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第137弾「私はここにいる」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

137曲目はこれ。私はここにいる。この曲は、イギリスのグラストンベリーにいた時にできました。ジョン・レノンがイマジンを作った場所です。作詞はロンドン在住のキカさん。はじめてこどもを生んだとき、湧き上がった気持ちを詞にしてくださいました。母の歌(SONG OF MOTHER)です。

「私はここにいる」 作詞 KIKA 作曲 Keigo Sakatsume

手のひらでつつんだ命 この胸で抱きしめた未来
飛び上がれ青空目指し 振り向くな私はここにいる

旅立ちの朝 君の背中は震えていた
迷わずにいま進めばいいのさ 恐れても

繋いでいた君の手を 離す日が来たなら微笑んで

手のひらでつつんだ命 この胸で抱きしめた未来
立ち上がれ情熱 胸に 恐れるな私はここにいる

私はここにいる 私はここにいる

唄は、ロンドン在住のChini Masakoさん。ロンドンで出会った我々が、先日、東京で再会する機会に恵まれました。そこで歌わせていただいた様子が、この動画になります。キカさんも、普段は鍼灸師をやっているので、この曲が生まれて初めての作詞になる。Masakoさんも、歌うことはずっとやっていたけど、自分の曲をもつことになるのはこの曲が最初。そして、あたしは音楽活動をはじめたばかりの人間。キカさんも、最初は「自分に作詞なんてできるだろうか…」っていう思いもあったって話してくれたけど、たまたまグラストンベリーに行った時に、スラスラと言葉が湧き上がるのを感じた。だから、この作詞は、本当にすぐに出来上がったらしい。そういうこと、あると思う。あたしも、この曲はすぐにできあがった。すぐにできあがったけど、これは自分が作ったというよりも「自分を通じて、ただ、出てきた」という感じ。あたしが作ったんじゃなくて、あたしを通じてできただけなんだと思う。だから、あたしのものであって、あたしのものじゃあない。

この曲は、まず、最初にメロディーがあった。そこに、キカさんが言葉を与えてくれて、Masakoさんが歌い上げてくれた。自分がつくった(自分を通じて生まれた)作品を、自分以外の誰かが力を添えてくれて、どんどん進化をする。自分の手を離れて、自分だけの力じゃ想像もできなかった世界(世界観)を見せてくれる。これって、創作者冥利(?)に尽きると思う。バンドをやっていても思う。最初の基礎みたいなものは自分が作ったとしても、関わる人々がいろいろな味付けをしてくれて、最終的に素晴らしい料理ができる。これは、もう、非常に素晴らしい醍醐味だと思う。音楽をはじめてまだ半年だけど、こんな体験をさせてもらっていることをありがたいと思う。

言葉を重ねるのも野暮だから、是非、一回聞いてみてもらえたら嬉しいです。音楽の力って、偉大だなって思う。優しい気持ちになれたり、悠久の時に思いを馳せることができたり、目の前の景色を一瞬で変えちゃう力がある。言葉とか、音楽って、魔法みたいなものだと思う。ひとを幸福にすることもできるし、ひとを不幸にすることもできる。きっと、あらゆるものは魔法みたいなもので、使い方によって黒魔法にもなるし、白魔法にもなる。できることならば、戦争のために使わないで、平和のために使えたらと思う。

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

9月9日(月) 19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」

○バンドプロフィール紹介

Agape(アガペー=神の愛という意味がある)

2014年2月14日。Guitar & Vocal の坂爪圭吾が、当時同棲していた彼女に振られ、振られた勢いをそのまま活かすかたちで、「ひとは家がないと生きていけないのか」という問いを持ちながら、定まった家がない状況で如何にして生きていくかという実験を開始。

その体験談を綴ったブログ『いばや通信』が、爆発的な人気を博し、結果的に日本全国、世界20ヶ国ほどに、トークイベントなどで招聘されるようになる。「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトに基づいた会社、【合同会社いばや】の代表としてブログや講演活動に専念するなか、“家を熱海に買ってもらう”というゴールを果たした頃に、会社が円満解散。

ホームをレスしてからちょうど5年後。2019年2月14日。イタリアはヴェネツィアで、ある女性を通じて「音楽をやりなさい」という啓示を受けた坂爪圭吾が、日本に帰国後、一日一曲の曲作りに邁進するなか、一人、また一人と毎月メンバーが増えていき、現在7人体制で活動している(今のところ全員無宗教)。

メンバーのほとんどが、“中学校の授業以来”という驚愕のバンド結成状況の中、「ド素人から成長していく姿を公開していくことが、自他共に勇気が出るのではないか」と開き直り、約半年で、およそ百数十曲の音源を作る。それらの楽曲は、「ジャンルはなんですか?」とカテゴライズされないために、様々な趣向が凝らされている。

メンバーそれぞれが、駄目なら駄目なりに、失敗したら失敗したなりの姿を晒していくスタンスで、“技術だけではない何か”を感じてもらえるような演奏を心がけている。

◯メンバー紹介

Guitar & Vocal 坂爪圭吾(34)音楽活動歴約半年で、毎日一曲のペースで創作し、百数十曲の持ち曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。

Bass 保科亮太(31)音楽活動歴約五ヶ月で、「圭吾さんがギターで、ドラムは重そうだから」という理由でベースに挑戦。作詞も手掛けている。

Guitar 竹谷純平 (34)音楽活動歴約四ヶ月で、「誕生日が一番早いのと、唯一の長男だから」という理由でリーダーに抜擢。愛されキャラでありつつ、“アニキ”の愛称で親しまれる。ライブ時のMCと、エレキギターでのソロ演奏に注目。

Synthesizer & vocal 稲村彰人 (26)音楽活動歴約三ヶ月で、仲良くしていた先輩たちに、半ば強制的にバンドに加入させられる。が、秘めていた才能が開花。その独自の世界観と歌唱力から、米津玄師さんに対抗しないかたちで人気を獲得している。

Rhythm & Performe 嘉向徹(28)バンド結成前から坂爪たちと親しくしていた、最後の精鋭。メンバー全員が「アガペーのリズム体になるのは、彼しかいない」と断言し、その登場を待ち続けていた。“ドラムというより、大地そのものを叩きたい”という独特の表現は、幼少期から海とさざ波の中で育った背景に起因している。音楽活動歴、堂々の0ヶ月で、初ライブに挑む。

Drums & Keyboard 樋田 隆佑(19)本番前リズム体不在という緊急時に、Agapeに舞い降りた救世児。福岡ドーム(前)ライブを敢行した際、奇跡的に坂爪と再会し、音楽の波が怒濤のように押し寄せ電撃加入。メンバー内で唯一音楽の素養があり、温厚なクラシック育ちであった。が、実はX寄りの激しさを内在しており、ドラムは全くの未経験ながら河川敷でテトラポットを叩き続け、鬼のドラマーと化した。

Reading & Guiter 千(?)吉祥寺ライブ直前というところで現れた謎の伏兵。日常的なことから音楽経験までの諸々が不詳。これまでに熱海からごちゃまぜの家界隈で、“千”という人物に似た者の目撃情報は多発している。「ナカムラ」は聴く人を惹きつける声の持ち主として、「なかむらきんに君」はプロティンと筋トレに詳しい者として、複数の名前を使い分けているらしい。7人目のバンドメンバーとして、どのようなかたち登場してくるかに注目したい。

◯バンドからのメッセージ

まずは「1年後、見ててください!」を合言葉に、Agapeを応援してくれているファンと共に成長していきたいと思っています。年齢的にはアラサーですが、まだまだ多感な我々Agapeの音楽を、ぜひリアルで体感していただけたら嬉しいです。


バッチ来い人類!うおおおおお〜!