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第125弾「スーパーカブ」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

125曲目はこれ。スーパーカブ。今日は、熱海から横浜まで原チャ(スーパーカブ)で移動をしました。風が気持ちいいです。一番気持ちいいのは、温泉あがりにバイクを走らせるときです。海沿いをかっ飛ばしていると「どう考えても気持ちいい」とか、叫んでしまう自分がいます。熱海から小田原に向かう途中とか、新潟の日本海シーサイドラインとか、好きです。だけど、この叫び声も、都会に近づくほどに、見事に消えてなくなります。都会は、粛々と。自然は、悠々と。スーパーカブ賛歌、聞いてあげてください。

「スーパーカブ」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

スーパーカブに乗って 遠くの街に出かけよう
スーパーカブに乗って 細い道も スイスイ
スーパーカブに乗って やることなすことバッチリ
スーパーカブに乗って 気持ちいい 風だ

青い空に お天道さま
行け! ぶーん ぶーん ぶーん

黄金色だね 稲穂だね
行け! ぶーん ぶーん ぶーん

スーパーカブに乗って 俺は自由だ!とはしゃいで
スーパーカブに乗って 君を思い出した
スーパーカブに乗って なぜだか泣きそうになって
スーパーカブに乗って 闇の中を走る

雲に隠れた お月さま
行け! ぶーん ぶーん ぶーん

好きな歌なら いくらでも
行け! ぶーん ぶーん ぶーん

♩口笛♩

これまでの 夢 こんにちは
行け! ぶーん ぶーん ぶーん

これからの 夢 さようなら
行け! ぶーん ぶーん ぶーん

スーパーカブに乗って 遠くの街に出かけよう
スーパーカブに乗って 広い道を クイクイ
スーパーカブに乗って やることなすことバッチリ
スーパーカブに乗って 海が見えてきたぞ

スーパーカブの素晴らしいところを思いつくまま言うと、二人乗りができるところ、燃費がいいところ(リッター60キロとか!)、維持費が安いところ、見た目が素朴でかわいいところ、頑張れば90キロくらい出るところ、まったく壊れないところ、野営道具を積めばあたしをどこまでも運んでくれるところ、など、です。好きです、スーパーカブ。本当はハーレーとか乗ってた方が格好いいのだと思うけど、今世は、これでいきます。あたしには、これで、充分です。幸せです。佐賀県のM様から譲り受けたバイクです。M様ありがとうございます。北方謙三を生んだ佐賀県のみなさま、本当にありがとうございます。佐賀県、大好きです。武雄温泉は忘れがたい場所です。

「本当に大事なものなんてそもそもたくさんありやしない」のくだりは、我らがいばや野球部主将、べーあーさんの(完全なる)受け売りになります。今日、朝、べーあーさんのツイッターを見ておりましたら「このひとは名言しか言わねえなあ」とえらく感銘を受けまして、よし、こっそり全部パクってやろうと一生懸命メモをしました。34年間の人生経験上、本当にやばい人間は「自分がやばいことを他者にひけらかしたりしない」ことがわかってきました。あたしみたいに、毎日「あたしはこうだよ!」とか「こんなことがあったよ!」とか「こんな曲ができたよ!」とかギャーギャー騒いでいる人間は、二流。三流。五億流。天才は、こっそり生きている。べーあーさんは、ネット上には滅多に顔を出しませんが、リアル世界の猛者です。べーあーさんと出会えた、あたしの人生は捨てたものじゃねえ、と思っています。

かわいいアイコンでこんなこと言っちゃうべーあーさんが好きです。引用するとキリがないからこの辺で。べーあーの本名は阿部さんです。だから、たまにネットとかで「阿部死ね」とか総理大臣を悪く言うひとを見ると、あたしは「やめてー!」と思います。こっちの阿部は、不滅です。べーあーさんは、ちょうど去年の今頃、こんなことを言っていました。自分の中に勝手な「こうあって欲しい」像をふくらませ、人に押し付けたあげく、望む通りに動いてくれないと勝手に落胆し、批判し、糾弾する。その先に一体何があるのか。はっきり言ってロクな未来はないだろう。高校野球が盛り上がっている今だからこそ、恐ろしいほどの実感を伴ってそう思わされる。と。なんかね、この言葉が、いまのあたしにはズキュン!ときました。誰かになにかをしてもらうことばかりを期待して、自分がお留守になってはいないか、と。

名言です。べーあーさんありがとうございます。いやもう本当にその通りだよなあって思う。文章書いたり、音楽つくったり、なにかしら表現をしていると、必ず『野次』って飛んでくる。でも、野次って、舞台の外から飛んでくる。野球なら外野から飛んでくるし、舞台があるなら舞台の外から飛んでくる。実際にプレーをしている人間は、実際に舞台にあがっている側の人間は、言われるだけ言われながら、粛々と、自分のやるべきことをやる。この前、遠藤周作の『沈黙』って言う本を読んでいたのですが、そこに「去れ、行きて汝のなすことをなせ」って言葉が出てきた。もう、これなのかなって思った。野次を言うことは、決して、人生のメインディッシュではないように思う。やるべきことをやれ。そうすれば、野次なんて言っている暇はないことに、寄り道をしている場合ではないことに、お前は気づくだろう、と。

べーあーさんの魅力は、やるべきことをやっていることなのかな、と思う。男としての芯を感じるというか、自分に集中をしているというか、余計なものが削ぎ落とされているというか、稀有な魅力を感じる。これもまたべーあーさんの受け売りになるけど、自分を偽って生きているひとには、隠しても隠しきれない「匂い」みたいなものがある。自分からも、そういう匂いが出てしまっているとしたら、耐えがたいと思う。生きていれば、人間、濁ることだってある。ただ、自分がダメになりそうなときに、自分を掬い上げてくれるひとたちが、周囲にいる「ダメなひとたち」だったりするから、面白いなあと思う。野次をする側の人間と、野次を受ける側の人間と、あたしが見た感じでは「9対1で、野次をする側の人間が多い」って、思う。言うだけ言って、期待をするだけ期待をして、自分はなにもやろうとしないひとは多い。あたしは、あたしの好きなひとには生きていて欲しいと思うから、野次を受ける側の人間を擁護したい。少なくとも、彼らは、なにかをやっている。まだ、諦めていない。まだ、投げ出していない。ひとのことをああだこうだと言う暇があったら、自分を真面目に生きなさい。べーあーさんを見ていると、直接そんなことを言われたわけではないけれど、身が引き締まると同時に「素晴らしい友をもったものだ」と、とてもうれしくなるのでした。

そして・・・コアなファンのみなさま、お待たせいたしました。我らがAgape・保科亮太(ベース担当)さんの死闘が、人知れずはじまっております。正確には「ここに出ている男は保科さんではなく、保科さんの友達の『ホシナイトさん』という男」という設定になっています。みうらじゅんさんを敬愛しているホシナイトさんは、みうらじゅんさんに追従しない形で、オリジナル番組を手探りではじめました。いつだって、そう、なにもしなければなにも起こらないけれど、なにかをすれば「なにかが起こる」(可能性がほんのわずかだとしても発生する)。是非、隙間時間にご覧ください!!

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

8月24日&25日(土&日) 15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

8月31日(土) 13時~@東京都新宿区四谷「シアターウイング」

9月9日(月) 19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」

○バンドプロフィール紹介

Agape(アガペー=神の愛という意味がある)

2014年2月14日。Guitar & Vocal の坂爪圭吾が、当時同棲していた彼女に振られ、振られた勢いをそのまま活かすかたちで、「ひとは家がないと生きていけないのか」という問いを持ちながら、定まった家がない状況で如何にして生きていくかという実験を開始。

その体験談を綴ったブログ『いばや通信』が、爆発的な人気を博し、結果的に日本全国、世界20ヶ国ほどに、トークイベントなどで招聘されるようになる。「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトに基づいた会社、【合同会社いばや】の代表としてブログや講演活動に専念するなか、“家を熱海に買ってもらう”というゴールを果たした頃に、会社が円満解散。

ホームをレスしてからちょうど5年後。2019年2月14日。イタリアはヴェネツィアで、ある女性を通じて「音楽をやりなさい」という啓示を受けた坂爪圭吾が、日本に帰国後、一日一曲の曲作りに邁進するなか、一人、また一人と毎月メンバーが増えていき、現在5人体制で活動している(今のところ全員無宗教)。

メンバーのほとんどが、“中学校の授業以来”という驚愕のバンド結成状況の中、「ド素人から成長していく姿を公開していくことが、自他共に勇気が出るのではないか」と開き直り、約半年で、およそ百数十曲の音源を作る。それらの楽曲は、「ジャンルはなんですか?」とカテゴライズされないために、様々な趣向が凝らされている。

メンバーそれぞれが、駄目なら駄目なりに、失敗したら失敗したなりの姿を晒していくスタンスで、“技術だけではない何か”を感じてもらえるような演奏を心がけている。

◯メンバー紹介

Guitar & Vocal の坂爪圭吾(34)音楽活動歴約半年で、毎日一曲のペースで創作し、百数十曲の持ち曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。

Bass 保科亮太(31)音楽活動歴約五ヶ月で、「圭吾さんがギターで、ドラムは重そうだから」という理由でベースに挑戦。作詞も手掛けている。

Guitar 竹谷純平 (34)音楽活動歴約四ヶ月で、「誕生日が一番早いのと、唯一の長男だから」という理由でリーダーに抜擢。愛されキャラでありつつ、“アニキ”の愛称で親しまれる。ライブ時のMCと、エレキギターでのソロ演奏に注目。

Keyboard & vocal 稲村彰人 (26)音楽活動歴約三ヶ月で、仲良くしていた先輩たちに、半ば強制的にバンドに加入させられる。が、秘めていた才能が開花。その独自の世界観と歌唱力から、米津玄師さんに対抗しないかたちで人気を獲得している。

Drums 嘉向徹(28)バンド結成前から坂爪たちと親しくしていた、最後の精鋭。メンバー全員が「アガペーのリズム体になるのは、彼しかいない」と断言し、その登場を待ち続けていた。“ドラムというより、大地そのものを叩きたい”という独特の表現は、幼少期から海とさざ波の中で育った背景に起因している。音楽活動歴、堂々の0ヶ月で、初ライブに挑む。

◯バンドからのメッセージ

まずは「1年後、見ててください!」を合言葉に、Agapeを応援してくれているファンと共に成長していきたいと思っています。年齢的にはアラサーですが、まだまだ多感な我々Agapeの音楽を、ぜひリアルで体感していただけたら嬉しいです。


バッチ来い人類!うおおおおお〜!