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第90弾「ガッデム」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

90曲目はこれ。ガッデム。ギタレレに慣れるため猛練だお!!と言うわけで、いまはバンコク市内を三時間くらい雨の中を歩き、途中で見つけたカフェのワイファイを拾いながらこの記事を書いています。目の前で爆音をかき鳴らしながら工事をしている車がいて、ちょっと集中力に欠けるけど、三時間くらい歩きながら考えたことを、ここに書きたいと思います。ガッデムとは、なにを隠そう、自分が自分に向かって言っている言葉なのだと思う。

「ガッデム」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

生まれたときから 被支配層
生きるのは とても大変そう

頭がおかしくなっちゃいそう
いまに見ていろよ こん畜生

教育ママのクソババアが ヒステリックに今日も怒ってる
お前は 自分さえ良ければそれでいいんだろ ゾクブツめ

くらいやがれ ガッデム
お前の言うことは 絶対 聞かないよ
そんで今日も ガッデム
中指は 空に 向かうよ

あなたは あんがい 心配性
石橋 たたいて 破滅しそう
 
言い訳ばかりは お手のもの
お前はなんにも やらねえよ

国会議員のクソジジイ セーロンを振りかざすあぶら汗
お前は 私服さえ肥えればそれでいいんだろ 恥を知れ

くらいやがれ ガッデム
お前の言うことは 絶対 聞かないよ
そんで今日も ガッデム
中指は 空に 向かうよ

くらい やがれ ガッデム
俺達が 死んでも何も変わんないし
そんで 今日も ガッデム
生きて 何かを 変えるよ

やることがないときは歩く。これに限る。でも雨。こっち(タイ)は雨季。基本的に曇ってて、大概は雨か小雨。ぬかるみを歩くのは根性がいる。道が舗装されていないから、滑る、滑る。でも歩く。「負けねえぞ」とか言いながら歩く。かのチェ・ゲバラも喘息を抱えながら南アメリカ大陸を旅したし、1日1杯のミルクティーで飢えを凌いだと本で読んだ。それに比べればあたしは天国。宿から宿まで15キロ歩く。連泊禁止。この、謎のルールを死守するために移動を続ける。能動的なチェックアウトを用意することで、怠惰な自分を外に出す。歩かざるを得ない状態に、おのれを追い込む。

修行は、やりすぎると懲罰的になる。自分と向き合うことも、やりすぎると自滅する。あたしは頻繁に自滅をする。今日も自滅をしかけた。修行と、自暴自棄は、紙一重。自暴自棄になりかけてた。生きることが罪滅ぼしみたいに感じることがあって、今日も、そんな感じになっていた。どうやら、あたしは「許されたい」と思っているみたい。そんなことを感じた。誰に。自分に。あたしは、あたしを許せない。無意識に、自分に、ダメ出しを続けていた。それが功を奏することもあるけど、やりすぎると、自分が自分を殺してしまう。あなたには、そういうの、なあい???自分に懲罰的になり過ぎると、自分に殺される。自分の腹の中にいる虫に、自分が食い殺されちゃうの。

歩くことのメリットは、そういう腹の虫が一旦落ち着いて、自分の心の声みたいなものを聞けることだと思う。あたしは、今日、三時間くらい歩いて「あたしは、あたしを許せないことがしんどいみたいだ」ということを思った。自分が、自分を、許せない。そういう時期はつらい。でも、それを自覚できたことだけでも、結構な希望だと感じた。「言えるは癒える」とか「話すは離す」とは、よく言ったものだと思う。自分の気持ちを言語化できただけでも、感情を自分と切りはなせると言うか、ちょっとだけ冷静になれる。

あたりまえのことだけど、毎日をつまらなく感じたり、なにか面白いことはないかなって思う時、つまらないのは『自分自身』なのよね。自分らしく生きられないことを、誰かのせいにしたり、環境のせいにしたくなることもあるけど、そんなことはない。それは、自分がつまらない人間だから。自分が、つまらない選択しかできていないから、毎日がつまらないのよ。そう考えると、耳は痛いけど、突破口も見えてくる。ああ、そうか。つまらないのは自分なんだ。って。で、つまらない人間なら、つまらない人間なりに『つまらない人間の凄み』を見せてやる、みたいに思えてきたら、こっちのもの。つまらない自分を受け入れて立つ。すると、不思議な力が湧いてくる。

(2時間後)

と言うわけで、汗と雨でぐっしゃぐしゃの愚者になりながら、無事に宿に到着しました。カオサン通りから3キロくらいの場所にある、静かで素敵で安い宿。オーナーのおばさんもすごいいい感じで、あたし、ここがすごい気に入った(シングルルームで一泊千円程度)。実は、あたし、日本で軽いストーカー被害にあっていて、それから逃げるためにバンコクに来たの。でも、バンコクじゃ、ダメね。居場所なんて簡単にばれる。ラインとかもあるから、逃げて来れたようで全然逃げて来れていない。だから、歩きながら「これはもうラオスまで飛ばないとダメだな」とかちょっと思ってたんだけど、なんだか、だんだん腹が立ってきたの。なんであたしが逃げなきゃいけないんだ。ふざけるな。と。だったらもう、逃げも隠れもあたしはせんぞ。あたしはバンコクにいる。逃げるから追われるのだ。来るなら来い。あたしゃもう、逃げも隠れもせんぞ。と。この宿にしばらく滞在することにしました。

移動は疲れる。連泊禁止のルールもここで終わりにする。ちょうど近くに安いフルーツ屋さんがあるから、あたしはフルーツを食べて一生を終える。そして曲作りしながら読書して、時折体を動かしながらバンコクに根を張って数日間創作の日々に突入する。一回全部オフラインにしようかなとか思ったけど、それもそれで癪だなとか思っちゃったから、来るなら来やがれストーカーどもめ。こちらをご覧のストーカーではないみなさま、もし、あたしが帰国できないことがあったら「きっと彼は刺されたのだな」とか思っていてください。この記事が更新される限り、あたしはまだ刺されていないということになります。生存報告の感がいなめないけど、あたしはあたしの無事を祈ります。このご時世、世界はどんどんガラス張りになっているから本気で追われたら逃げることなんて不可能ね。それがわかった。だったらもう、逃げることなく仁王立ちしてやる。キューバ革命のとき、カストロは600回にも及ぶ暗殺計画を切り抜けたって話を聞いたところだったので、諸々OJTしながら極めていきたいとおもいます。いい曲が生まれるといいなあ…。

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

7月28日(日)15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

音楽活動開始宣言をしてから、およそ4ヶ月が経ちました。音楽初心者が、一年でどこまでいけるかを見てみたい。そのためには、本気でやる必要がある。そう思って、1日1曲を目安に音楽を作ったり、できる限り場数を踏むためにライブ活動(人前で演奏すること)も経験したいと願っています。もし、人前で演奏できる機会を設けてくださる方がいたら、ご連絡いただけたら最高にうれしいです。交通手段さえどうにかなれば、あたし、どこまでも行きます。会場も規模も問いません。ひとりでもいれば、あたし、行きます!!

6月30日開催「Agape 定期演奏会」の動画です。


バッチ来い人類!うおおおおお〜!