中央の新馬戦が少頭数であまり面白いことが起こりそうにないので佐賀の新馬戦も本日は予想。

頭数が少ない割に情報が少ないゆえか意外とオッズ妙味があるので軽くやる分にはお勧めです。

まず佐賀を始めこの時期の短距離の新馬を予想する上で大事な点

①血統（早熟か否か？距離が短すぎるか？）

②能力試験の結果（時計はもちろんだがゲートの出が良いか悪いか）

③調教（時計というより本数や内容を重視。負荷をどれだけかけたか）

特に②と③がかなり重視されるところがある。6頭立てでもまず1~2頭は競馬以前の馬なのでそれの見極めも大事。そしてこれを重視してもいざレースを見るとオッズが予想と異なるときがあるがあまり考えない方がいい。なぜなら「そこまで真剣に人気薄の馬の情報など見ている層が少ないため」だ。

ちなみに佐賀競馬の場合は現在は無料のPDFで新聞を読むことが出来る。

ここだけの情報が網羅されている。また、全国各地地方競馬に関しては能力試験の映像や情報を新聞、YouTube、公式サイトで公開しているのでそれを予想する上で利用するといいだろう。

では簡単に予想していく。

予想①

佐賀1R 2歳新馬
900m

言うまでもないですがスタートでほぼ決着します。どの地方競馬の新馬戦でもそうですが早い時はスタート2～3秒で勝つ馬がわかるときもわかるときがあります。

推奨馬

① ミユキゲコクジョウ（倉富）

能力試験ではスムーズなゲートの出ですんなりと前に立てた後は流して3着。全体時計はこのレースに出走するメンバーでは2番目となる58.8秒を記録。管理するのは川田 将雅騎手の父親である川田 孝好調教師。430kg台の小柄な馬格ということで仕上がりも早そうな点に加えて佐賀競馬の短距離で好走する馬が多いストームキャット系という点も評価。

馬主は全国各地の地方競馬場に馬を所有し中央競馬の馬主資格も持つ長井 純一氏ということで馬主服を着せて挑むほどの自信の表れ。

最内枠からすんなりと前に立ち3コーナーから馬場の真ん中に持ち出せれば余裕で突き抜けそう。

この馬からどう流すかがカギ。

まず⑦ショウカイキョウは中間にゲート練習ばかりやっておりそれでもゲートが改善されないらしいので完全無視（恐らくだがそれもありこの枠順になったのだろう）

④スターマジックは試験時で386kgしか馬体重がなかったので仕上がりは良さそうだが二の脚がないのでゲートを完璧に出たら3着までの評価としておく。

③ブリュットミレジメは地方競馬の短距離新馬戦で好走が続くコパノリッキー産駒。スタートがやや遅いので二の脚で追走となることが予想されるだけに素直に対抗評価とするが勝ちに行こうとして前の馬のスピードについて行けずバテると間を割られる可能性も（これは本命が逆の立場になると同様のことが言える）

逆転も視野に入れておきたい。

⑥テツワンキングに関しては何かが崩れた時に入れるか程度の評価。ゲートの出も悪く父カンパニーにはさすがにこの距離は短い。

②ハナハサクはハナを切るまで想定。この馬が出て①ミユキゲコクジョウに道中で捲られなかった場合は2着残しも。

買い目

3連単

1-23-2346
3-1-24

予想②

佐賀2歳
900m

まず先に言いたいがこのページを開いたら対抗が取り消しになっていた。

ただし地方競馬の新馬戦というのはこんなことザラです。今年南関東競馬2冠に輝き木曜の関東オークスでも有力馬の一頭とされるケラススヴィアも始まりは当日の出走取消でした。

ただしこれにより本命がゆるぎないものに。

推奨馬

5 サンヨースマイル（飛田）

昨年、中央、地方の早い時期の短距離戦2歳戦で好走馬が多かったアジアエクスプレス産駒。早熟、短距離適性が強いことに加えてゲートの出と二の脚が優秀な馬が多いのも特徴で上記で解説したストームキャット系の話にも合致。

何より鞍上が現在佐賀競馬の若き天才と称される飛田騎手でありながら減量特典を受けられるという最大のアドバンテージ。ビックアーサー産駒でスピード力が高かったセキトバノゴトクがゲートの出にやや課題のあるこの馬より先に行かれると厄介と思っていたら取り消しとなり二の脚で他の馬には逆転できると判断。砂を被ると嫌がる馬が多いヘニーヒューズの後継馬という事もあり陣営希望の外枠でレースできるのも大きい。

セキトバノゴトクがいなくなったので対抗らしい対抗は皆無。流石にこの馬の単勝が1.5前後になるのでこれだけで買うわけにはいかないので⑥シゲルウサギを据えて後は全部流すことにする。

面白そうなのは③アメリカンウルフ。2番手に山口勲を据えてポカりそうな可能性もあるので間を割ることを念のため考えても良い。

⑤-⑥-③で順当に決まる気がするがこの辺がよくわからないのが新馬戦の面白いところ。

買い目

5-6-全
5-3-6