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第131弾「俺がギャル男だった時に」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

131曲目はこれ。俺がギャル男だった時に。先日、我らがAgapeのリーダー・竹谷さんが「実は、20歳の頃はギャル男だった」ということが判明しまして、そういう曲を作りました。テーマは、ずばり『男の悲哀』。男の悲哀を歌にしました。最初はボツになると思っていたのですが、あきとさんが「ぼくはこのメロディーが好きです」と、あたしの背中を押してくれたので、公開することにします。女性の方々は、男の悲哀を学習してください。

「俺がギャル男だった時に」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume & Junpei Takeya

俺がギャル男だった時に
あげあげ ぽよ あげぽよ ぽー

俺がギャル男だった時に
あげぽよ ぽよ ぽー

お前と生きた ストリート
太陽 だけは まぶしくて
お前の痛みは 俺の痛みだ

冬のサングラス

俺がギャル男だった時に
コンビニで買った からあげを

俺がギャル男だった時に
一緒に 食べた

お前に捧ぐ セレナーデ
「死ぬまで 離さない」
お前の恋は 俺の恋だった

ああ カラスが鳴いた 空

夜の静寂(しじま)を ストレート
あかりが 目に染みる
お前の子供(がき)は 俺のたにん

そうか おれはひとりなのか

俺がギャル男だった時に
あげあげ ぽよ あげぽよ ぽー

俺がギャル男だった時に
あげあげ ぽよ あげ ぽーぽー

よく、男の恋愛は別ファイル保存で、女の恋愛は上書き保存だと言われる。男の方が、未練タラタラ。これは、事実、そうなのかもしれない。だがしかし、男の魅力(?)のひとつに『痩せ我慢』というものがありまして、顔で泣かずに、背中で泣く。ぎゃんぎゃん泣ける女性を羨ましいとか思いながら、男は、顔で笑って、ハートで泣く。この背中が、様になるのか「ただ、自分に酔っているだけ」なのかは、その男がこれまでどういう生き方をしてきたのかにかかっている。最近、あなたの調子は、どうかしら???あなたって、そう、これを読んでいる、画面の目の前のあなたよ。あなた、最近、恋をしてる???大丈夫???恋を忘れちゃうと、枯れちゃうわよ???

枯れている人間を代表して、我々、この曲を作りました。昨日、19歳のりゅーちゃんに「あげぽよ〜」って言ったら、りゅーちゃんから「あげぽよってなんですか?」って問われた。ジェネレーションギャップ!あたしは現在34歳だから、りゅーちゃんとは15歳離れていることになります。年齢なんて関係ないけど、ときたま「うほー!」ってなることがある。半年前の自分は、まさか、こんなに幅の広いバンドをやっていることになっているとは夢にも思わなんだ。年齢の幅があるということは、ズバリ、強み。我々の年の功を生かしつつ、りゅーちゃん&あきと世代の起爆力を掛け合わせたら、きっと、遠くまで行けちゃう。でも、そんなりゅーちゃんとも、X JAPANが好きだとか、ルナシーが好きだとか、世代を超えて音楽を繋がれる部分も大きい。たまにこうしてネタで年齢の話をしちゃうけど、まじで、年齢なんて関係ないと思う。もう、21世紀だし、年齢数えるのやめてもいいと思う。

大人になるということは、子供ではなくなることではないと思う。34歳の自分は、3歳のように世界を眺めることも、14歳のような衝動に駆られることも、34歳なりの冷静さを抱くこともある。年齢を重ねるということは、これまで生きてきたどの年齢にもなれる『年齢の可動域を増やすこと』だと思う。そう思えば、歳をとるってことは、悪くない。悪くないばかりか、昔は出せなかった味わいを、徐々に醸し出せるようになる。が、やはり、しかし、りゅーちゃんを見ていると「若さとは、素晴らしいものだ!」とか思っちゃう。それは、単純に深夜0時頃にあたしが「腹減ったなあ」とか言うと、りゅーちゃんが「それならこれからマックに行きましょう!」とか言っちゃう感じ。それを聞いて、ああ、あたしも昔は腹が減ったらすぐにでも何時でもマックに行っていたな、だがしかし、いまでは「マックに行きたいと言いたいだけの男」になっているな、とか、つどつど、思わされる。

いまを生きる男。りゅー。素晴らしい。いまを生きるものと一緒にいると、あたしも「よーし、あたしだって!」みたいな感じで、良い影響を受ける。人間、周囲にいる五人の平均値が自分であるみたいな話をたまに聞くとけど、誰といるかってとても大事なことだと思う。好きなひとといれば好きなエネルギーをもらう(生み出す)し、嫌いなひとといれば嫌いなエネルギーをもらう(生み出す)。あたしは割と繊細な人間だから、誰といるかで、まじで自分の人格がおもいっきり変わることを感じる。これは、リアル社会だけじゃなくて、ネットの世界でも同じ。各種SNSとか、基本的に誰のこともフォローできない。誰かの情報が入ってきたり、○○さんが××にいいね!をしていますみたいな表示を見ると、なにかこう、すごいざわつく。だから、基本的にはなにもフォローしないで、たまに、自分からそのひとのページを見に行くようにしている。そうじゃないと、メンタルがもたない。電車も乗れない。広告がこわい。見ちゃうからこわい。洗脳されちゃうからこわい。

いま、あたしはひとり熱海にいて、自然の多い環境にいます。都会(?)で暮らしていると「自分にはあれが足りない。これが足りない。これができなければ生きていけない!」みたいな焦燥感を煽られることが多いけど、自然のなかにいると「意外となんとかなるんじゃないか」みたいな気持ちになる。食べるものと、寝る場所があれば、人間は死なない。そういう、シンプルなところに立ち還る。日サロは有料だけど、日光浴は無料。キャンプ場は有料だけど、野宿は無料。カラオケは有料だけど、弾き語りは無料。観覧車は有料だけど、お月見は無料。散歩も無料。朝日も無料。夕日も無料。鳥の声も無料。虫の声も無料。風も無料。酸素も無料。花の香りも無料。無料の恩恵、結構たくさんある。「これがあれば大丈夫」みたいな気持ちになる。

いま、8月31日と9月9日のライブに向けて、なにをやるか考えている。まだ未定だけど、あたしはこの『snows』ってやつをやってみたくて、練習開始してる。告知ばかりで申し訳ないけど、もし、これるかもしれないと言うひとがいたら、是非、来ていただけたら嬉しいです。横浜に長くいると精神的にまいっちゃって、どうしても頻繁に熱海に戻って滋養を続けているあたしですが、やっぱり「みんなに聞いてもらえたら嬉しい」ってすごい思う。だからこそ、恥ずかしくない姿で、みなさまの前に立ちたいと思う。snowsって曲、あたしひとりの演奏だとどうしても弱っちいままだけど、バンド演奏で、ちょっとオーケストラみたいな感じを出すことに成功したら、きっと良い曲になると思っている。当日、みなさまの前でお見せできるのかどうかはまだちょっとわからないけど、練習、がんばっていきたいと思っています。

りゅーちゃん編曲中!よかったら聞いてください!

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

8月31日(土) 13時~@東京都新宿区四谷「シアターウイング」

9月9日(月) 19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」

○バンドプロフィール紹介

Agape(アガペー=神の愛という意味がある)

2014年2月14日。Guitar & Vocal の坂爪圭吾が、当時同棲していた彼女に振られ、振られた勢いをそのまま活かすかたちで、「ひとは家がないと生きていけないのか」という問いを持ちながら、定まった家がない状況で如何にして生きていくかという実験を開始。

その体験談を綴ったブログ『いばや通信』が、爆発的な人気を博し、結果的に日本全国、世界20ヶ国ほどに、トークイベントなどで招聘されるようになる。「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトに基づいた会社、【合同会社いばや】の代表としてブログや講演活動に専念するなか、“家を熱海に買ってもらう”というゴールを果たした頃に、会社が円満解散。

ホームをレスしてからちょうど5年後。2019年2月14日。イタリアはヴェネツィアで、ある女性を通じて「音楽をやりなさい」という啓示を受けた坂爪圭吾が、日本に帰国後、一日一曲の曲作りに邁進するなか、一人、また一人と毎月メンバーが増えていき、現在6人体制で活動している(今のところ全員無宗教)。

メンバーのほとんどが、“中学校の授業以来”という驚愕のバンド結成状況の中、「ド素人から成長していく姿を公開していくことが、自他共に勇気が出るのではないか」と開き直り、約半年で、およそ百数十曲の音源を作る。それらの楽曲は、「ジャンルはなんですか?」とカテゴライズされないために、様々な趣向が凝らされている。

メンバーそれぞれが、駄目なら駄目なりに、失敗したら失敗したなりの姿を晒していくスタンスで、“技術だけではない何か”を感じてもらえるような演奏を心がけている。

◯メンバー紹介

Guitar & Vocal 坂爪圭吾(34)音楽活動歴約半年で、毎日一曲のペースで創作し、百数十曲の持ち曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。

Bass 保科亮太(31)音楽活動歴約五ヶ月で、「圭吾さんがギターで、ドラムは重そうだから」という理由でベースに挑戦。作詞も手掛けている。

Guitar 竹谷純平 (34)音楽活動歴約四ヶ月で、「誕生日が一番早いのと、唯一の長男だから」という理由でリーダーに抜擢。愛されキャラでありつつ、“アニキ”の愛称で親しまれる。ライブ時のMCと、エレキギターでのソロ演奏に注目。

Synthesizer & vocal 稲村彰人 (26)音楽活動歴約三ヶ月で、仲良くしていた先輩たちに、半ば強制的にバンドに加入させられる。が、秘めていた才能が開花。その独自の世界観と歌唱力から、米津玄師さんに対抗しないかたちで人気を獲得している。

Rhythm & Performe 嘉向徹(28)バンド結成前から坂爪たちと親しくしていた、最後の精鋭。メンバー全員が「アガペーのリズム体になるのは、彼しかいない」と断言し、その登場を待ち続けていた。“ドラムというより、大地そのものを叩きたい”という独特の表現は、幼少期から海とさざ波の中で育った背景に起因している。音楽活動歴、堂々の0ヶ月で、初ライブに挑む。

Drums & Keyboard 樋田 隆佑(19)本番前リズム体不在という緊急時に、Agapeに舞い降りた救世児。福岡ドーム(前)ライブを敢行した際、奇跡的に坂爪と再会し、音楽の波が怒濤のように押し寄せ電撃加入。メンバー内で唯一音楽の素養があり、温厚なクラシック育ちであった。が、実はX寄りの激しさを内在しており、ドラムは全くの未経験ながら河川敷でテトラポットを叩き続け、鬼のドラマーと化した。

◯バンドからのメッセージ

まずは「1年後、見ててください!」を合言葉に、Agapeを応援してくれているファンと共に成長していきたいと思っています。年齢的にはアラサーですが、まだまだ多感な我々Agapeの音楽を、ぜひリアルで体感していただけたら嬉しいです。


バッチ来い人類!うおおおおお〜!