見出し画像

第79弾「マリアージュ」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

79曲目はこれ。マリアージュ。今日は熱海駅前のファミリーマートのイートインコーナーでwi-fiを拾いながら書いています。はじめて使ったけど、イートイン、素敵。電源もあるし、百円のアイスコーヒーでどれだけ粘れるかの勝負。熱海が地方でよかった。これが都会じゃ、気を遣いすぎて自滅してしまう。迷惑にならない範囲で、公共の諸々を使い倒す。これ、野生の掟。

「マリアージュ」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

一緒にいても ひとりでいられる
君は ぼくの お天道さま

デタラメな嘘で 一日 
笑えた 涙も 流れた

恐れを 抱いた こころでは
なんて 小さな ことばかり

「あなたが 投げたものを 受け取るだけだよ」

ひとりでいても 一緒にいられる
夜は かがやく お月さま

真面目な 顔で 懲りずに
ふざけた 月日も 流れた

希望を 抱いた こころなら
なんと 大きな ことだって

「あなたが 受け取ったものを 投げるだけだよ」

大事なことが なんだかわかって
これから すべてが 変わること

そして 二度とは 戻らない
さみしさ も よろこび も

恐れを 抱いた こころでは
なんて 小さな ことばかり

「あなたが 投げたものを 受け取るだけだよ」

たまたま 出会ったものたちが 
まったく 別人に 変えること

そして 二度とは 戻らない
さみしさ も よろこび も

そして もう一度 歩き出す
ぼくらの 間に 浮かぶもの

奇跡に奇跡が重なって、7月2日からタイのバンコクに行けることになった。熱海在住のM様、本当にありがとうございます。心底感謝しています。バンコク到着以降、まったく予定がないから「自分、バンコク在住っす!時間があったら会いてえっす!」みたいに思ってくださる好漢の方々、是非、ご連絡ください。タイでライブをやれたらすごいうれしい。ギャラとかいらないから。交通手段もなんとかするから(でも、まず、ギターをどうするのか考えないといけない・・・)。バンコク在住の日本人の方々とつながれたらすごいうれしい。実は、9月30日以降、もう一回バンコクに行く。ゾンビ大国ニッポンを離れ、しばし、喧騒の彼方へ・・・バンコクでなにも予定入らなければ、ラオスとか、あっちの方に行くのもありかなとか夢想したり・・・

当たり前だけど、来週からバンコク行くってなったときに、一緒にいってくれる人なんていないのよね。今回、往復航空券、13500円くらいだった。成田から、バンコクまで、往復でこの値段よ(ちなみに、12月だと成田ベトナム間を15000円くらいで行けます。スカイスキャナーってアプリで、よかったら調べてみてね)。だけど、安い飛行機は日程の融通も効かないから、すごい時間のあるひとか、すごいお金のあるひととしか、一緒に行けない。あたし、こういうとき、思うことがあるの。お金も時間もあるひと。お金はあるけど時間がないひと。お金はないけど時間はあるひと。お金も時間もないひと。この、四種類の人間、どれが一番幸福度高いのかしら。

時間って、すごい大事だと思う。あたし、前に、東京の赤坂でカフェ&バーをやっていたことがあるの。知り合いの男性がお金持ちで、カフェを開いたのだけど、自分はオーナーでいたいということで、あたしが店長になったの。あれは、22歳くらいの頃だった。飲食経験0、料理もまったく興味なかったけど、いきなり店長になれるってことで「俺にやらせてください!」って、雇われ店長になった。10席くらいの小さな店だったから、余裕だと思ったの。でも、やってみたら、全然違った。料理の仕込みとか、接客とか、お金の勘定とか、各種掃除だとか、やることありすぎて愕然とした。

よく、引退後はカフェをやりたいとか言う人、いるじゃない???でも、飲食店やって感じたのは「これはまじで体力勝負だ。体力がある若いうちに体験できてよかった」ってことなのよ。まあ、ひとによっては、定年後でもやれることはやれるのだと思う。ただ、若さがないと、楽しめないことって確実にあると思う。旅行も同じ。10代の旅行と、20代の旅行と、30代の旅行、どんどん無理がきかなくなる。だから、楽しみは、とっておくよりも血肉にした方がいい。10代の野宿の経験はその後の肥やしになるけど、80代の野宿はちょっとシャレにならない。お年玉も同じ。中学生が1万円もらったとするでしょ。これを、大人になったときのためにとっておくのは、勿体無い。中学生の1万円は、大人にとって10万円くらいの価値がある。だから、若いうちに、どんどん使った方がいいのだと思う。それが、肥やしになる。

前、香港行ったとき、旧正月の時期と重なってしまって、真冬なのに宿を取れない時期が三日続いた。晴れた昼に噴水で頭を洗って、フェリー乗り場の椅子で(授業中に寝るような感じで)眠ったり、路上生活者からダンボールをわけてもらって野営をしたのは、良い思い出。ホテルがないって知ったときは「死ぬかも!」って思うけど、この「死ぬかも!」を通じて、鍛えられる部分があるというか、出てくる知恵があるというか、噴出する度胸があるというか、愚かと言えば愚かでしかないんだけど、こういう経験を20代のうちにできたことは、いい意味で自分に図太さを与えてくれた。意外と、人生、どうにかなるのかもしれないという図太さ。これがあると、結構強い。

行動の動機って、愛か、恐れか、どちらかだって言われるじゃない???本当はやりたいことがあるのに、未来が不安だから、将来が不安だからって、無難で安定をした道を選ぶ。そういうこと、誰にでもあると思う。でも、不思議なことに、安定した道を選んでも、心は安定しないのよね。「これでいいのか」とか「このままでいいのか」とか「いまは大丈夫だけどこれからは本当に大丈夫なのか」とか、もう、不安なんてキリがないのよ。恐れは、さらなる恐れを、生む。だから、これは極論かもしれないけれど、恐れがあるときは「恐れの中に突っ込んでいく」ことが、一番のおばけ退治だと思う。

自分が恐れていることをやる。すると、恐れが、現実に変わる。現実に変わると、それは「生きなければならない対象」になる。抽象的なことにびびっている時期を超えて、恐怖が、現実になっちゃうの。現実になっちゃえば、人間、意外と底力を発揮して「うぎゃしゃー!」ってなって、困難を乗り越える。もうダメだ、とか思ったときに「ふわっ」と外部から救いの手が差し伸べられたりする。そして、思うの。自分は、自分の力で生きていると思っていたけれど、実は「いろいろな力によって、生かされているのだ」ということを。自分の力だけでなにかをやる、なにかをできる。それは、素晴らしいことかもしれないけれど、油断をしているととても傲慢なことになる。ひとりで生きていけるひとなんていなくて、みんな、相互に補完をし合いながら生きているのよね。それをカラダで実感できたときに、ああ、世界は意外と優しいじゃないか、みたいなことを思って「ハレルヤ!」って叫んだりする。

恋愛を発明したのは、フランス人らしい。愛するカップルに「あなたの大切なものはなにか」って尋ねると、普通、日本とかだったら「この人(恋人)です」って答えると思う。でも、フランス人は、ちょっと違うの。自分にとって大事なものは、自分と、恋人の間にある『関係性』だ。大事なものは『関係性(ふたりの間にあるもの)』だって、答えるらしいの。だから、恋愛を発明したのはフランス人だと言われている。らしい。あたし、この話を聞いたとき、なんだか素敵だなって思った。両者の間にあるものが大事ならば、相手だけじゃなくて、自分も、大事なもののなかに含まれるもの。ね。

日本人も、間、を大事にする民族だと思う。時間。空間。人間。どれも大事な言葉で、どれも『間』って漢字がある。間を大事にする民族なのよね。霊所と言われる場所にいっても、欧州だと、豪華な建物がどかーん!と建っているのが多いけど、東洋的な価値観だと、まったくなんにもない場所に、ポツンと一個の石だけあって「ここが聖地です」とかなっている場所、たっくさんある。日本は、間、とか、無、とか、空、とか、そういうものを大事にしてきた。ないから、ある。なにものでもないから、なにものにでもなることができる。無用の用、的な考え方かしら。ないことに、最大の価値を見出す。これ、いま、すごい大事な考え方だと思うのだけれど、あなたはどんな風に感じるかしら。ないから、ある。これ、とっても素敵なことだと思う。

あたしは、どこにいるかで生まれる音楽も随分変わるから、タイでどんな音楽が生まれるのか、いまから楽しみ。今回で79曲。とりあえず100曲まではがむしゃらに作ると決めたから、あたしはタイで100曲目を迎えることになる(予定)。その時、いったい、どういう気持ちになっているのだろう。音楽活動をはじめて4ヶ月。開始当初に「一年でどこまでいけるかをみたい」と思って、自分なりに一生懸命やっている。本気でやれば、必ず、自分が想像もすることのできない未来がやってくる。そのことを信じて(信じて、という言葉はちょっと重いから、そのことを遊びとして)音楽を作り続けていきたいと思う。神様は、微笑んでくれるのでしょうか。否、この表現はちょっと語弊がある。神様は常に微笑んでいることに、あたしは、どれだけ気づいていくことができるのでしょうか。自分が、自分に、期待をします。

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

PS・あなたも時間があったらタイに来ちゃえばいいと思う!

【イベント情報】

6月30日(日)15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

音楽活動開始宣言をしてから、およそ4ヶ月が経ちました。音楽初心者が、一年でどこまでいけるかを見てみたい。そのためには、本気でやる必要がある。そう思って、1日1曲を目安に音楽を作ったり、できる限り場数を踏むためにライブ活動(人前で演奏すること)も経験したいと願っています。もし、人前で演奏できる機会を設けてくださる方がいたら、ご連絡いただけたら最高にうれしいです。交通手段さえどうにかなれば、あたし、どこまでも行きます。会場も規模も問いません。ひとりでもいれば、あたし、行きます!!


バッチ来い人類!うおおおおお〜!