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【2021年】フィジカルコーチ必読note

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「スポーツ現場のトレーニング指導で必ず役立つはず!」と書いた記事を詰め込むトレーニングマガジン🏋️‍♀️ 大好評だった2019-2020年版に続く2021年版です!12月31日現在33… もっと読む
2021年に書いた全33記事が入ってます!2022年の最新記事をご覧になりたい方はPITTOCK … もっと詳しく
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記事一覧

【2022年末】2019〜2022年厳選5記事無料プレゼント

2022年はそれまでの数年間とは打って変わって、noteやブログ、つまり文章が書けない年でした。 新しい環境で仕事を始め、まずそこに適応することにエネルギーを注いでいたからかもしれません。 しかしこれまで数年間、遡ると2016年にブログを書き始め2019年からnoteを書き始めた計6年間、やはり書いている時期は多くのことを学べている時期でしたし、アイデアも溢れ、とにかく「もっともっと」とエネルギーに溢れていたなあと感じます。 もちろん今年がそうでなかったわけではないです

オンラインセミナー「現場に繋げる運動学習」の内容を超要約! 【エクスターナルフォーカス・アフォーダンス・制約主導型アプローチ 他】

昨日12/29に運動学習をテーマにオンラインセミナーを開催しました。 講師を九鬼さん@kuki_seitaと僕が担当し、イクサポがファシリテーターです。 https://note.com/keidmatsu/n/nf1726c29b6a1 ご参加いただいた方々からも様々な感想をいただきました。 今回の記事では僕が担当した部分の内容を超簡潔に要約してお届けします。 「超」簡潔なので、細かいところは書きません!大枠だけです! 本記事を読んでいただいて、 「セミナーの申込み

チームのウォーミングアップを日替わりで変化させる ~戦術的ピリオダイゼーションを参考にして~

チームでウォーミングアップを行う場合、どのような内容で行うでしょうか? ・全員でランニング→ストレッチ→体幹トレーニング→基礎 ・ブラジル体操→パスコン のような流れをルーティンとして行っているチームも少なくないかもしれません。 ウォーミングアップの目的が体温上昇や筋のアクティベーションなどの続くトレーニングへの準備だけであれば上記の内容でも問題ないかもしれませんが、チームのウォーミングアップの時間が1回15分だとすると、15分/日×4回/週=60分/週の時間をかけてい

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サッカー選手の最大速度を引き出すロングスプリントトレーニング

サッカーの試合で行われるスプリントは一度に30m以下の距離で実行されるものがほとんどです。 下の引用元Tweetでは平均17mとされており、また別の研究ではサッカー選手の1度のスプリントは平均2秒以下で完結するとされていることから、サッカー選手の一度のスプリントは平均して15m前後であると考えられます。 これは現場的な感覚とも一致するのではないでしょうか。 30m以上距離のスプリントはそれを実行する頻度は少ないとしても、決定的なシチュエーションと結びつくことも珍しくあり

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ランダム練習vsブロック練習 効果的な練習を行うための練習の複雑性は? 【文脈干渉効果】

数ヶ月ぶりにESOマガジンで執筆します、松本と申します。現在は九州のサッカークラブにて育成年代(小学生〜高校生)を対象にフィジカルコーチを務めています。 Keisuke Matsumoto Twitter:DoKei56 今回の記事は運動学習をより効果的にするためのランダム練習とブロック練習に関してです。 ある運動や動作を習得したいとき、その運動を反復することで少しずつ習得していくことができます。 ランダム練習のメリットを理解した上で、うまく使いこなせれば運動指導や自

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プライオメトリクス ランディング(着地)の技術 ~安全・効果的なトレーニングの基礎~

プライオメトリクスに関してNSCA(National Strength and Conditioning Association) は全10項からなるポジションステートメント(1)を出しています。 1〜4にプライオメトリクスのメリット、5〜10に注意点が記されています。 こちらはぜひプライオメトリクスを行うすべての人に読んでもらいたいです↓ NSCAポジションステイトメント プライオメトリックエクササイズ  1〜4にあるようなのプライオメトリクスのメリットはこれまでも書

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プライオメトリクス 【両脚・片脚エクササイズの使い分け】 足関節のバネ・股関節のパワー

プライオメトリクスは短い接地時間で爆発的・弾発的に力を発揮するトレーニング方法です。 以前の記事でも書いたように力発揮能力を高めるためにプライオメトリクスは非常に有効なトレーニング手段です。 ストレングストレーニング(筋力トレーニング)と組み合わせることでよりその恩恵を高めることが期待でき、【ストレングストレーニング × プライオメトリクス】はアスリートのフィジカルトレーニングの王道戦略の一つともいえるのではないでしょうか。 関連過去記事 ・ストレングストレーニングとプ

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サッカー選手の方向転換動作と体幹制御② 体幹側屈と骨盤コントロール ~体幹が逆側に側屈する?~

前回記事では方向転換動作の減速局面に着目し、サッカー選手の方向転換動作における股関節と体幹制御の関係性に関して書きました。 前回記事のポイントは「股関節(お尻)を使って方向転換動作を実施することが重要であり、そのためには腹筋と背筋の制御により骨盤-体幹を安定されることが前提条件になる」ということでした。 前回で述べた骨盤の制御は矢状面(身体を横から見た面)での制御に関してでした。 今回の記事ではサッカー選手の方向転換における前額面(身体を前方から見た面)での骨盤-体幹制

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サッカー選手の方向転換動作における股関節と体幹制御の関係性

先日footballistaで公開されたこちらの記事。 筑波大学の谷川先生がサッカー選手に必要な方向転換能力や、それに伴うコーチングやトレーニングの考え方を話しています。先生は大学時代の研究室の指導教員でした。 記事内で紹介されている論文で示されたのは 「状況判断が伴う方向転換走では状況判断を伴わない方向転換走と比較して方向転換動作が変化する。」 という知見であり、特に股関節と体幹の動きに着目しています。 川原布紗子(2020)光刺激による状況判断の有無が方向転換動作に

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骨盤と股関節を機能させ軸を作る「ヒップロック」とトレーニングへの応用

1日3部練、年間114日と圧倒的な量、そしてこの理論を取り入れるとFIFAランク3位のブラジルにだって勝てる事は既に証明されている。 これはエディージャパンの話だ。ジャパン・ウェイというビジョンのもと、「強みを知り、強みを伸ばす」強化を実践した。 そのプロセスとして着手したのがフィジカル強化だ。 そして、世界3位の南アフリカを撃破したのは周知の事実だ。 その理論「ヒップロック」。 本記事では日本ではまだ知るものの少ない「ヒップロック」を解説・紹介・トレーニング動画を掲

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急減速と重心のコントロール ~なぜ抜重して重心を下げるのか?~

サッカー選手にとって減速能力が重要であることはこれまでの記事でも触れてきました。 これまでの記事では「重力や地面反力の活用」「Penultimate foot contactでの減速」を主に取り上げました。 地面反力を有効活用し減速能力を高めるためには力発揮能力(筋力・パワー・バネなど)と減速スキル、コアコントロールが特に重要です。 これまで紹介して減速スキルはPenultimate foot contactでの減速でしたが、今回は重心をコントロールするスキルの一つであ

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疲労状態でのトレーニングでは体の中でどのような反応が起きているか? 「フィジカルトレーニングと生理学」

今年3月に書いたこちらの記事をつい先日無料公開しました。 僕がトレーニングを考えるときの根底にある考え方なので、より多くの人に読んでもらいたいと思ったからです。 遠藤航選手の発言から「疲れた状態でいかにプレーし続けるか」と「疲れない状態をできるだけ維持する」という2つの目的からフィジカルトレーニングを考えた記事です。 この記事では「疲労しない状態をできるだけ維持する」という視点からトレーニングを考え、トレーニング強度や質を維持したままその量を最大化することが重要であるとい

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ストレングストレーニングとプライオメトリクスの組み合わせがサッカー選手のパフォーマンス向上に有効である理由を地面反力から考える

■スプリントや方向転換の力の源は2つの外力 人が身体を動かすとき、その力の源になるのは筋です。 筋が活動し、骨と骨を動かすことで僕たちは身体を動かすことができ、その結果歩く、走る、投げるなどの運動が行われます。 しかし直接的に僕たちの体を動かしている力は外から働く力であり、それが ・地面反力 ・重力 の2つです。 地面反力は筋活動や重力によって地面に伝えることで、地面から自分の身体に働く力です。 これは作用反作用の法則によって生じます。 主観的なイメージでは自分が

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サッカー選手のためのチューブレジステッドスプリントトレーニング ~加速能力の向上を目指すトレーニング戦略~

加速能力を向上させることは多くの球技系アスリートの願いです。 それはサッカー選手にとっても同様です。 リンク先の記事ではジャンプパフォーマンスから判定される力発揮能力の特性からトレーニングを選択する、という考え方を紹介しています。 選手個々人の身体的特性や、それに合わせてプライオメトリックトレーニングやストレングストレーニングを選択することで、効果的に加速能力を向上させることが期待できます。 記事より引用します。 CMJタイプの選手はより短い時間での力発揮能力を高め

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