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第130弾「やだ」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

130曲目はこれ。やだ。最近忙しいことを言い訳に、曲が短くなっています。昨日の『なんでもいい』は30秒だったけど、今回、いよいよ20秒の曲ができました。忙しいことを言い訳にしちゃあいけない。時間がないというのは大嘘で、大概、やる気がないだけのこと。嫌われ松子の一生っていう本のなかで、AV会社の女社長が「時間がなかったなんて言わないでね。そういう台詞は、無能の証だよ」って言う場面がある。この言葉、肝に命じます。

「やだ」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

やだ やだ やだ やだ ・・・ やだ

いやなことに「やだ」ということ、大事だと思う。いやなことでも受け入れることが愛すること、それが生きるということ、それが大人になるということ、というのは違う。もちろん、そういう必要もあるかもしれないけど、自己犠牲的な愛は、やっぱり苦しい。自分が犠牲になることで保たれる平和は、嘘の平和だと思う。とかなんとか、面倒臭いことを言いたいわけじゃなくて「いやなときに、いやだって言えると、気持ちいいよね」ということを言いたい。きっと、これは、あたしだけじゃないと思う。誰だって、生きていれば「やだ」って思うこと、あると思う。そこを信じて、この曲を出す。

今日は、吉祥寺のライブに向けて、リハーサルをさせていただいた。我々、全員音楽初心者なものですから(りゅーちゃんは、ピアノをずっとやっていたけれど今回生まれてはじめてドラムに挑戦する)、初体験すぎて学びが多すぎて震えた。アンプを通すと、でかい音を出すと、こんなにも感じが変わるのかとびびった。嬉しい驚きもあれば、切ない驚きもあった。音がでかくなると、恐ろしいことに、自分の音が聞こえなくなるの。爆音のなかで、自分を見失う。結果、わけがわかんないことになる。これはもう、場数を重ねるしかない。9月9日のライブまで残り二週間。死に物狂いでやるしかない。

死に物狂いとか書くと大袈裟だけど、大前提として「楽しむこと」が個人的に大事だと思っている。なんというか、やっている側があまりにも必死だと、見ている方も寛げないというか、緊張を強いられてしまう感じが息苦しい。あたしは、乱暴にまとめると「人間は、楽しむために生きてる」のだと思う。というか、誰もが「楽しみたい」という欲求を抱いているのだと思う。だから、時には切ない感じの曲をやったり、激しい感じの曲をやったりするけど、すべては『楽しむため』ってことを、忘れたくないなあと思う。

8月31日(土)も、東京の四谷でライブがある。是非、来てほしい!!こうして、人前でやらせていただけることが本当にうれしい。多分、いま、あたしたちはいい感じのエネルギーを出していると思う。なぜならば、一緒にやっている人々の瞳がキラキラに輝いているから。キラキラに輝いているから、なんてことを言うと一部の人々から「なんだか馴染めない奴らだな」とか思われちゃいそうだけど、でも、いいの。あたし、最近、所持金がやばくて、今日でついに残金25円になった。今日、吉祥寺であまりにも喉が渇いて、セブンイレブンで三ツ矢サイダーを買ったら、残ったお金が25円だった。正確には、海外のお金ならちょっともっているから、あたしの所持金は「25円と、50ドルと、3200バーツ(タイのお金)」になりました。

どうやって生きていくのだろう。とは、考えない。まずはいま。ますは今日。まずは四谷のライブ。まずは吉祥寺のライブ。今日、吉祥寺のスタジオで練習をしたあとに、バンドのメンバーのみなさまからラーメンをご馳走になりました。つけ麺の大盛りをいただきました。ありがとうございます。とは言っても、彼らもお金があるわけじゃない(ほぼ全員無職)だから、保科さんと、あきとさんと、りゅーちゃんが、お会計の時に小銭を出し合ってあたしの分を出してくれた。この場面は、泣けた。頑張って、あたしたちも立派なおとなになっていこうね!!みたいなことを、おもった(ほんとうは、それほど思ってはいない。年下におごられることに、さして抵抗はない)。

夜更けだし、今日のあたいしはろくなことを書けそうにないから、最近本で読んだアインシュタインの言葉を紹介して、終わりにします。これを読んでくれているあなた、ありがとう。いま、あなたの周りは、朝かな?夜かな?昼かな?外で読んでいるのかな?自分の家かな?トイレかな?風呂場かな?どこにいたとしても、あなたの『いま』が、幸せに包まれることを勝手ながらお祈りしています。やだとかなんだとか歌ってますが、あなたの幸せを願う程度には、今日のあたしは(心地よい疲労感に)満ちあふれております。

人間とは、われわれが宇宙と呼ぶ〈全体〉の一部であり、時間と空間によって固定された一部である。自分のからだや思考や感情はほかとは切りはなされたもののように感じられるが、これは意識による錯覚なのだ。この錯覚は一種の牢獄で、個人的な欲望や身近な人たちへの愛情にわれわれを縛りつけている。われわれがめざすべきは、この牢獄からみずからを解放することだ。それには、共感の対象を、すべての生き物と自然全体の美しさにまで広げなければならない。人間の真価は、自己からの解放をなしとげた方法と意識によって決まる。よほど新しい思考回路を身につけないかぎり、人類は生きのびることができないだろう。

短いと言えば、この曲!ブス!30秒!

最近のお気に入りです!よかったら聞いてください!

これもまた最近のお気に入り!ちょっぴり泣ける!是非!

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

8月31日(土) 13時~@東京都新宿区四谷「シアターウイング」

9月9日(月) 19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」

○バンドプロフィール紹介

Agape(アガペー=神の愛という意味がある)

2014年2月14日。Guitar & Vocal の坂爪圭吾が、当時同棲していた彼女に振られ、振られた勢いをそのまま活かすかたちで、「ひとは家がないと生きていけないのか」という問いを持ちながら、定まった家がない状況で如何にして生きていくかという実験を開始。

その体験談を綴ったブログ『いばや通信』が、爆発的な人気を博し、結果的に日本全国、世界20ヶ国ほどに、トークイベントなどで招聘されるようになる。「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトに基づいた会社、【合同会社いばや】の代表としてブログや講演活動に専念するなか、“家を熱海に買ってもらう”というゴールを果たした頃に、会社が円満解散。

ホームをレスしてからちょうど5年後。2019年2月14日。イタリアはヴェネツィアで、ある女性を通じて「音楽をやりなさい」という啓示を受けた坂爪圭吾が、日本に帰国後、一日一曲の曲作りに邁進するなか、一人、また一人と毎月メンバーが増えていき、現在6人体制で活動している(今のところ全員無宗教)。

メンバーのほとんどが、“中学校の授業以来”という驚愕のバンド結成状況の中、「ド素人から成長していく姿を公開していくことが、自他共に勇気が出るのではないか」と開き直り、約半年で、およそ百数十曲の音源を作る。それらの楽曲は、「ジャンルはなんですか?」とカテゴライズされないために、様々な趣向が凝らされている。

メンバーそれぞれが、駄目なら駄目なりに、失敗したら失敗したなりの姿を晒していくスタンスで、“技術だけではない何か”を感じてもらえるような演奏を心がけている。

◯メンバー紹介

Guitar & Vocal 坂爪圭吾(34)音楽活動歴約半年で、毎日一曲のペースで創作し、百数十曲の持ち曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。

Bass 保科亮太(31)音楽活動歴約五ヶ月で、「圭吾さんがギターで、ドラムは重そうだから」という理由でベースに挑戦。作詞も手掛けている。

Guitar 竹谷純平 (34)音楽活動歴約四ヶ月で、「誕生日が一番早いのと、唯一の長男だから」という理由でリーダーに抜擢。愛されキャラでありつつ、“アニキ”の愛称で親しまれる。ライブ時のMCと、エレキギターでのソロ演奏に注目。

Synthesizer & vocal 稲村彰人 (26)音楽活動歴約三ヶ月で、仲良くしていた先輩たちに、半ば強制的にバンドに加入させられる。が、秘めていた才能が開花。その独自の世界観と歌唱力から、米津玄師さんに対抗しないかたちで人気を獲得している。

Rhythm & Performe 嘉向徹(28)バンド結成前から坂爪たちと親しくしていた、最後の精鋭。メンバー全員が「アガペーのリズム体になるのは、彼しかいない」と断言し、その登場を待ち続けていた。“ドラムというより、大地そのものを叩きたい”という独特の表現は、幼少期から海とさざ波の中で育った背景に起因している。音楽活動歴、堂々の0ヶ月で、初ライブに挑む。

Drums & Keyboard 樋田 隆佑(19)本番前リズム体不在という緊急時に、Agapeに舞い降りた救世児。福岡ドーム(前)ライブを敢行した際、奇跡的に坂爪と再会し、音楽の波が怒濤のように押し寄せ電撃加入。メンバー内で唯一音楽の素養があり、温厚なクラシック育ちであった。が、実はX寄りの激しさを内在しており、ドラムは全くの未経験ながら河川敷でテトラポットを叩き続け、鬼のドラマーと化した。

◯バンドからのメッセージ

まずは「1年後、見ててください!」を合言葉に、Agapeを応援してくれているファンと共に成長していきたいと思っています。年齢的にはアラサーですが、まだまだ多感な我々Agapeの音楽を、ぜひリアルで体感していただけたら嬉しいです。


バッチ来い人類!うおおおおお〜!