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JBC金沢シリーズまとめ

明日11月3日に金沢競馬場・門別競馬場でいよいよ開催されるJBCシリーズ。

今年は例年よりも早い時間からの開始となりますのでくれぐれも時間にはお気を付けください。

金沢8R 第11回 JBCレディスクラシックJpnI 
14:15

金沢9R 第21回 JBCスプリントJpnI 
15:00

門別5R  第2回 JBC2歳優駿JpnⅢ
15;40

金沢 10R 第21回 JBCクラシックJpnI 
16:20

ちなみに金沢1Rは10時半スタート・・・早いな(;´・ω・)

門別はあまり得意でないのと中央と地方の力関係がわからないので予想は省略します(後悔したくない人は門別から買って道営強い定期してればいいと思うし自分はそれをする)

それでは簡単に印と推奨ポイントをまとめていきます。

想定
馬場 良 天気 晴

8R レディスクラシック

交流重賞で中央馬を相手に次々と重賞勝利を積み重ねているサルサディオーネが人気の中心。逃げ馬で競られる相手が不在であれば自分のペースでどんどんと逃げて行き後方に脚を使わせる。

逃げ馬が今回何頭か出てくるがこの馬を競り落とすとその馬自身も巻き沿い、先にばてそうな馬ばかりで今回も楽な展開が予想される。

ただしこの馬にとって最大の問題が右回りという点。

左回り 11  6  3  13 
右回り   0  0  0  10 

と明らかに苦手にしており昨年は大井で行われたJBCレディスクラシックも7着と大きく着を落としている。南関東の牝馬交流重賞が川崎や船橋に多いことからこちらを中心に走り大井の牝馬交流重賞は意図的に陣営は避けている点をどう見るか?

更に、金沢競馬場は内側の砂が深く常に馬場の真ん中から外を走ることとなる今回はスタートからラチを縫う様に走ることが多いこの馬にとってはマイナス点となる。

以上の2点を総合すると消したい・・・ところなのだが距離設定1500mに適合する中央馬も不在ということで一応の△が妥当なところだろうか。

買いやすいと思うのはレーヌブランシュ。逃げるサルサディオーネ、その後ろにいるであろうクリスティ、ラインカリーナといった馬を見ながら3番手~4番手から被せる形での競馬が出来ればラストの直線で先頭に躍り出ることも可能。前走はレース直前の出走取消明けのレースで勝利と結果的に休み明け一叩きでのレースとなるのもプラスだろうか。

と書いたがどの馬も一長一短でやってみないとわからないという印象が目立つレース。そこそこの配当は期待できるかもしれないが極端な高め決着とはならない可能性も。

この後のレースでも何度か「捲る」、「被せる」という表現を用いるが金沢は3コーナーから4コーナーのカーブで加速しながら自分で動いていける馬が非常に有利となっている。4コーナー通過ラップ1番手が逃げ馬とは限らない。

◎ レーヌブランシュ
〇 テオレーマ
▲ ダノンレジーナ
△ サルサディオーネ?

9R JBCスプリント

ポイントとなるのは逃げ馬のモズスーパフレア、アランバローズの2頭は絶対にハナを主張したい点。

ワンターン競馬の経験しかないかつ米国ダート血統には苦しい金沢のダートの適性というのは皆無なのでは?という点が気になるモズスーパフレアは恐らく3コーナー手前で失速する可能性が高く、アランバローズは競られても単騎逃げでもどっちにしても最後の1ハロンから1.5ハロン辺りから急激な失速を見せる。

この両者を追走した上でコーナーワークをしっかり対応しラストの直線で差すという面倒な要素が要求されそうなレースになるのであればここは捲ることは考えないようにする。

前に行ってみたり中途半端に差し競馬をしてみたりと陣営がどう競馬をしたいのかさっぱりわからなくなったサンライズノヴァは吉原騎手の騎乗で人気をしそうだが今回勝つことは厳しそう。南部杯、かしわ記念と見ていても距離がどうこう、調教がどうこうというより単に馬がピークを超えている負け方で吉原騎手が乗ったからと復活をするとはどうも思えない。

1400mがベスト条件とここに来てとんでもないことを言い出した陣営の発言もどうも胡散臭い。色々と御託を並べているが結局武蔵野Sで59kgを背負ってG3に出たくないだけのように聞こえるのとこの直線の短さは差し展開といえど足りない。そもそもサンライズノヴァは使ったら使っただけ悪くなるタイプで鉄砲掛けする馬なのは周知の事実。

距離ロスが出てしまう点はマイナスだが末脚と年齢的な勢い、1400mながらスプリント適性が要求される点から買いやすいのはレッドルゼル。大外枠といえどこれだけの速いペースでは前に行った弱い馬と追走できない馬が脱落するため真ん中くらいの位置取りからレースを運ぶことが可能で4コーナーを超えた段階で外から前を捕まる差し脚がさく裂するかどうか?

夏負けの兆候が出て体調万全で挑めなかった前走からの反動がやや気になったが中間の坂路では50秒~51秒台をマークしており状態は問題なし。1200mのレースが得意とはいえ今年のフェブラリーステークス4着と超極端なスプリントタイプの馬ではない点を評価することとした。

◎レッドルゼル
〇リュウノユキナ(結構制約が付く)
▲アランバローズ
△サンライズノヴァ
★モジアナフレイバー(どう競馬するか読めないが実績を考えると盲点にはなってる)

10R JBCクラシック

ポイントとなるのが中央馬の状態。

チュウワウィザードは手術をしない程度とはいえ剥離骨折明けで調教過程もイマイチ。陣営も金沢コースは厳しいと漏らす上に最内枠となったことで閉じ込められてしまうと厳しい戦いとなる可能性がある。狙いは昨年勝利した来月のチャンピオンズカップであるなら叩きということは想定したい。

そしてそれはオメガパフュームにも言える。前走後の敗因で休み明けだったことを口にしながらこのG1に休み明けで挑んだことと調教の流れを変えるために今回はコース追い切りを一切やらないで坂路調整だけで挑むこととなった。

これまで休み明けの調教では最終、一週前などにコースでの追い切りを挟んでいたこの馬がそれすら行わなかった影響なのか最終追い切りの坂路でも右に刺さりながら修正して走るシーンが見られた。

強くなってからはずっと安田調教師自らが担当しているこの馬の最終追い切りであのようなしぐさは見られたことが無かったのでこの馬もやはり口ではいろいろ言っているが狙っているのは3連覇中の東京大賞典なのだろう。

狙ってみたいのはミューチャリー。前回の白山大賞典では不良馬場の中で2着と奮闘した点はさることながら注目したのは道中であれだけ動いて行き直線でしか勝負できない馬ではないという点を示した吉原のエスコート。これが御神本と吉原の大きな違いでありそれをミューチャリーで出来るのであれば今回も自分から動いて行き前へ前へ馬を運んでアット思わせるシーンを期待したい。

ただしミューチャリーを当日本命にするうえで気になる点が2つある。

1つ目が前回の輸送で体重を落とした点。450kg台に突入すると厳しくこの中間も調教の上積みはない(時計を見る限り状態を落とさないことに専念)

2点目は斤量が前回の54kgから57kgになる点。これについては何度も経験している馬なので心配はないが57kgを背負った時に前回の様に馬が動いて行けるかどうか?

どちらにしても今年の春の帝王賞の様に中央の人気どころが後方に構えてぼーっとしているとどうしようもなくなるコース形態。馬の状態がイマイチであれば当然動いてほしい馬も動いては行かないので先行意識のある馬と騎手を優先したい。

ただし3コーナーで捲られることを考えるとどうしてもこちらも休み明けで半信半疑なカジノフォンテンは本命に出来なかった。

なおJBCクラシックの印はこちらにて公開

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