定額住み放題サービスの利用者と、地域の人がつながる場づくり
まちづくりホステルALAが提携しているADDress。
2室を専用に提供していますが、毎日のように全国からユーザーが利用されています。
定住の住所を持たずに各地を転々としながら、旅するように暮らしている、いわゆるアドレスホッパーも。
大手企業でリモートワークをしている人、フリーランスでクリエイティブな仕事をしている人など、仕事をしながら、ゆっくりと自然を満喫しながら中長期滞在、僕らや地元の人ともゆるやかに交流が生まれて、ALAにとってもいいコミュニティ醸成につながってます。
それほど目的性の強い観光資源もない都農町において、町内事業所への出張客以外、仕事をしに訪れる人というのはほぼいなかったのではないでしょうか。
僕自身、メディアで見てなんとなく知った気になってたADDressやHafhのユーザーさんと間近に接することで、改めて働き方や住まい方、過ごし方の選択肢が増えてきたことを実感し、都農町でもまだまだポテンシャルがあるなとビジネスチャンスも感じてます。
1.アドレスホッパーは17万人以上
アドレスホッパーとは、
不動産情報サイト「SUUMO」を運営するリクルート住まいカンパニーによる調査では、2018年時点で複数の生活拠点を持って生活している人が全国で17万人以上いると推計されています。
17万人というと、東京都中央区の人口とほぼ同じ。
アドレスホッパーには、どんな人が多いのか?
多くのアドレスホッパーに利用されている定額住み放題の多拠点生活プラットフォーム「ADDress」の利用実態レポートを見ると、傾向が見えてきます。
男女比は6:4でほぼ半々。
40, 50代も一定数いるようですが、20,30代が目立ちます。
家族構成は単身が多いと思いきや、家族がいると答えている人が59.6%。
世帯年収も偏りなく。
職業別に見ると、会社員が40%と多いですが、
職種のTOP3は、
2.定額住み放題サービス
働き方改革やテレワークの推進の流れも受けて、さまざまなサイト・サービスが登場し始めていますが、代表的なのは、「ADDress」と「HafH」の2つ。
定額住み放題 多拠点生活プラットフォーム「ADDress」
月額4.4万円から、ADDressと提携する施設に好きなだけ滞在できる。
HafHは一般のホテルも多い一方、ADDressはゲストハウスなど、「家守」と言われる管理人との距離がより近い傾向にあるようです。
旅のサブスク「HafH」
サービス内で獲得できる《HafHコイン》を使って宿泊する「旅のサブスク」サービス。
36の国と地域、569都市の1010拠点を定額で利用可能。
日本サブスクリプションビジネス大賞2021の大賞も受賞。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000050148.html
3.旅人が求めるもの
こちらもADDressの調査結果ですが、多くの利用者が地域や家守、会員同士の交流を求めているのがわかります。
家守、会員同士の交流が比較的、期待通りである一方、
「地域との交流」が生まれるように積極的に働きかけることが、利用者の満足度UP、より多くの利用者を呼び込むことにつながりそうです。
実際、満足度の高い施設では、その地域ならではの体験を満足度の理由に挙げる人が多い結果に。
「地域ならでは、の体験とは?」の実態は、文化体験や農業体験もある一方、最も多いのは「ウォーキング・まち歩き」。
まちの様子を紹介して、たまたま出会った人との会話や出来事を楽しむことが、観光地らしい体験より、リアルなまちの様子が知れて良いのかも知れません。
4.地域の人との交流
現地を知る体験コンテンツをどのように用意するのか?の問いに対して、
ADDressの施設を運営する「家守」の人たちの回答結果は、1番は「地域の知人友人」。
1ヶ月ほど前に滞在していた人は、ALA、都農町がすっかり気に入ったようで連続して週末をはさんで延泊。日曜日にあってなにかさっぱりした感じだとおもったら美容院CANDLEにいってカットしてました。
僕らが行ってるところを紹介したところ早速ご利用いただいたみたいで、後日、僕が自分のカットで行った際、感謝されました。
また、先週、まちづくりツアーで都農町に前泊で来た方は、ALAから唯一歩いていける居酒屋「いろり」に。そこで地元の方からご馳走になって、その後、一緒にスナックで熱唱してたり。
町内外の人が交流できる場づくりを目指している、まちづくりホステルALAとしてもADDressをはじめとする定額住み放題サービスとの相性はとても良いようです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?