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布教したい!一味違う名作映画10選

 どうも、金継けい子(かなつぎ・けいこ)です。

 好きな映画は見まくるもの。そして、いつもとちょっと違うものが欲しくなる。甘いコーラに対する塩味ポップコーンのように。
 という訳で、いつもとちょっと違うチョイスがしたい人向けに、オススメ映画を10本ご紹介してみます。


普段映画見ない人向け

邦画『ジャッジ!

 CM業界人によるCM業界を舞台とした映画です。トヨタ自動車のドラえもん(演:ジョン・レノンさん)CMの人などが製作陣。
 テンポの良い展開。配役が絶妙。カマキリ!
 海外の広告祭がメインなので、邦画によくある「ちぢこまった感」が少ないところも、見やすさの秘訣。

 ちなみに本作を見て「ちぢこまった感」「ガチオタク感」が欲しくなったら、次に邦画『キサラギ』を観るのがオススメです。

気楽に見られるスポーツもの

洋画『イーグル・ジャンプ

 アメリカ・イギリス・ドイツの共同作品。
 実在の、イギリス初のスキージャンプ選手の伝記映画です。主演は『キングスマン』主人公を演じた、タロン・エジャントンさん。
 作中「言葉が通じない」のも大事な要素なので、字幕版がオススメ。ヒュー・ジャックマンさんのセクシーボイスも聞けます。吹替版だと、日本語と原語まじり。

 こういうタイプの主人公が好きなら、吹替のクオリティも高い、海外ドラマの『グッド・ドクター 名医の条件(アメリカ版)』もオススメです。

洋画『クール・ランニング

 ディズニー製作の素晴らしき黒人映画。1990年代はこういうのが作れたのに何故…。
 南国ジャマイカの陸上選手がチームを組んで、冬期オリンピックのボブスレーに出場した、という事実をもとにした物語。
 吹替がものすごく良い!黒人の厚みのある唇、バネのある筋肉、そしてキャラクターごとの個性を感じさせる、声優キャストが揃っています。
 
 ちなみに、『イーグル・ジャンプ』終盤と『クール・ランニング』は、同じ年の冬期オリンピックがモデルです。

映画はハリウッドだけじゃない

インド映画『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打ち上げ計画

 お約束として歌って踊るシーンもありますが、お掃除シーンなので、まぁそういう人もいるよねって、インド映画の中では見やすい作品。
 ハリウッドでいう『ドリーム』や『アポロ13』などの、宇宙開発の実話系映画です。
 色んなタイプの男性と女性が、一つのチームになって、それぞれの仕事と生活を頑張ります。多様性のある世界が見たいときにもオススメ!
 (吹替は存在しません)

ドイツ映画『陽だまりハウスでマラソンを

 老後の苦労。愛する者との死別。歳を取ったあとの生きる喜びって?という課題を、愛情深く描いている作品です。
 主人公は元マラソン選手のおじいちゃん。おばあちゃんと老人ホームに入るも、うまく馴染めず、自分らしい老後を模索して、再びマラソンのトレーニングを始め…というストーリー。
 しっとり。お茶目。俳優たちの名演が光ります。
 (吹替は存在しません)

 作中オリンピックの話が出てきますが、この映画は事実と異なるフィクションです。

フランス映画『最強のふたり

 首から下がマヒしたお金持ちのおじちゃんと、介護に雇われた黒人男性が主人公のコメディ映画。のちにハリウッド版リメイクも出ました。
 テンポの良い、コミカルな表現がステキです。
 真っ当な人間として扱われない二人。価値観の違いが、トラブルを生みながらも、お互いのいい変化に繋がっていく。
 吹替版もいい映画なので、字幕か吹替かはお好みでどうぞ。

踊るエネルギーに触れてみる

イギリス映画『リトル・ダンサー』

 バレエ映画の名作。少年漫画のような要素も強く、男性にオススメしていきたい作品です。
 貧しい炭鉱の町。気弱なところのある少年が、父親のために通っているボクシングジムの片隅で開かれていた、女子向けのバレエ教室と出会う。そして教師にバレエの才能を見出されるが…。
 自分自身と向き合う勇気。周りに優しさを向けられる強さ。父性もしっかり描かれてるのが魅力的!
 吹替はDVDとBlue-rayで違いますが、どっちもいい感じです。

邦画『のぼうの城

 特撮みたいなノリがあるので、時代劇や、日本芸能の入口として楽しみやすい作品です。特に『シン・ゴジラ』好きな人にオススメ。
 能楽師の野村萬斎さんが主演。ストーリーやキャスティングも全編にわたって完成度が高い…!水攻めによる津波のシーンも精巧で、東日本大震災のために劇場公開を一番延期させたほど。
 味方は500人、敵は20000人。人民たちの心を武器に、「でくのぼう」と呼ばれた総大将は奇策をしかける!

戦争のために起こること

ロシア映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー

 『暴れん坊将軍』の上様のように一対多数の状況を覆していく、カッコイイ戦車の戦闘が見られます。処刑用BGMは「白鳥の湖」。さすがロシア国内No.1メガヒット。
 プロパガンダの気配もありますが、ロシアだけじゃない、カッコイイ戦争映画に必ずついてくる危険性だとお忘れなく。
 字幕版のほうがオススメ。吹替は……けい子ちゃん的には「主人公が肩幅が足りない」ですね、MCU版『キャプテン・アメリカ』みたいなビジュアルと声質のギャップがあります。

合作映画『戦場のメリークリスマス

 日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの合作。
 キャストはほぼ男性のみ。同性愛が含まれます。戦争ものですが、戦闘シーンはほとんどありません。
 「戦争とは何か?」を忘れないために一番必要な作品だと思います。
 言葉のない暗闇の中でも何が起きているのか分かりやすい、作中陸軍大尉も演じている坂本龍一さんの音楽や、青い光の照明効果が、とってもベストマッチです。

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