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すべての女性に送りたいラ・ラ・ランドから学ぶこと。

LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)ご覧になりました?

アカデミー賞史上最多14部門にノミネートされたミュージカル映画。ミュージカル映画なんですが、劇中のジャズの美しさにも聞き惚れます。そして鮮やかで、美しいのは音楽やヴィジュアルだけでなくて、ストーリーももちろんのこと。

今日は、ラ・ラ・ランドを観て、当たり前すぎるけど当たり前になっていない、女性の生き方について考えようと思います。

STORYをご紹介

夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。(公式ページより引用)

 

ミアとセブは恋人です。セブはジャズバーの開業資金を得ようと自分の目指す音楽と違う方向性のバンドに参加します。ミアは女優になろうとカフェで働きながらオーディションの毎日ですが、脚本から演者まで一人でやりきる一人芝居を開催することにします。

二人が出会って新しく始めたことは、夢に繋がる大切な一歩になるのですが、お互いのアドバイスや応援があったから、始めたことでした。

人生はいつも分岐点に立っている

ところが、ミアが一人芝居を観に来た人に声をかけられて参加したオーディションの後、二人は離れ離れになっていったことが伺えます。

セブ:君は必ずオーディションに合格するよ。そうしたらパリに行かなければならない。けど僕はここに残って自分の夢を追うよ。離れてもずっと愛している。
ミア:私もずっと愛しているわ。

結末を話しちゃうことになっちゃうのですが(すみません…)それから5年後のミアは、女優として成功し、可愛い女の子を授かりました。そして、夫と偶然見つけて足を踏み入れたお店…それはセブの夢であったSEB'Sというジャズバーでした。

映画ではここで、もし二人がこうしていれば…あぁしていれば…二人は一緒になっただろう…というパラレルワールドが回想のように広がります。

出会った瞬間が一目惚れだったら…
セブがバンドメンバーになっていなければ…
セブがミアの一人芝居を観に行っていたら…

このシーンを観て思うのは、いつも人は良くも悪くも分岐点に立っていて、その先には今の人生とは別の世界があったかもしれない、ということです。

けれど、現実は二人とも自分の夢を実現したけれど、二人は一緒にはならなかった。

(セブの参加したバンドにはジョン・レジェンドが!How Cool!!)

ラストシーンのミアもセブも幸せだ、という観点から映画を観る

色んな映画批評を観たのですが、この結末を「ミア、最低!セブは待っていたのに!」っていう人もいるみたいです。そして、その言葉の中には「(おそらくエンディングでは)独り身のセブが可哀想!!!」っていう言葉が含まれてます。

え?それ、ほんと?

…ミアは、ひどいの??
ミアは、結婚・出産と仕事を両方充実させるパートナーとして最高の人を選んだんじゃないの?

…セブは、可哀想なの??
セブは、独身でもバーをオープンさせて楽しんでいるし、もしかしたらこれから最愛のパートナーが現れるんじゃないの?

結婚や出産と仕事を充実させた人、独身ライフを楽しみつつこれからのパートナーを探している人!どっちもオーケー!幸せじゃないですか?

ラストシーンを観て思ったこと2つ!

ひとつは、仕事もプライベートも充実させる決意と判断の重要さ。もちろん独身OKって人はそれでいいのですが、世間的にはまだまだワークとライフの「バランス」とか仕事と子育ての「両立」って言葉が使われるくらい大変なことです。それでも充実させるために決意とベストパートナーを選ぶってこと。

わたしは、30歳少し手前で(日本人と)結婚をしようと思ったことがあったけれど、諦めたことがありました。今、振り返ると当時は日本の地方もバングラデシュも行き来していたので、結婚したら”キャリア”を諦めバングラデシュも地方も行かないで一緒にいなければならない、と無意識のうちに思っていました。自分の決意もなかったんですよね。ちょっと変則的な生活をしているので、どちらも選ぶって難しいことだと思って、解決しようと前向きに向き合えなかった。

逆も然りだと思います。家庭をもって、子育てもして、という立派な女性が、どうして自分のやりたいこと、キャリアを諦めなくてはならないのか?もちろん、時間や経済的なものなど、いろんなことを鑑みなければなりません。けれど、わたしの中高大学生の友人らを見ていると、子育てもして、立派に職場復帰してたり、自分の好きなことを自由に表現していたりする姿は本当に尊敬します。

もう一つは、人生の中で出会った人には必ず意味があって、その人との出会いから学ぶことがあるが、その人とずっと一緒にいるってわけでもない、ってこと。

ミアとセブで言えば、夢を諦めかけた時に出会った一番の応援者という登場人物だったんです。その時の大事な大事な人だったけど、もっと自分の道に突き進んで行った時に、ベストパートナーとの出会いがあったってことです。

わたしの結婚しようと思っていた彼には「なんでバングラに戻りたいのに地方の仕事するの?」「本当にやりたいことなの?」って結構、言われてました。「準備が必要」とか「勉強しなくちゃ」とかいろんな言い訳をしてましたが、本当はそういう弱い自分をたくさん見せてくれる存在だったんだと思います。

今のあなたの目の前にはどんな道がありますか?

ミアは、自分の夢を叶えて、家庭も築き、可愛い子どもまで授かった。順序がどうであれ、全て選べる、と信じること。自分が信じないで、その道が無い無いと、言い張ったら仕事もベストパートナーも現れてこない。まずはある、と思って進むこと。

自分の戒めのために(笑)セルフトークできるように質問をメモしておきます。

・今、見ないようにしている道があるとしたらそれは何ですか?

・どうして見ないようにしているのですか?

・本当は、選びたい道ですか?

・その道を叶えている人は周りにいますか?どんな人ですか?

・道を叶えるとしたら、今、選択しなくてはいけないことは何ですか?

ラ・ラ・ランドは、見る人によっていろんな見方ができる映画ですね。とても美しい映画でした。おすすめです!読んでくださった方が前向きに一歩進める準備ができますように。

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