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ゴールデンウィークの最終日に散歩に出かけた話

注意!特にオチもなにもない文章です。

要約すると
・パンを買いに行ったけどやってなかった
・偶然見つけた「多摩川七福神めぐり」をやってみた

です。

はじめに

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になって1ヶ月と半月。
緊急事態宣言が出て、世の中は外出自粛で2020年のゴールデンウィークは例年に比べレジャーや旅行に行く人はかなり少ない。
僕もご多分にもれず、ゴールデンウィーク期間中は自宅で本を読んだり、音楽やラジオを聴きながら、自宅近くの多摩川の川べりを散歩して気を紛らわしていた。
 
これを書いているゴールデンウィーク最終日には、朝からパンを買おうと思い、ご近所さんに評判のパン屋さんへ出かけた。
が、新型コロナウイルスの影響でパン屋さんはお休み。

歩いて30分かけて出掛けたのに、、、と落胆しつつ、通りがかりの町の掲示板に目をやった。
(僕は、その土地の掲示板を眺めるのが好きなのです)
新型コロナウイルス関連の案内のチラシが並ぶ他に、目を引くチラシを発見した。

多摩川七福神パワースポットめぐり

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チラシによると、1時間20分程度で巡れるとのこと。
明日からまた仕事の日々が始まる前に新型コロナウイルスの終息を祈念しつつ七福神を巡ろうと考えた。

多摩川七福神めぐりスタート

かくして、偶然に発見した町の掲示板のチラシから思いつきで始まった多摩川七福神めぐり。
スタートラインは、自宅の最寄駅から二駅行った所にある東急多摩川線武蔵新田駅からにした。

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この武蔵新田駅には、ほぼ降りたことはない。
今回も歩いてこの駅にたどり着いた。

新型コロナウイルスの影響もあってどこの商店街も営業している商店は少ないが、ここ武蔵新田の商店街も開店しているところは少なかった。
営業しているのは、コンビニ、チェーンの薬局くらいなものだった。
人もまばらだった。

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新田神社(恵比須)

武蔵新田駅をスタートして、武蔵新田の商店街を西に3分ほど歩くと見えてくる新田神社。
七福神めぐりの初めの神社。
ここでは商売繁盛、五穀豊穣を願う日本出身の神様、恵比須様を祀っている。

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石の鳥居が立派で、開運ののぼりが立っていた。
鳥居をくぐって境内を進んで手水で手を清めようとすると、手水は使用禁止となっていた。
こんなところにも新型コロナウイルスの影響が。

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新型コロナウイルスの終息と七福神めぐりを無事終えられるように、二礼二拍手一礼。
 
お参りが終わったら、境内の中をみて歩いた。
小さな境内だが面白いものがいくつかある。

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目を引いたのが、社の横にある石で作られた卓球台。
アートディレクターの浅葉克己さんが、近所の人が集まれる愛される場所になるようにと願いを込めて作られた作品のようだ。

この卓球台をみたその瞬間、電気グルーヴのN.O.が僕の頭を駆け巡った。

一応、おみくじを引く。中吉。

矢口ノ渡頓兵衛地蔵(布袋尊)

新田神社をでて目指すは、2つめのポイント、布袋尊様を祀っている頓兵衛地蔵。
布袋尊様は、開運、家庭円満の神様として慕われている神様。
中国の唐の時代に実在した僧侶が元になっているそうだ。

武蔵新田駅から新田神社までのみちを遡って、途中で曲がり、多摩川線の踏切を越えたところの道脇にポツンとある頓兵衛地蔵。

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社の中に顔が溶けた地蔵が祀られていて、別名「とろけ地蔵」と呼ばれているとのこと。

境内?には、スタンプ台が設置されており、ここでスタンプラリーになっていることを知る。

矢口中稲荷神社(福禄寿)

武蔵新田駅から蒲田方面に多摩川線を線路伝いに歩いて行くと、矢口中稲荷神社がある。
こちらもポツリと道の脇に建っている小さな神社だ。

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ここでは福禄寿様を祀っている。

矢口中稲荷神社は、約200年前の大凶作の際に豊作を祈ってその土地の百姓の建立されたそう。
今の場所には、昭和十年の耕地整理によって移されたとのこと。

ここにもスタンプ台があって、最初の新田神社にもスタンプ台があったのかなと思い、最初からスタンプを押せばよかったな〜と悔やんだ。

氷川神社(大黒天)

またまた武蔵新田駅に戻り、最初に訪れた新田神社に向かって商店街を進んでいく。
新田神社を過ぎて2分ほど歩いた所にある氷川神社。
ここは、出世や商売繁盛、豊作の神様、大黒天様を祀っている。

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氷川神社の境内には公園があって、砂場やすべり台、ぶらんこなどの遊具があった。
広場で一輪車を練習する子供や、追いかけっこをする親子連れがいて、明るい雰囲気だった。

お参りを済ませて、ここにもスタンプ台があるかな?と探してみるものの周りに見当たらず。
ここはコロナの影響で、スタンプ台はしまっているのかな?と思いつつ、次の七福神に向かうことにした。

延命寺(寿老人)

今泉保育園の隣にある延命寺は、寿老人様を祀っている。
氷川神社からは歩いて6分ほど。

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立派な門をくぐって入ると、誰もいない境内でがらんとしていた。

ここでもスタンプ台は見つけられなかった。

東八幡神社(弁財天)

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多摩川の堤防沿いにある東八幡神社。
ここにも氷川神社と同様、境内にジャングルジムやぶらんこがある。

だるまさんが転んだを親子でやっていて微笑ましかった。

弁財天は、七福神の中の紅一点。
美や芸術・芸能の神様、また商売繁盛の神様としても信仰されている神様。

ここにもスタンプ台は置かれていなかった。

十寄神社(毘沙門天)

東八幡神社をでて、七福神めぐり最後の毘沙門天を祀る十寄神社に向かう。
十寄神社は「じゅっきじんじゃ」もしくは「とよせじんじゃ」と読むそう。

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名前の由来は、歴史好きな人が調べたら面白いのかなと思う。
今回は割愛します。

十寄神社に向かう途中、小さな工場が多いことに気づいた。
大田区の下町ってこういうところのことを言うのかなと思いながら歩いた。

下町ロケットのロケ地となった桂川精螺製作所の建物がかっこよくて思わず写真を撮ってしまった。

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十寄神社で、七福神めぐり最後のお参りをすませた。

十寄神社にもスタンプ台はなし。

またまた新田神社へ

十寄神社からお参りをはじめた新田神社へは、歩いて6分ほどだ。
無事七福神めぐりを終えられたことを報告しに新田神社へ戻ることにした。

再度、新田神社でのお参りを終えて、社務所に寄ってみた。
すると、七福神のスタンプを押せる色紙を発見。
「これにスタンプを押すんだ!」
と思って、最初に見つけられなかったことを悔やんだ。

だけど、途中スタンプ台がないところもあったのにどうやって集めるんだろう?と思いながら辺りを見回すと、七福神全員が揃っているスタンプ台が!!!

多摩川七福神めぐりのチラシをよくみると

新田神社にゴールしたら、備え付けのスタンプ(7ヶ所分)を押しましょう

とのこと。

あ、それでよかったんだーと思いながら、色紙を買って七福神のスタンプをそれぞれ押して多摩川七福神めぐりも終了。

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さいごに

僕の住む多摩川線沿線にはまだまだ発見できていない魅力がいっぱいだ。
多摩川七福神を巡ることで、矢口渡〜下丸子周辺を歩き回れたことが面白かった。

小さな工場が多く残る大田区下町風情を感じながら、神社や歴史について少しずつ謂われを調べながら歩く。

小学校の授業の一環のような散歩だったが、地域の昔のことを考えたり調べたりするのは、ご近所の散歩を楽しくできるスパイスだなと感じた。
外出自粛で遠くに旅行やレジャーを楽しみに出かけられなくても、住んでいるご近所にも知れば面白いことは転がっているもんだな、とポジティブに受け取ることができた多摩川七福神めぐりだった。


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道中のごみ収集所に、ごみ収集してくれる方に向けたと思われる「ありがとうございます」のメッセージに心が温かくなった。

長時間外出で気を遣ったこと

・人通りの多いところは避ける
・マスクは着用したまま歩く
・帰ったら手洗いうがい、シャワー

新型コロナウイルスで外出自粛のなか、いろいろ歩き回ることに少し抵抗を覚えながらも、長期間自宅で過ごしていることのストレス発散をかねて散歩に出かけた。
もちろん、マスク着用、手洗い、人が集まるところを避けたコースどりに気を遣った。
多摩川七福神めぐりで巡った、神社・お寺にお参りしている方はまばらで、三密は避けることができた。

近所を散歩をするときにも、新型コロナウイルスに感染しないよう最大限の配慮を。




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