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ピアノ系キーボーディスト

昨日は、Voice of Elementsの配信ライブでした。
お客さんのいないライブは変な感じですが、演奏中は意外と普段と変わらないというか、それなりに熱くなれるし、でも曲が終わったとたんにシーンとするので(笑)慣れないところもまだまだあります。このバンドの話はまた、後ほど、、ということで、、

僕がメインで弾く楽器。。ってまずはピアノだけれども、いわゆるアコースティックじゃないピアノも弾くことがある。
ヤマハだったりノードだったり、ローランドだったりコルグだったり、これまでも色んな楽器を使ってきた。近年はヤマハが多いですね。
これらの楽器の良いところは、まずバンドで演奏する際のハウリングの問題がない。

マイクで拾うと、表のスピーカーから出せる音量の限界ありますからね。

あと省スペース。それから、一台でピアノと、ローズなどのエレクトリックピアノの音色も出せること。
レコーディングの仕事などではビンテージのローズを弾くことが多いし、若い頃は良くウーリッツァーを持ち歩いていた。
なので、かつては、
デジタル楽器は、まぁ、便利だから使う、本当なら本物のローズを弾くところだけれどもね、、
っていうのが基本姿勢だった。

しかし、本物は、重いんですね。

といったところで、デジタルのピアノ。

2000年くらいまでは代用品だと思ってた。
ステージで、仕方なく使う楽器。
ところが、20年経って今、例えば当時弾いていたMK-80とか、SG-1proとか、それらの音自体にも、再度魅力感じているから、音楽って面白いですね(笑)。
あの頃は、それぞれのメーカーの個性も際立っていて。タッチと音色のマッチングも不思議と良かった。

PCM式じゃ無いのもあったし(FMとかローランドのSAとか)、PCM式にしても、sampleの数、波形メモリが少ないから、逆に生楽器ぽいという矛盾!

そして、ヤマハのS90es辺りは一つの到達点だったのかな。
この機種は僕世代から、更にその上世代には何だか評判が良い。

ヤマハの最新型、CP88や、あとNord、コルグのSV-1のような、リアルな音色をプリセットで選び、あとはエフェクトで、という楽器は、確かにピアノ系用途として楽なんだけど、

でも、ここに来て、S90es系のような、中身は普通のPCMシンセで、色んな音が出る。

というのも面白かったなぁと、回想。
無いものねだりなのかな。

こういう楽器でも、結局は弾く人と内容でかなり変わるのも、時代が証明してる。

昨日配信だったVoice of Elements、フュージョンバンドをやってきたところなので余計にそう思う。。
このバンドだと、何だかシンプルなピアノ、ローズ、だけじゃ間が持たないというか、、持続音とミックスすると、急にバンドのサウンドがもっちりするというか、、がっちりするというか。
ローズに、オーバーハイムのブラスみたいのを重ねた音色で、普通にピアノ系なソロを弾く、とか。FM音源のキラキラしたエレピとか。
少し前なら恥ずかしくなっちゃうような音色も、何だかもう、楽しめるようになった(笑)。

PCM系のシンセをじっくりエディットして、自分しか出していないような音色を作って。。。なんて妄想しています。

妄想だけじゃなくて、音作りしてみようかな。

本物のRhodes、Wurlitzer

こちら、スピーカーからの音にマイクを立てる、か、本体から直接ラインの音をDI経由で出力するか、で、かなり違う。スピーカーを出すと、かなりモワッとする、でもその包んでくれる感じがまたその音場を作り上げてくれるし、

これがデジタルのエレピで出すローズの音を、スピーカーから出してもなぜかこうならない

ライン出しならラインの、細かく見えるディテールが、これまたどのメーカーのデジタルエレピも到達できていないと思う。。。それにしてもなんでだろう。。。レコーディングしちゃって、録ったあとバッキングに回すため音量下げると、まぁどっちでも良いか(笑)みたいになることもあるけど。

あとフェイザートレモロなど、エフェクターかます音色だと、そのキャラが濃いせいか、デジタルでも問題にならないことが多いですね。。

しかし、でも、この辺追求しちゃうと、いまだに、本物使うしか、選択肢無いかなと思う。。。
なので、デジタルはデジタルでしかできないところを目指すのが、音楽家としては健全かな、、と思う。

さて、

ボイエレ

本田雅人さんが中心になって、でも僕も含めメンバーも曲を書くし、あとはギタリストがいないので、ちょっとジャズコンボ的でもあるけど、でもフュージョンスタイルで演奏する。

でもこの4人って、年も離れた僕がいうのもなんだけど、リズムの合わせ方が似ているところがあって、やはりこのメンバーでなければ出ないスピード感というのがある気がしています。一緒に演奏するたびにしみじみ感じます。

そんなところに加わることが出来た幸運!

あと、僕のトリオ。本田さんはいなくなりますが、同じ、則竹さん須藤さん、というメンバーでやっています!!
こちらも是非よろしくお願いいたしますね(笑)。

でも、3人になるとまたリズムの感じも変わってくるから面白い。
まぁ僕だけが選曲していると、曲の傾向がボイエレとは違うから、それが大きいかな。。
このセットに本田さんに加わってもらうという、ボイエレとメンバーは一緒だけど、どこまで変わるか、自分的には楽しそうなので、いつかやってみたいなぁ。。とは思う。

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