私がはじめてファンというものになったのは薬師丸ひろ子さんであった。
同時に今作の相米慎二監督を知り、こちらもはじめて監督作品で映画を観るようになった(この後で『翔んだカップル(1980)』を観た)。
公開当時映画館を観客の列が3周とかしていて、朝早く行ったにも関わらず映画館に入れたのは夕方であった。映画がはじまって、スクリーンで薬師丸ひろ子のアップのシーンになると「バシャバシャバシャ!!!」と凄まじい数のカメラのシャッター音が鳴り、ストロボが光って、せっかくのアップなのに真っ白のスクリーンしか見えなくなったりした(きっと写真も真っ白だったであろう)。
『セーラー服と機関銃(1981)』が1981年年末の公開で、次の年の夏にカットされた20分が追加されて『セーラー服と機関銃 完璧版(1982)』が公開された(TBS系で放送された薬師丸出演ドラマ『装いの街(55分)』が併映)。
『セーラー服と機関銃 完璧版(1982)』パンフには、相米慎二監督と薬師丸ひろ子の写真が多く掲載されている。
『セーラー服と機関銃 完璧版(1982)』のパンフは薬師丸ひろ子の写真集のようであったのを今回はじめて知った。『セーラー服と機関銃(1981)』のパンフ内容は12ページで、『セーラー服と機関銃 完璧版(1982)』のパンフは、なんとその倍の24ページもある。これはうれしい。