも同然ですよね?

それはさておき・・・

ざっくりとした説明ですが
業務自体は約16年、今所属している企業には約2年半
業務は某自治体のデータ入力作業
3年前、以前所属していた企業と自治体との業務契約が満了
新たな企業がこの自治体とその業務契約を結託
それに伴い、その業務にあたっていたユニット丸ごと
企業間で転籍する形で、継続作業に当たる事になりました。

転籍に関しては、自治体側からの要請も働いたと聞き及んでいます。
新たな企業と新しいシステムで作業が始まるに当たり
右も左も判らない人達で構成されるよりも
基本的な業務内容も、各々の顔も判っている面子で構成した方が
自治体側的には話しが早く、滞りなく事が進むと判断したのでしょう。

まぁ、大人の事情は色々ありますけど
現場メンバーのその後の就職活動の問題等もありますから
自治体側から現場作業メンバーへの配慮とも受け取れました。

それはさておき・・・

本来なら、前企業と自治体の契約満了と共に
この仕事から離れようかと考えていましたが
世間は丁度COVID19の世界的大流行
転職するにはあまりにも不向きなタイミング
否応なく、新たな契約企業に転籍(契約社員待遇)することにしました。

ただ、個人的印象としては
最初から、以前所属していた企業以上に居心地の悪さを感じました。

最初の内はそれほどでもなかったのですが
次第に会社の色あいを強めだして来て
物事の進め方や、考え方など
正直、自分には合わないと感じ始めていました。

そんな事もあり、具体的には1年以上前辺りから
転職を考えていました。

とはいっても、なかなか具体的な転職活動までは至らず
世間的にはCOVID19の終息もままならず
ただ時間だけが過ぎていきました。

そんな6月中旬
データ入力メンバーである契約社員あてに上司から
契約更新に関しての説明がありました。

契約書をみせながら
(この契約書、定年を迎えた同僚の継続契約を交わした書類そのもの)
(そんな大事な書類をペラペラさせながら話している時点で、ウチ等の扱いってその程度なんだな・・・って、再認識)

「次年度の契約に関して、継続して契約をする事もある」

旨の説明。
要は、基本的には契約更新はしないよ。
必要とあらば検討はするけど・・・的な。
だから新年度も仕事があるとは思わないでね。
・・・ですって。
そして、業務の異動も発生する旨の話。

ついでに、今までこの業務に携わった社員や協力企業の方達も
自分(その上司)の構想にそぐわない人達は
時間を掛けて体よく切り離し出来た事など

何故にこのタイミングでそのような説明がなされるのか?

正直、話しを聞いていた皆
???な表情を否めませんでした。

大体そんな話しは契約更新の時期や
半期毎に行われる個人面談の際にすればよい事。
何かあるのかな?っていう思いは
頭の片隅をよぎりました。

それから一週間
急遽、契約社員向けの個人面談が行われました。

その面談の際に
異動の話しが出てきました。

ただし、内容が非常に不透明
その上司の言いぐさはというと・・・

「君には異動してもらう。」
「異動先に関して私(上司)は知っているけど
それを伝える立場(より上の立場の人間)では無いから、今は言えない。」
「一応、1~2か月の間に動く事は確実だから。」
「一週間前にいきなりって言うのは、あんまりだと思うから。
前もって伝えてあげてます。一応配慮してあげているんだよ。」
「そういう腹づもりでいてね。」
「基本、拒否は出来ないから。嫌だったら・・・まぁ・・・
そういう事だよね。」

・・・ですって。

先週のお話しはこれのジャブだったのね?
何かあるとは思ってはいたけど。

その時点でのボクの想像の範疇ですが
話しの要点をまとめると

指示に従って素直に異動(どこに飛ばされるやら?)したところで
基本的に新年度の契約更新はほぼ無いに等しい。
年度中にクビにしたら、会社的に体裁悪いから。
とりあえず今年度は居させてやるよ・・・的な。
自分(上司)の構想にハマらない輩は要らない。
異動自体が嫌だったら辞めてもらって構わない(むしろそうして欲しい)
その為の1~2か月という執行猶予期間の設定

早い話し、事実上の戦力外通告な訳です。

そんな訳で、6月の最終の一週間
色々と考えました。

ただ、この会社に入ったのも
今まで携わってきた自治体の業務を引き続きする為であって
この会社の中で他に何かをしようとか
そんな事は考えてもいませんでした。

と、なると
この会社に留まる事の意味が殆どなく
勿論、収入源の確保という意味では大いに意味はあるのですが・・・

ただ、会社に必要ないと言われたようなものだし
必要とされていない所に身を置いておくなんて
そんな勿体無い事(自分が勿体無い・笑)はしたくなかったし
時間が無駄に過ぎて、次のチャンスの芽が小さくなるのも嫌だったので
この際、これはチャンスと捉え
辞める事にしました。

6月末日に辞表を出そうと
家のPCでフォーマットを作ったのですが
いざ印刷しようとした時
プリンターのインクが無く、プリント出来ないという
あやや・・・な事もありましたが
7月初日に、晴れて辞表をだしました。

現場責任者に辞表提出をした際の反応をみても
『あ、持ってきたのね。』的な感じ

出来レースですよ。
上のある程度の人間には
しっかりと話しが通っている状態

改めてそれで確信しました。
やっぱり事実上の辞職勧告だったってこと。

辞表を出したところで、辞める日までの仕事は変わらずあるので
シレっと仕事はしていました。

後日、親しくしていた数人には辞める事は話しましたが
特別なにも変わることなく、辞める日へとむかっていきました。

辞める一週間前位に、正式に現場のメンバーへの通達もあり
色々面倒くさいので、その際の挨拶で公式なお別れと代えさせて貰い
辞める当日は、普段と変わらずシレっと帰らせてもらう旨を宣言しました。

仕事場に於いて、プライベートも親しくお付き合いがあるような人もなく
ただ、そうはいっても
なんだかんだと仕事上ではお世話になったり、助け合ったりした
数少ない“仲間”と呼べるような人達には
個人的な挨拶はしました。

中には、わざわざ帰りの電車の時間に併せて
別の現場から仕事場最寄り駅まで最後に会いに来てくれた方や
最後の日は、午後半休だったのですが
折角の休み時間なのに、見送りに来てくれた人たちも居て
正直それは嬉しかったです。

でも、そういう個人への感謝の気持ちとは別に
会社への未練は全くといっていいほど残っていません。

所詮組織なんてそんなものでしょうし
今回の件、その上司の思惑だけで動いている節がありありなので。

そういえばボクの辞める数日前に
その上司がボクを別室に呼び出して
辞める事に関して、自分に都合の良い事ばかり講釈垂れていましたよ。

もともとその上司は、別の部署の担当係長的な位置づけなのですが
ボクが所属している部署の、その業務に関しても兼任する形で
常に首を突っ込んでいました。

その上司曰く
「辞表、受理されちゃったの?」とか
「君には私の元に来て貰いたかったんだよ」とか
体の良い話しばかり。
後出しじゃんけんは楽ですよね。
話しを聞いていて
腹が立つより、笑いをこらえるので大変でした。

会社が社員を辞職に追い込む話し
実際リアルに体験してみると
こんな感じなんだ?って感じです。

まぁ、これも経験値としてプラスします。

そんなこんなで
最初に述べたように
約16年務めた仕事を辞めました。

会社の中身や仕事的には、嫌な事ばかりでしたが
クライアント側(自治体)の人々には
とても良くして頂いて
そういう対外的な人間関係の部分では、良い思い出ばかりなのが
せめてもの・・・ですかね?

・・・と、いう事で
只今絶賛好評休職中(←この表現は違う?8月から晴れて無職の身か?)の求職中です。
お盆休みだったり、台風の影響の不安定な天候だったり猛暑だったり
なかなか思い通りに事は進みませんが
多分、近い将来今までよりもより充実したワークライフを送れると
勝手に確信しています。

会社がボクに三行半を付けたつもりでしょうが
その実、ボクが会社に三行半を付けてやったという事にしましょうか?

その内今回のこの件を大いに後悔させてやれるよう
日々、邁進して参ります。





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