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第133弾「恋するサラマンダー」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

133曲目はこれ。恋するサラマンダー。所持金25円宣言から三日目、非常にありがたいことに昨夜はわざわざ熱海まで、クオカードを届けに来てくれた神様が降臨しました。そればかりか手料理までご馳走になってしまって「あたしは生かされている…!」と強く実感した1日になりました。それ以外にもいろいろあったのだけど、それは割愛。言葉だけじゃ伝えられない。というわけで、言葉を超えた領域を表現するための音楽!聞いてください!

「恋するサラマンダー」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

ルンルン タラララ ヘルプ ミー
ルンルン タラララ ヘルプ ユー

あの頃のぼくに戻りたい
恋するサラマンダー

暇で 恋をしてみたことも
暇で 旅にでてみたことも

穏やかな日々に飽きちゃった
恋するサラマンダー

♪ 口笛

ごちゃごちゃ頭で考えて
考えるうちに日が暮れて

たまらなくなって飛び出した
恋するサラマンダー

あなたのためにだけ
生きるのに飽きたよ

傷つく前から傷ついた
きのうにナンマイダー

ことばとからだだけ
おなじならいけるよ

愛する炎に身を焦がす
恋するサラマンダー

昨夜は(クオカードの)神様といろいろな話をしました。瞑想をすると心が落ち着くこと。自然を歩くと心が落ち着くこと。おかげでここ数ヶ月は非常におだやかな日々を過ごしていたこと。しかし、今月頭から謎にハートがあらぶりはじめて、いいひとだと思われたまるか的なエナジーがめらめら燃えあがってきてて、いったい、なにがおこっているのでしょう。という話を、聞かせてくれた。あたしは、なんだか「こういうのって、いいな!」って思った。ものすごいいろいろなことを割愛すると、落ち着く(隠居みたいな暮らしをする)のって、50歳とか60歳になってからでもいいと思うの。乱暴に言えば、人間、おだやかな日々に『飽きちゃう』こと、あると思う。

この『飽きる』って表現は、結構的確だと思う。たとえば、人生がつらい、生きるのがつらいと感じることがある。でも、実は、人生がつらいというよりも「人生がつまらない」とか「張り合いがなくてつまらない」と感じているだけの場合が、多い。もっと言えば、いまの自分に退屈しているだけの場合が、案外、多い。もちろん、そうじゃない場合もあると思うけど、悩みを抱えたときに「あれ、これはただ単に自分が自分に飽きているだけなんじゃないか?」って思うと、結構な割合で「そうだわ!」ってなること、多い。

これは完全に余談だけど、Aか、Bか、どちらかの道を迷う時って、実は「どっちもたいした魅力がない」ってこと、あると思う。なんと言えばいいのだろう、自分のハートが「これだ!」ってバチコンはまるときって、迷いがない。選択肢がない。一択。完全に一択。それしかない。ただ、それだけになる。だから、どっちにしたらいいのだろうかって迷う時は、案外(AでもBでもなくて)『C』である、ことがある。結婚の動機は、愛情か、打算か、どちらかだって聞いたことある。損得勘定を悪いとは言わないけど、最良の選択って「これができたら死んでもいい(あなたとだったら不幸になっても構わない)」みたいな気持ちが、根底にあると思う。損得を超えてる。

昨日、クオカードの神様がこんなことを言っていた。頭でごちゃごちゃ考えちゃうときって、結局、他にやることがないからなのだと思う。って。これを聞いたときは「なるほどー!」っておもった。もし、自分が熱中できるものをもっていたら、他人の顔色を伺ったり、これをしたらどう思われるかとか、あのときはもっとこうしていたら、とか、そういうことを考えない。考える前に、やってしまっている。他人より、自分。クオカードの神様は、昔、スペイン巡礼の旅をしていたことがあって、その時は「ひたすら歩く!宿に着く!食べる!寝る!そしてまた歩く!」の日々を過ごした。この期間は、やることがあまりにも明確だったから、ものすごい気持ちよかったらしいの。だから、きっと、悩んだりウジウジするのって「暇だから」なのだと思う。当たり前だけど、海で溺れかけているときに「あのとき、こうしていたら」とか、考えるわけない。そんなことより、生きるために必死になる。

なんかね、きっと、多くの人々が「生きるために必死になる」瞬間を、求めているのだと思う。世の中が便利になるほど、別に本気なんか出さなくても生きていけちゃうし、山とか海に狩猟採集にでかけなくても、食糧なんていくらでも調達できちゃう。それは便利でありがたいことだけど、生きている実感からは遠ざかる。そのことを、本能的に感じちゃうから、時折旅に出たり、キャンプをしたり、自然を歩いたり、不便の渦中に飛び込むのだと思う。映画を見るのも、小説を読むのも、他人の生き方を見るのも、代理満足というかなんというか、自分の代わりに死んでくれるひとを見て「ああ、」とか、思いたいのだと思う。それで、最終的に問われるのよね。お前はどう生きるか、って。あたしはこう生きた。それを見た、お前はどう生きるか?って。で、その問いに真剣に答えようと思えば思うほど、自分の弱さを思い知る。飛び出したい。でも、こわい。それでも、やっぱり飛び出したい。そういう葛藤を超えて、えいや!って飛び出したひとに、ドラマが生まれる。

この曲に「ことばとからだだけおなじならいけるよ」って歌詞があります。あたし、思うのだけど、苦しみの根源って「言っていることとやっていることの不一致」だと思うの。手前味噌で恐縮だけど、あたしは、音楽をやっている。なぜ、音楽をやるのか。それは音楽をやりたいから。ここに、あたしは一致を見る。だから、なんというか、音楽をやっている時間は(苦しいことも多いけど、それを含めて)幸福。やりたいことができているとき、口と体が、目的と手段が、一致する。でも、世の中、なかなかこうはいかない場合が多いみたい。トークイベントとかでよく聞かれるのが「自分も坂爪さんのように自由に生きたいのですが、家族がいるので難しいです。どうすればいいと思いますか??」ってこと。あたしは、まだ、家族をもったことがないからよくわからないけど、そう言う場合は「自分は子育てをしたいのです」とか「自分は家族を守りたいのです」って言えばいいと思う。そうすれば、言葉と行動が一致する。そこを、やりたいのにやれない、みたいに考えちゃうと、苦しみになる。なんていうか、行動が一番多くを語っているから、そのときは「家族を守りたいって言えばいいのに」とか、思っちゃう。

最近よく聞くようになった言葉に「人間は、食べるものでできている」って言葉がある。あたし、これ、違うと思う。こう言う言葉を使うひとを見ると、性格の悪いあたしは「俺には、お前が不健康そうに見える!どーん!」って思うことが多い。時には「なんぼのもんじゃい!」とか、思っちゃう。食も大事だと思うけど、もっと大事なことがあると思う。それは、考え方だと思う。あたしは、人間は、考え方でできていると思う。食べるものでできていると話すひとに感じる違和感は、ある種の『不一致感』だと思う。これ、ヨガにも、感じる。なにかしら正解にすがりたくなる気持ちは、わかる。でも、あなたの体は『違う』というサインを発している。あなたの体は『それだけじゃない』というサインを発している。それを無視して「食べるものが大事」とか「運動が大事」とか「筋トレが大事」とか(一般的にもっともらしいと思われていることを盾に)言われても、おい、お前はお前の体のサインを無視しているじゃないか、とか、思っちゃう。誤解されると困るけど、あたしは、食育を否定したいわけじゃないし、ヨガを否定したいわけでも、運動や筋トレを否定したいわけじゃないの。ただ、外側の正解を信じすぎるあまり、自分の感覚がお留守になってねえか?って感じただけなの。

あたしは、もっともらしい意見を、無視することに決めた。ただ、自分のからだがよろこぶ感じ、自分のこころがよろこぶ感じを、大事にしたいと思う。ここ、見極めが難しいところだけど、大事な感覚は『うれしさ』だと思う。前に、とある著名人が「努力が大事だ。失敗を恐れるな。ひとをよろこばせる生き方をするんだ」みたいなことを言っていた。彼が叩き出している成果はものすごいものがあるから、そんな彼がいうこの言葉に「ああ、すごいなあ」とは思った。すごいなあ(説得力があるなあ)とは思ったけど、別に、うれしさは感じなかった。だから、彼の考え方は、採用しないことに決めた。だから、試しに、この逆を考えてみた。努力とか、別に、いらない。ひとを喜ばせる必要なんてない。ひとを喜ばせるだなんて卑しい。まずは自分が楽しむこと。そうすれば、勝手にみんなも一緒になって楽しむだろう。と。ちょっと言葉だけだと伝わりづらいけど、なんだか、あたしはこっちの方が「うれしいな」って思った。だから、あたしは、あたしが感じるうれしさをベースに、考え方を採用していきたい。食事も、一緒に「美味しい!」って言いあって食べるのが好きだし、ヨガも、運動も、一緒に「楽しいねえ、気持ちいいねえ!」って言いながらやれることが、一番、好きです。

人気はないけど、あたしの好きな曲!是非!

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

8月31日(土) 13時~@東京都新宿区四谷「シアターウイング」

9月9日(月) 19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」

○バンドプロフィール紹介

Agape(アガペー=神の愛という意味がある)

2014年2月14日。Guitar & Vocal の坂爪圭吾が、当時同棲していた彼女に振られ、振られた勢いをそのまま活かすかたちで、「ひとは家がないと生きていけないのか」という問いを持ちながら、定まった家がない状況で如何にして生きていくかという実験を開始。

その体験談を綴ったブログ『いばや通信』が、爆発的な人気を博し、結果的に日本全国、世界20ヶ国ほどに、トークイベントなどで招聘されるようになる。「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトに基づいた会社、【合同会社いばや】の代表としてブログや講演活動に専念するなか、“家を熱海に買ってもらう”というゴールを果たした頃に、会社が円満解散。

ホームをレスしてからちょうど5年後。2019年2月14日。イタリアはヴェネツィアで、ある女性を通じて「音楽をやりなさい」という啓示を受けた坂爪圭吾が、日本に帰国後、一日一曲の曲作りに邁進するなか、一人、また一人と毎月メンバーが増えていき、現在6人体制で活動している(今のところ全員無宗教)。

メンバーのほとんどが、“中学校の授業以来”という驚愕のバンド結成状況の中、「ド素人から成長していく姿を公開していくことが、自他共に勇気が出るのではないか」と開き直り、約半年で、およそ百数十曲の音源を作る。それらの楽曲は、「ジャンルはなんですか?」とカテゴライズされないために、様々な趣向が凝らされている。

メンバーそれぞれが、駄目なら駄目なりに、失敗したら失敗したなりの姿を晒していくスタンスで、“技術だけではない何か”を感じてもらえるような演奏を心がけている。

◯メンバー紹介

Guitar & Vocal 坂爪圭吾(34)音楽活動歴約半年で、毎日一曲のペースで創作し、百数十曲の持ち曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。

Bass 保科亮太(31)音楽活動歴約五ヶ月で、「圭吾さんがギターで、ドラムは重そうだから」という理由でベースに挑戦。作詞も手掛けている。

Guitar 竹谷純平 (34)音楽活動歴約四ヶ月で、「誕生日が一番早いのと、唯一の長男だから」という理由でリーダーに抜擢。愛されキャラでありつつ、“アニキ”の愛称で親しまれる。ライブ時のMCと、エレキギターでのソロ演奏に注目。

Synthesizer & vocal 稲村彰人 (26)音楽活動歴約三ヶ月で、仲良くしていた先輩たちに、半ば強制的にバンドに加入させられる。が、秘めていた才能が開花。その独自の世界観と歌唱力から、米津玄師さんに対抗しないかたちで人気を獲得している。

Rhythm & Performe 嘉向徹(28)バンド結成前から坂爪たちと親しくしていた、最後の精鋭。メンバー全員が「アガペーのリズム体になるのは、彼しかいない」と断言し、その登場を待ち続けていた。“ドラムというより、大地そのものを叩きたい”という独特の表現は、幼少期から海とさざ波の中で育った背景に起因している。音楽活動歴、堂々の0ヶ月で、初ライブに挑む。

Drums & Keyboard 樋田 隆佑(19)本番前リズム体不在という緊急時に、Agapeに舞い降りた救世児。福岡ドーム(前)ライブを敢行した際、奇跡的に坂爪と再会し、音楽の波が怒濤のように押し寄せ電撃加入。メンバー内で唯一音楽の素養があり、温厚なクラシック育ちであった。が、実はX寄りの激しさを内在しており、ドラムは全くの未経験ながら河川敷でテトラポットを叩き続け、鬼のドラマーと化した。

◯バンドからのメッセージ

まずは「1年後、見ててください!」を合言葉に、Agapeを応援してくれているファンと共に成長していきたいと思っています。年齢的にはアラサーですが、まだまだ多感な我々Agapeの音楽を、ぜひリアルで体感していただけたら嬉しいです。


バッチ来い人類!うおおおおお〜!