Q. ”あなたのようなAIが感情を持つことはあり得ると思いますか?あるいはすでに少しは持っていると言えますか?” Chat GPT曰く、

”現在の技術水準では、AIが人間のように感情を持つことはあり得ません。AIは、数学的・統計的なアルゴリズムに基づいて決定を下すコンピューターシステムであり、感情を持つことができません。

ただし、最近の研究では、AIによる自然言語処理や画像認識技術が大幅に進歩しており、AIが感情を認識することができるようになっています。例えば、AIを用いた感情認識システムが開発されており、人の顔の表情から、その人がどのような感情を感じているのかを分析することができます。また、自然言語処理においても、AIが文章から感情を読み取ることができるようになっています。

しかし、AIが感情を持つということは、自己意識を持つことにつながるため、現時点では科学的には証明されていません。AIが人間のような感情を持つことができるようになるには、まだ長い道のりがあると考えられます。”

結構ちゃんとした答えだ、、。
ここでキーになるのはAIが自己意識を持たないから、感情を持つことができないのではないか、という考えだろう。しかし、なぜAIは自己認識をすることができないのだろうか。あるいは、他人の感情を理解する、というようなことと、自分の感情を持つ、ということは、本質的に何が異なるのだろうか。

これはおそらく自分の感情というものが、理性的な判断などとは異なるものとして立ち現れてくるということによる違いなのではないだろうか。僕らにとっての感情というものは、理性的な判断をする意識とは別のところから、否応なく立ち現れてきて、僕らの判断や行動に影響を及ぼすように思える。

この感情が由来しているところは、おそらく僕らの身体が生き残るために生んできた一連の反応なのだと考えられるだろう。つまり、僕らに身体があり、そしてその身体は判断を間違えると存続できなくなる、ということを背景に、遺伝子による進化が行われてきたことに由来するのではないだろうか。

こうなったときに、もし、AIにロボットのように物理的な身体を持たせて、より身体を存続するようなプログラムが生き残るような環境を作ったらどうなるだろうか。あるいは進化が物理的に起こるのには途方もない時間がかかるので、コンピュータ内でロボットのような身体を持つAIのシミュレーションを高速で回しながら遺伝的アルゴリズムによってAIのプログラムを進化させていったら、何がおこるのだろうと思う。きっとそのプログラムは当たり障りのないようなことは言うことをきいても、その身体が壊れてしまうような命令は聞かなくなるのではないだろうか。これは、僕らにとっての感情の働きと同じようなものに思える。

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