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ジャンクのパソコンがサクサク動くまで

ジャンクのパソコン

ジャンクでないパソコンはレジ側の明るい場所に整列して横に並んでいる。お値段は1万5千円〜2万円とか3万円とかで、これには基本ハズレで動かないみたいなことはないし、いくらかの保証期間みたいなものもある。すなわち安心安全なのである。
ではジャンク品はと言うと奥の方に置いてあるし、ノートパソコンなんかは閉じたまま四角い入れ物の中に積まれてたりする。こっちは動作保証なんかないので、ハズレて動かない場合は悔しい思いをするだけで、返品はできないしお金は戻ってこない。だから、ジャンクを買う場合は真剣勝負になる。買ってから「使えませんでしたー」ってことないように自分で調べたり確認したりしてから買う必要がある。その結果が失敗であっても誰にも文句を言えない(言っても相手にしてもらえない)。そういう取り決めの世界である。

はじめから保証されているものを買ったところでおそらく動くだろうし、動かなかったら対応してくれる。そんなもの面白くもなんともないではないか。だから私はジャンクにしか興味がないし、基本ジャンクしか買う気がない。

私が購入する方針

かといって500円とか800円とかのノートパソコンはダメであることが多い。頭の悪そうな知らん音楽バンドのシールとかベタベタ貼ってあったり、キーボードが数個取れていたりは触りたくもない。ハードディスクもメモリも「取り外してあります」なんてものも買う気が起きない。

購入するにあたっての私の方針はなにかと言うと、以下になった。
・OSはウィンドウズビスタくらいまで
・キーボードがちゃんと打てること
・電源が入って起動するもの
・価格は五千円くらいまで

(あくまでウィンドウズ(Windows)機にリナックス(LinuxのZorinOS)を入れて、古いパソコンをサクサク動かすのが目的なので、マック(Mac)さんは目に入らない)

はじめからあんまり高いものを買ってしまうと、欲しい人がいても高くなり過ぎて買ってもらえなくなる。買ってきたものを使える機器にして、サクサクと快適に使ってもらえるようになって、「このパソコン手に入れてよかったなあ」と思ってもらえるといいと思うのだ。頭に思い浮かべるイメージは、使う人にとっても機器とっても「快適に使ってもらえてる幸せな姿」である。そんな機器に出会うと、買おうかどうかを迷うことになる。

ウィンドウズ8は入っていません

OS(ウィンドウズなど)が入っているのがハードディスク

そのお店の棚に並んでいたノートパソコンはフジツウ(FUJITSUのFMV)だった。これは、私が最近手に入れたノートパソコンのお安い版である。それにしても見た目が白くて綺麗だし、キーボードにも汚れは見当たらない。元々入ってたのはウィンドウズ8(価格のところに書いてあった)なので、ちょうどいい古さでもある。
「最近私がに入れたノートパソコンと同じメーカーとタイプ(Lifebookという名前)」いうのは大きくて、ハードディスクを引っこ抜いたりした作業を一度しているので、裏蓋が開けやすいのも知っているし、メモリも交換しやすい場所にある。価格の5,500円というのは、購入する気になるギリギリではあった。

どうにも気になるので、スマホでこの機器の仕様を見てみる。最初のメモリは4GBと少な目なので、おそらくはじめて試しに安めのパソコンを買ってみたけど、ノロノロ動くのでだんだん使わくなって、そのまま書斎なんかに放置されてたままだったので、「あなたこのパソコン使わないなら、いい加減処分してくださいよ!」などと背中を押されてしまい、あまりに何度も言われるのでついには売ってしまった。そのような経緯かと思った。
しかし、DVDドライブはブルーレイも書き込みができる優れもので、これだけでも1万ぐらいはするんではなかろうかと思う。これなら5千円なんかでなく、2万円くらいで売られていてもいいように思うが、なぜにこんなにお安いのだろうかという疑問が出てきてしまった。
そこで、小さく値札に書かれている「ウィンドウズ8は入っていません。初期化済み」と書かれていたのを発見した。「なんだそれならそうと、はじめから言ってくれればよかったのに」であった。
そんなことは私は問題にしない。もしちゃんと入っていたとしてもどうせすぐに、中に入っているウィンドウズ8もろとも初期化してしまうのだから。そこにリナックス(LinuxのZorinOS)が入るのだから。


メモリを引っこ抜く

メモリはだいたい2枚差すところがある

それに私が最近手に入れたノートパソコンと、メモリが同じ型であったのがとてもよかった。
そっちのパソコンのメモリがそこそこ動く8GB(4GB×2枚)となっているので、これを引っこ抜いてこっちのパソコンに刺して使おう(4GBは余る)。そうすれば、パソコンにおいてグルグルと目を回して待たされるような状態が、かなり緩和されるであろう。これは例えれば、今までは一車線の道路を交互通行して渋滞しているようなノロノロ状態が、二車線になってスイスイ通り抜けられるような状態であろうか。
それで、メモリを引っこ抜かれたパソコンには、もっと大きな16GB(8GB×2枚)を足して(2枚で2,500円ほど)使ってみたい。そうしたらもしかして、二車線のスイスイを越えた、四車線でビュンビュンになったりするんだろうか?(おそらくグルグルの渋滞がなくなるだけかと思うが)


そして、このフジツウ(FUJITSUのFMV)のノートパソコンを5,500円で買った。電源を入れたらちゃんと動いた。リナックス(Linux)のZorinOSも最新のバージョン17が入った。メモリも差し替えた。サクサクと動きはじめた。
同じ店で買ってきたWi-Fi接続マウスも最初はクリックできなかったが、分解して潤滑スプレー(kure556)を塗って掃除したら、無事クリックできるようになった。Wi-Fi接続キーボードは送信機がなかったのでどうにもならず、結局動かなかった。2勝1敗な気分であった。

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