フォローしませんか?
シェア
あれは いつ頃のことだろう 父が運転する車で出掛けて とある町の 田畑の中の 細い道を通…
近所の空き家が 取り壊されて 土地が 更地になって それから どれくらい経っただろう 気…
彼が その黒衣の人を目にして 思わず 振り返った瞬間 時が 止まり 彼の眼差しも それに気付…
ナナフシという虫は 細長い竹に 六本の長い足をつけたような 姿をしていて その姿を 巧み…
部屋のじゅうたんの上に 鱗が落ちて光っていた あの頃の思い込みが 目から剥がれて 反転して …
アスファルトの路面に 水たまりができて 水面に 色とりどりの マーブル模様が 動いていた…
歩き慣れた道で ふと 思い出した 去年の夏 この辺りに 丈の高い タンポポが 賑やかに 咲いていて タンポポの茎が こんなに 伸びるのかと 不思議に 思ったものだ 調べてみて あれは ノッポのタンポポ ではなくて ブタナと云う草だと知った きっと ブタナも 自らのことを 調べて欲しくて かつて 咲いていた所に 一瞬 現れたのだろう
もう 半世紀も前 家には 不思議なラジオがあった OFFで 電源が入って ONで 電源が切れ…