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流れを読み “あたり”を見つけることがすべて。失われた高揚感を再び日本のビジネスにもたらす【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「Future Update」では、取材から年月が経ち、急成長を遂げた企業、上場を果たしたスタートアップなどに前回取材から今日までの歩みを改めてお伺いします。


2018年7月にスタートして以来、さまざまな経営者のインタビューを掲載してきた『KEIEISHA TERRACE』。そのなかでもとくに大きく会社を成長させたスタートアップの経営者、ユニークな製品やサービスで世の中の注目をあつめた経営者、そして読者のみなさんからリクエストが多かった経営者にスポットをあて、初回掲載時からここまでの歩みを伺う『Future Update』。

4人目のゲストは、EVスクーター、EV充電インフラ、ドローン、建設DXなど、独自の優れた先読み力でボーングローバルな新規事業を次々と立ち上げる一方、若手経営者の育成にも心血を注ぐことで知られるテラ・グループの創業者・徳重徹さんです。

前回ご登場いただいたのが、2017年。海外を飛び回っているため、徳重さん自身がなかなか日本のメディアに登場する機会がなかったこの6年の間に、EV事業もドローン事業も驚くほどダイナミックな成長をとげていました。何から伺えば良いのか迷ってしまうほど、盛りだくさんのエピソードを前後編にわけてお伝えします。

【テラグループ 前回掲載からここまでの歩み】

修羅場経験を繰り返して磨かれた“あたり”を見つける感度

井上 今回はテラドローン社長、テラモーターズ会長の徳重徹さんにご登場いただきます。徳重さん、どうぞよろしくお願いいたします。前回ご登場いただいたのが「新・経営者の条件」というトークライブで2017年5月。この頃は、まだコロナの影響がまったくない頃で、たくさんの会員の皆さんをお招きして対談形式でお話しいただきました。そこから6年が経過し、会社もだいぶすごいことになっていますね。

徳重 そうですね。対談当時はテラドローン設立1年目で、事業としても産業としてもドローンがどうなるかわからないという状況だったと思います。そこから、結果的には2回ほどの資金調達も終え、ベルギー、オランダ、インドネシアとサウジアラビアに拠点を持ってやっています。

井上 組織の規模もかなり大きくなっていますね。いま、グループで何名くらいですか?

徳重 800人ほどでしょうか、テラドローンだけでも数百人規模です。やはり僕たちは、「上場して終わり」みたいな“こベンチャー”ではなく、インフラになるような新産業を創り出したいと思っているので、国内に関しては、ドローンはすでに圧倒的ですし、世界でもおそらく常にトップ3です。産業自体が黎明期でも、トップランナーで居続ければ、タイミングが来たときに一気に行ける。新産業において世界で勝つ、そのポジションにはいると思っています。

井上 すごいですね。

徳重 とはい...

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