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【種牡馬辞典】デインヒル系

デインヒル

<プロフィール>
1986年生、米国産、9戦4勝
<主な勝ち鞍>
1989年スプリントC(T6F)
<代表産駒>
デザートキング(1996年愛ナショナルS、1997年愛2000ギニー、愛ダービー)
ロックオブジブラルタル(2001年仏グランクリテリウム、デューハーストS、2002年英2000ギニー、愛2000ギニー、St.ジェームズパレスS、サセックスS、ムーランドロンシャン賞)
ファインモーション(2002年秋華賞、エリザベス女王杯)
North Light(2004年英ダービー)
Dylan Thomas(2006年愛ダービー、2006、07年愛チャンピオンS、2007年ガネー賞、キングジョージⅥ&QEDS、凱旋門賞)
<特徴>
ヨーロッパとオセアニアを中心に大成功を収めたDanzig系を代表する名種牡馬。競走馬としてはDanzig産駒らしいスピードの勝った短距離馬であり、特にトモの強靭さは快速馬揃いのDanzig系でも最上級の血筋。その中でもオセアニアで発展した父系は格別なスピードを有している。これはNorthen Dancer~Danzigから受け継いだものであり、さらには名繁殖Natalmaを3×3でインブリードした賜物といえるだろう。仕上がりが早く、ダッシュ力に優れ、急坂も苦にしない非常にパワフルな種牡馬だ。ただ、母父His Majestyの母Flower BowlはHyperion系×Son-in-Law系の中長距離馬で、これは父Danzigのスタミナ因子を刺激するもの。そのため、ヨーロッパではHyperionやSon-in-Lawが強調されてNorth Light(2004年英ダービー)やDylan Thomas(2006年愛ダービー、2006、07年愛チャンピオンS、2007年ガネー賞、キングジョージⅥ&QEDS、凱旋門賞)など多くの中長距離馬も誕生した。デインヒルらしさは今後もオセアニアを中心に受け継がれ、ヨーロッパや日本では補強的役割が多くなっていくのではないだろうか。

-Flying Spur

<プロフィール>
1992年生、豪国産、20戦6勝
<主な勝ち鞍>
1995年ゴールデンスリッパーS(T1200m)
1996年オーストラリアンギニー(T1600m)
1996年オールエイジドS(T1600m)
<代表産駒>
Forensics(2007年ゴールデンスリッパーS、2008年クイーンオブザターフS、マイヤークラシック)
Inspiration(2008年香港スプリント、2009年センテナリースプリントC)
Boom Time(2017年コーフィールドC)
<特徴>
1995年ゴールデンスリッパーSなどGⅠ3勝を挙げ、2006/07年豪リーディングサイアーにも輝いたデインヒル系種牡馬。Bull Dog=Sir Gallahadを2×3でインブリードするReplyから繋がる名牝系で、3代母Fanfrelucheは1970年アラバマS優勝馬。同馬の全弟Barachois、Night Shiftは種牡馬としてGⅠ馬を出しており、1980年阪神3歳S勝ち馬サニーシプレーを出したエリモシブレーも同馬の全弟である。Fanfrelucheは繁殖牝馬としても優秀で、1974年ローレルフューチュリティS優勝馬L'Enjoleurを筆頭に数多くの活躍馬を輩出した。本馬はNatalmaの3×3を持つデインヒルの直仔で、Northern Dancerの3×4でNatalma血脈を継続するパターンはRedoute's Choiceなど他の後継種牡馬とも共通する。父同様に筋肉量豊富、特に強靭なトモから生まれる非凡なスピードは豪州競馬を牽引する源泉となっており、直仔Casino Prince(2008年チッピングノートンS)が種牡馬としてGⅠ馬を出すなど父系も細々と繋がっている。

-Danehill Dancer

<プロフィール>
1993年生、愛国産、11戦4勝
<主な勝ち鞍>
1995年フェニックスS(T6F)
1995年愛ナショナルS(T7F)
<代表産駒>
Mastercraftsman(2008年フェニックスS、愛ナショナルS、2009年愛2000ギニー、St.ジェームズパレスS)
Dancing Rain(2011年英オークス、独オークス)
Legatissimo(2015年英1000ギニー、ナッソーS、愛メイトロンS)
<特徴>
1995年フェニックスS、愛ナショナルSを連勝した早熟マイラー。種牡馬としても仕上がりの早いマイラー種牡馬として活躍し、2009年には英愛リーディングサイアーにも輝いた。3代母Lianga(1973年ローベルパパン賞、1975年ジャックルマロワ賞)から繋がる牝系からはMr. Greeleyやストリートセンスなど多くの名種牡馬が誕生しており、本馬もそれらと同様に優秀なスピードと早熟性を子孫に伝えている。

-Tiger Hill

<プロフィール>
1995年生、愛国産、17戦10勝
<主な勝ち鞍>
1998年バーデン大賞(T2400m)
1999年バイエルンツフトレネン(T2000m)
1999年バーデン大賞(T2400m)
<代表産駒>
Konigstiger(2004年伊グランクリテリウム)
Iota(2005年独オークス)
Rewilding(2011年ドバイシーマクラシック、プリンスオブウェールズS)
<特徴>
1998、99年バーデン大賞を連覇し、1998年凱旋門賞でも接戦の3着に入るなど中長距離路線で活躍したデインヒル直仔。母The FillyはHyperionの4×5・6を持つドイツ産馬で、本馬自身はHyperionを6・8・6×5・6・7で継続。強靭なパワースピードを伝えるデインヒル産駒でありながら中長距離でスタミナ負けしなかったことはここに起因し、種牡馬としてもIota(2005年独オークス)やRewilding(2011年ドバイシーマクラシック、プリンスオブウェールズS)などスタミナ豊富な産駒を多く輩出した。種牡馬として成功したとは言えないが、繁殖牝馬の父としては非常に優秀で、2012年独オークス馬サロミナなど世界中でGⅠ馬の誕生に貢献している。

-コマンズ

<プロフィール>
1996年生、豪国産、15戦4勝
<主な勝ち鞍>
1999年ミサイルS(T1100m)
<代表産駒>
Purple(2009年ストームクイーンS、クイーンズランドオークス)
Appearance(2012年マイヤークラシック、2013年クールモアクラシック、クイーンオブザターフS、2014年カンタベリーS)
Melody Belle(2017年サイアーズプロデュースS、2018、19年タージノトロフィー、2018~20年ウィンザーパークプレート、2019年マニカトスプリント、ハウヌイファームWFAクラシック、エンパイアローズS、2019、20年スプリングクラシック、2019、21年ニュージーランドS、2021年ソーンドンマイル)
<特徴>
Lady Josephineに遡る名牝系であり、5代母Tessa Gillianは名種牡馬Royal Chargerの全妹という良血。さらに、母母Eight CaratはOur Diamond Lover、Kaapstad、Marquise、Octagonal、Mouawadという5頭のGⅠ馬を輩出した名繁殖牝馬で、OctagonalにおいてはGⅠ10勝を挙げて、1995/96年シーズンには豪州年度代表馬にも輝いた。本馬自身は豪GⅢミサイルSを制した程度だが、全兄Danewin(1994年スプリングチャンピオンS、1995年ローズヒルギニー、ドゥーンベンC、コーフィールドS、マッキノンS)の活躍もあり、血統価値を評価されて種牡馬入り。2018/19、19/20年新年度代表馬Melody Belle(2017年サイアーズプロデュースS、2018、19年タージノトロフィー、2018~20年ウィンザーパークプレート、2019年マニカトスプリント、ハウヌイファームWFAクラシック、エンパイアローズS、2019、20年スプリングクラシック、2019、21年ニュージーランドS、2021年ソーンドンマイル)など数多くのGⅠ馬を輩出し、種牡馬としては兄以上の成功を収めている。父デインヒルのNatalmaの3×3を継続した他のスピード型デインヒル系種牡馬とは異なり、本馬はPetitionの5×3を持つ程度。寸詰まりの体形ではあるが、筋肉量は多過ぎず、Purple(2009年ストームクイーンS、クイーンズランドオークス)など中距離をこなす馬も少なくないオールラウンダーな種牡馬であった。

-Dansili

 <プロフィール>
1996年生、英国産、14戦5勝
<主な勝ち鞍>
2000年ミュゲ賞(T1600m)
<代表産駒>
Rail Link(2006年パリ大賞、凱旋門賞)
ハービンジャー(2010年キングジョージⅥ&QEDS)
The Fugue(2012年ナッソーS、2013年ヨークシャーオークス、愛チャンピオンS、2014年プリンスオブウェールズS)
Dank(2013年ビヴァリーDS、BCフィリ‐&メアターフ)
Flintshire(2013年パリ大賞、2014年香港ヴァーズ、2015、16年ソードダンサーS、2016年マンハッタンS)
<特徴>
名繁殖牝馬Hasiliの初仔であり、弟妹にはBanks Hill(2001年コロネーションS、BCフィリー&メアターフ、2002年ジャックルマロワ賞)、Heat Haze(2003年ビヴァリーDS、メイトリアークS)、Intercontinental(2004年メイトリアークS、2005年BCフィリー&メアターフ)、Cacique(2006年マンハッタンH、マンノウォーS)、Champs Elysees(2008年ノーザンダンサーターフS、ハリウッドターフS、2009年カナディアンインターナショナルS)という5頭のGⅠ馬がいる超良血馬。本馬自身は1999年仏2000ギニー2着などビッグタイトルを手にすることはできなかったが、種牡馬としてはRail Link(2006年パリ大賞、凱旋門賞)を筆頭に数多くのGⅠ馬を輩出し、2006年には仏リーディングサイアーにも輝いた。母はKahyasi×High Line×Robertoと重厚な血が並ぶが、3代母Sookera(1977年チヴァリーパークS)がRoyal Charger≒Nasrullahの4・4×4、母HasiliがNasrullah≒Royal Chargerの5×6・6・6、Seven Seas=Heliopolisの6×6などスピード血脈を兼備しており、本馬はNatalmaの4・4×6、Seven Seas=Heliopolisの7×7・7などを保持。デインヒル系でありながら中距離で切れる産駒を多く出したことはこれらの血に起因し、代表産駒であるハービンジャーの切れ味も父譲りの美点であったといえるだろう。Cacique=Champs Elyseesは種牡馬として、Banks Hillは繁殖牝馬としてGⅠ馬を出しており、Hasiliの姉妹のラインからもGⅠ馬が続々誕生。日本でもDansili=Promising Leadの2×2を持つファントムシーフが2戦2勝で野路菊Sを制しており、ハービンジャーを中心に今後さらに存在感を増していきそうだ。

--ハービンジャー

 <プロフィール>
2006年生、英国産、9戦6勝
<主な勝ち鞍>
2010年キングジョージⅥ&QEDS(T12F)
<代表産駒>
ディアドラ(2017年秋華賞、2019年ナッソーS)
モズカッチャン(2017年エリザベス女王杯)
ペルシアンナイト(2017年マイルCS)
ブラストワンピース(2018年ブラストワンピース)
ノームコア(2019年ヴィクトリアマイル)
<特徴>
2010年キングジョージⅥ&QEDSでケープブランコやワークフォースといった並み居る強豪を相手にレースレコードでの優勝。2着馬ケープブランコにつけた11馬身の着差は同競走史上最大だったが、その後、骨折により引退を余儀なくされた。引退後は日本の社台スタリオンステーションで種牡馬入り。日本では不振のデインヒル父系だが、本馬は父Dansili譲りの素軽いフットワークで走り、3世代目の産駒からディアドラ(2017年秋華賞、2019年ナッソーS)、モズカッチャン(2017年エリザベス女王杯)、ペルシアンナイト(2017年マイルCS)とGⅠ馬が立て続けに誕生した。トモや繋が緩いため短距離適性は高くなく、顔の大きさや筋肉量から超長距離適性が高いとも言えないが、芝2000m前後で披露する息の長い末脚は日本の競馬でも大きな武器となっている。また、本馬自身のデビュー戦は3歳4月と遅く、頭角を現したのは4歳になってから。産駒が挙げたGⅠ7勝もすべて3歳11月以降のもので、成長スピードは晩成傾向といえるだろう。

-Redoute's Choice

<プロフィール>
1996年生、豪州産、10戦5勝
<主な勝ち鞍>
1999年ブルーダイヤモンドS(T1200m)
1999年マニカトS(T1200m)
1999年コーフィールドギニー(T1600m)
2000年CFオーアS(T1400m)
<代表産駒>
Stratum(2005年ゴールデンスリッパーS)
ミスフィンランド(2006年ゴールデンスリッパーS、豪1000ギニー)
The Autumn Sun(2018年コーフィールドギニー、2019年ローズヒルギニー)
<特徴>
2005/06、09/10、13/14年豪リーディングサイアーに輝いた名種牡馬。4代母Best in Showに遡る名牝系で、本馬の下には全弟Platinum Scissors(2002年スプリングチャンピオンS)や半弟Manhattan Rain(2009年サイアーズプロデュースS)などがいる。Natalmaの3×3を持つ父デインヒルに、Northern Dancerの3×4で継続しており、父同様に筋肉量豊富、特に強靭なトモから生まれる非凡なスピードは豪州競馬を牽引する源泉となっている。北米血脈中心の血統表に、母父Canny Ladでオセアニア血脈を取り入れた配合形が○。

--スニッツェル

<プロフィール>
2002年生、豪州産、15戦7勝
<主な勝ち鞍>
2006年オークリープレート(T1100m)
<代表産駒>
Shamus Award(2013年コックスプレート、2014年オーストラリアンギニー)
Redzel(2017、18年ジ・エベレスト)
Estijaab(2018年ゴールデンスリッパーS)
<特徴>
Redoute's Choiceの最良後継種牡馬であり、2016/17~19/20年豪リーディングサイアーに輝いた名種牡馬。父はデインヒル系らしいスピードを武器にマイル以下で活躍したが、母Snippets' LassもNorthern Dancerの4×3などから非凡なスピードを受け継いだスプリンターであり、本馬自身はLunchtimeの5×3やNijinsky≒Storm Birdの4×3なども併せ持つ形。父の良さを継承した正統後継種牡馬といえ、世界最高賞金芝GⅠであるジ・エベレストを連覇したRedzelを筆頭に多くの活躍馬を輩出している。

-ロックオブジブラルタル

<プロフィール>
1999年生、愛国産、13戦10勝
<主な勝ち鞍>
2001年仏グランクリテリウム(T1400m)
2001年デューハーストS(T7F)
2002年英2000ギニー(T8F)
2002年愛2000ギニー(T8F)
2002年St.ジェームズパレスS(T8F)
2002年サセックスS(T8F)
2002年ムーランドロンシャン賞(T1600m)
<代表産駒>
Mount Nelson(2006年クリテリウムインターナショナル、2008年エクリプスS)
Eagle Mountain(2008年香港C)
サミター(2012年愛1000ギニー、ガーデンシティS)
Prince Gibraltar(2013年クリテリウムドサンクルー、2015年バーデン大賞)
<特徴>
GⅠ競走7連勝という偉業を成し遂げた歴史的名マイラー。4代母Nile Lilyに遡る牝系で、母母Push a ButtonはRiverman(1972年仏2000ギニー、イスパーン賞)の半妹。そこに、Be My Guest、デインヒルとNorthern Dancer系種牡馬を掛け合わせたのが本馬であり、Nile Lily牝系とNorthern Dancerの3×3(Natalmaの4・4×4)から受け継ぐスピードが本馬の持ち味といえるだろう。特に、デインヒル系らしいトモの発達は素晴らしく、種牡馬としても世界各国でスピード馬を輩出した。2016年最優秀短距離馬ミッキーアイル(2014年NHKマイルC、2016年マイルCS)はディープインパクト産駒ながらスプリントGⅠでも複数回好走。同馬のスピード面を支えたのが、まさに母父に入る本馬の血であった。

-Exceed and Excel

<プロフィール>
2000年生、豪州産、12戦7勝
<主な勝ち鞍>
2003年ドバイレーシングクラブC(T1400m)
2004年ニューマーケットH(T1200m)
<代表産駒>
Excelebration(2011年ムーランドロンシャン賞、2012年ジャックルマロワ賞、クイーンエリザベスⅡ世S)
Overreach(2013年ゴールデンスリッパーS)
Mr Stunning(2017、18年香港スプリント、2020年チェアマンズスプリントプライズ)
<特徴>
デインヒル産駒らしい筋骨隆々な馬体を誇り、2003年ドバイレーシングクラブC、2004年ニューマーケットHなど芝スプリンターとして活躍。種牡馬としてはオセアニアにとどまらず、世界中でスピード馬を輩出した。他のデインヒル直仔の後継種牡馬と同じくNorthern Dancerの強いインブリードが特徴的。日本ではHelmet(2011年サイアーズプロデュースS、豪シャンペンS、コーフィールドギニー)の代表産駒であるサンダースノーが2020年からダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスで種牡馬生活を送っている。

-Fastnet Rock

<プロフィール>
2001年生、豪州産、19戦6勝
<主な勝ち鞍>
2005年ライトニングS(T1000m)
2005年オークリープレート(T1100m)
<代表産駒>
モシーン(2011年クラウンオークス、2012年オーストラリアンギニー、ランドウィックギニー)
Fascinating Rock(2015年英チャンピオンS、2016年タタソールズGC)
Qualify(2015年英オークス)
<特徴>
2011/12、14/15年豪リーディングサイアーに輝いたデインヒル直仔の名種牡馬。母母GatanaはMarauding産駒の1994年ニューマーケットH2着馬、母Piccadilly CircusはロイヤルアカデミーⅡ産駒の1998年ブルーダイヤモンドS3着馬という短距離牝系。本馬は父にデインヒルを配してさらにスピードとパワーを強化しており、筋骨隆々、かつコンパクトにまとまった体形で芝短距離GⅠを2勝した。種牡馬としても多くのスプリンターを輩出したが、Qualify(2015年英オークス)やFascinating Rock(2015年英チャンピオンS、2016年タタソールズGC)など幅広いカテゴリーでGⅠ馬を出したことも特徴的で、比較的母馬の良さを引き出す能力に長けた種牡馬だったともいえるだろうか。


≪坂上 明大(Sakagami Akihiro)≫
 1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。
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