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自社株買いが株価に与える影響は??

 こんにちは!記事への訪問ありがとうございます。
株式投資で安定して月5万円の株式収入を目指す20代の投資初心者です。
投資について学び、一緒にスキルを磨きましょう。
 今回は、企業が行う自社株買いについて勉強しました。自社株買いのメリット・デメリットを理解し、投資をする上での参考になればと思います。


自社株買いとは・・・?

 自己株式取得のひとつ。企業が自ら発行した株式を自らの資金で買い戻すこと
買い戻した株は、”金庫株”となるか”消却”となる。

”金庫株”

 自社株買いで買い戻した株を、消却せずに保有している自己株式のこと。
企業判断で再び放出することもできるので、市場に流通する株式の量を調整する
手段になる。

”消却”

 株式を消却(処分)すること。それに伴い発行株式数が減少する。

自社株買いの目的

メリット

1.株主・投資家への利益還元  

 自社株買いをすることで、市場に出回る株数は減少する。企業の利益総額が変動しない限り、市場に出回る株数の減少により、1株あたりの純利益(EPS)の向上につながる。EPSが向上する分、株主にポジティブなアピールを行える。
  1株あたりの純資産(EPS) = 当期純利益 ÷ 発行株式数

その他株式指標にもプラスの影響を与えるため株価の上昇につながることが多い。
ROEの改善 自己資本比率(ROE) = 当期純利益 ÷ 自己資本
※自己資本は、自社株買いで減少。ROEが高まることで、株価上昇。
PERの改善 株価収益率(PER) = 株価 ÷ 一株あたりの純利益 (EPS)
※EPSが上昇することにより、PERの数値が割安になる。

PERやROEに関しては、下の投稿でまとめています!!

2.敵対的買収への対策

 市場から買い戻すことで、自社株に持ち株比率を高め外部から買い占められるリスクを低減させることができる。買い占めされた場合、経営権を失ってしまうため防衛策として選択肢の一つに挙げられる。

3.ストックオプションに活用

 ストックオプションは、社内関係者が自社株をあらかじめ決められた価格で取得できる”権利”。消却されるか金庫株として保管することもできる。
 ストックオプションを与えられた社内関係者は、会社の業績向上による株価向上が実質上のインセンティブになるため、企業成長に対してのモチベーションアップにもつながる報酬制度。

デメリット

1.資金繰りが悪化するリスクがある

 自社株買いは、自己資本を使って行うため資金繰りが悪化するリスクがある。
手元の資金に余裕がない場合、逆にマイナスに働くこともあり状況によっては株価が下落するため、注意が必要である。

2.買い付けの際にルールを遵守する必要がある

 株価変動に影響をもたらす自社株買いでは、買付する際にルールが定められている。上限金額や1日あたりの買付制限がある。企業の自社株買いは、ルールの中で行われていることの認識が必要である。

まとめ

 今回学んだ自社株買いは、決算発表と同じタイミングで発表されることが多くなっています。自社株買いが株価に与える影響を理解し、取引を行っていきたいですね。今後も投資について気になったことなどを投稿してく予定です。是非フォローして続編をお待ちいただけると嬉しいです。

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